筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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8月10日は「苔(コケ)の日」 万葉集/巻2-0228 2024年

2024年08月10日 | 00.今日は何の日

8月10日は「苔(コケ)の日」です。
万葉集には、苔(コケ)を詠んだ歌があります。


今日は、万葉集で植物を詠んだ  苔(コケ) の歌です。

万葉の時代は「苔(コケ)・蘿(コケ)と呼ばれています。

万葉集/巻2-0228  作者/河辺宮人(かはへのみやひと)

(いも)が名は  千代に流れむ  姫島(ひめしま)
                      小松がうれに   蘿生(こけむ)までに 

【意味】いとしい人の名は末永く 伝わるだろう 姫島の
  小松の先が大きく伸びて 苔むすようになるほどに

 ※「姫島」淀川河口付近にあった島の名。
 ※「名」評判。
 ※「流る」しだいに広がる。伝播する。
 ※「うれ」木の枝や草の葉の先端。
 ※「蘿」サルオガセ。樹皮に付着して糸屑状に垂れ下がる


万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用


「苔の日」の由来は、宮崎県の服部植物研究所の初代所長の服部新佐博士、二代目所長の岩善之助博士の誕生8月10日、そして誕生花が、ということでこのを「コケの日」として認定をいただいたとのこと。

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