6月6日は「蛙(かえる)の日」です。
万葉集には、蛙(かえる)を詠んだ歌があります。
今日は、万葉集で生き物を詠んだ 蛙(かえる) の歌です。
万葉の時代は、「蝦(かはづ)」と呼ばれています。
万葉集/巻4-0696 作者/石川廣成(いしかはのひろなり)
家人(いえびと)に 恋ひ過ぎめやも かはづ鳴く
泉(いずみ)の里に 年の経(へ)ぬれば
【意味】家に残した妻に焦がれる 気持ちの消えることはない
カエル鳴くこの泉の里に 住んで一年過ぎたから
※「泉の里」京都府木津川市加茂町。
万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
「かえるの日」の由来: 制定したのは、「かえる友の会」 。 その会員である作家の矢島さら氏の発案により、かえるの泣き声である「ケロケロ」の語呂合わせで、6月6日を「かえるの日」と決めたのだそうです。
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