筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻7-1090 自然を詠んだ歌【雨】

2023年07月12日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、山や川などの自然を詠んだ歌が多いようです。
万葉集に詠まれている
日本の自然が長く残っていくように」と願っています。

今日、紹介する自然を詠んだ歌は、【雨】です。

万葉集/巻7-1090  作者/不明
我妹子(わぎもこ)が 赤裳(あかも)の裾の ひづつらむ
         今日(きょう)小雨(こさめ)に 我(われ)さへ濡れな

【意味】いとしい妻の赤い裳の 裾が濡れているだろう
    きょうの小雨にわたくしも  妻と一緒に濡れたいな

 ※「裳」女性が腰から下に着た衣。
 ※「ひづつ」泥で汚れる。水に濡れる。
 ※「な」願望。

万葉の時代の自然季節感は今の私と今の自然・・・
 「日常生活で、どんな小さな自然気づくことがあれば」
 万葉時代の豊かな自然に触れられる感じがしますよ。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用


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