CATS NO POWER!

aibaさんとショウコさんと純に好評のCATS NO POWER!
(不定期更新です。)
(頑張ります。)

ウルフルズ2

2007-03-27 23:16:07 | 思い出せ
ショウコちゃん家に行ったある日、僕はショウコちゃん宅にあるMDを物色していた。
そこでたまたま見つけたウルフルズ。
当時、聴きまくっていた『いい女』も入っている。
これは聴くしかないな、とウルフルズのMDを入れスイッチを押した。

間違いない。
やっぱり最高。
隣にはショウコちゃん。
間違いなく最高。
僕はショウコちゃん宅で『いい女』を繰り返し繰り返し聴いた。
そこで名案を思いついた。

果たしてそれは名案なのか?


続く!

ウルフルズ

2007-03-23 21:34:25 | 思い出せ
ボールの行方がかなり気になるのは無理がないとは思いますが(?)、ウルフルズの『ベストやねん』を買って思い出した事があるので、あの頃のウルフルズの話でも少々。

ショウコちゃんを夢中で追いかけていた大学二年の秋。
とある番組にウルフルズが出ていた。
歌っていたのは『ええねん』。そして、『いい女』。
それがあまりに良くて僕は閉店間際のCD屋に滑り込み、『いい女』が入っているCDを買った。(後日『ええねん』も購入。)
もう遮二無二聴いたよ。
小学六年生ぶりのウルフルズ。あの頃はむしろ嫌いだった『いい女』が、大学二年の今は、良くて良くてたまらない。不思議なものだ。

とにかく、ショウコちゃんと『いい女』に夢中になって数ヶ月。
僕はショウコちゃんと付き合った。

長いこと待った甲斐があった、ってもんだぜ。へへへー


続く!(ボールの続き書けよ笑)

その先に3

2007-03-22 19:52:34 | 馴れ初めた後に
コートを飛び出し、走るボール。
壁を目掛け…否ッ!壁際に束になっておかれているマット目掛け走るボール。
マットの上には、僕らの荷物やら、着替えやら、財布やら、ショウコちゃんにあげる指輪が入ったアナスイの小さな袋やら、飲みかけのジュース…
って、ちょっと待てよ?
もう一度確認してみる必要があるゾ?いや、確認は必要だ。
マットの上には…
僕らの…
荷物。
着替え。
財布。
ショウコちゃんにあげる指輪が入ったアナスイの小さな袋。
飲みかけのジュース。
等々。

…。
って、ダメだぁ!
気づいた時にはもう遅い。
僕の脚など走るボールに追いつけるわけもないのだ。

マットすれすれに走るボール。
このまま行けば、確実に指輪の袋に命中する!
もし命中して、指輪が壊れちまったら…ヤバい!
ああ、ヤバい。これは本当にヤバいぞ!

果たしてボールの行き着く場所とは!?


続く!

その先に2

2007-03-21 19:27:28 | 馴れ初めた後に
~前回のあらすじ~
ボールがとある場所へ向かって暴走しているのだ!果たして行き着く場所とは?!



徐々にスピードを増すボール。
空気と擦れ、火さえ吹きそうなスピードだ。

「へへっ。誰も俺には追いつけないぜ」
ボールは言う。
「あいつら俺に手も足もでないみたいだな。」
ボールは言う。
「このまま、どこまでも飛んでいきたい。」
ボールは言う。
「狭いコート内でしか生きていけない、こんな生活はウンザリなんだ!」
ボールは言う。
「ああ、心地よいぜ。あと少しでコートを抜け出し、自由を手にすることが出来るんだからな」
ボールは言う。
「え?ちょっと待って?」
ボールの顔色が変わる。
「この調子でこのまま行くと…ああっ!ダメだ!そこだけはダメだっ!」

果たして淳さんのパスの行き着く場所とは?!


続く!

その先に

2007-03-14 23:13:49 | 馴れ初めた後に
ボール。
空を切り裂き走る、ボール。
淳さんが放ったそれはパスと呼ぶにはあまりに速く鋭すぎた。
それ故に、誰も手を出そうと…否ッ!誰も手を出すことができなかったのだ。

淳さんの放ったボールは空をさまよっていた。
行くあても帰る場所も何もない。
淳さんの放ったボールは空を切り裂き走り、激しくうなっていた。
誰か俺を受け止めてくれ、と。
が、そんなボールの願いもむなしく、ボールはコートの外へと飛び出してしまった。
が、まだ止まらない!淳さんの放ったボールは、とどまることを知らなかった。
いや、むしろ何かに向かって突き進んでいるようにも見えた。
僕は、ボールが最終的に行き着きそうな場所に目をやった。


…!?
ええっ!!?
ま、まさかそこは!?
そこだけはダメだぁーっ!!
僕の願いなど速く鋭すぎるボールに届かず、無情にもコート内で砕けて消えた。

果たして淳さんのパスの行き着く場所とは?!


続く!

体育館に着いたよ

2007-03-07 23:08:02 | 馴れ初めた後に
高坂駅で降りた僕は、体育館めがけて走った。
ニヤニヤしながら走った。
「俺、買ったんだぜ」
皆にそう報告したくて、ウズウズしてニヤニヤが止まらなかった。


ニヤニヤしたまま体育館の前に着いた。
体育館から漏れる奇声。体育館は狂気で渦巻いていた。
そんな狂気の中に、さっきから狂喜しっぱなしの僕は飛び込んだ。

「買ったよー!」

入った瞬間に、僕の口からそう言葉がこぼれた。
そんな僕の言葉を聞き、真っ先にやってきたのが、淳さんと水田さん。
(色んな意味で)色々とお世話に二人の先輩だ。

「ちょっと開けて見ていい?」
淳さんが冗談と本気が混じったような声で言う。
「ひゅうひゅう~開けようぜ開けようぜ~」
キューピッド兼悪魔の水田さんが、そう囁く。間違いなく悪魔の囁きだ。
そんな二人に対し、
「やめてくださいよ~でへへぇ」
とデレデレな僕。
本気で、やめてください!なんて言う必要もない(そもそも言えない)。
わかってた。
淳さんと水田さんは決して開けるような先輩じゃないって。


そんなこんなで、一通り楽しんだ(笑)僕らは、続いて活動(バスケットボール)を楽しんだ。

ボールがああなってアレがあんな風になって、僕ら(淳さんと水田さんが)が、うわあっ!となることを知らずに。


続く!(何がなんだかだな笑)

その手を

2007-03-05 23:28:01 | 馴れ初めた後に
東武東上線はようやく動き出した。

動き出した電車の中、僕はある事を考えていた。
ショウコちゃんの手の事だ。
当時、ちゃんこ屋で働いていたショウコちゃん。
水が合わないのか、それとも皿を洗いすぎているのか、その原因はわからないが、ショウコちゃんの手は荒れていた。不毛の大地さながらに荒れていた。
ひび割れ、あかぎれ、手湿疹…等々。
出来ることなら、僕の手と交換したい、とさえ思った。

どうすれば良くなるのだろう、何度も何度もそう考えたが、僕にはわからない。
ただ、わからないなりに何かしたい、ずっとそう思っていたので、大分前から一つの策を思い付いていた。
学食で相談した(ショウコちゃんの親友)たかちゃんも、「いいよそれ~」と言ってくれた。
やる。
凄くチープだけど、絶対にやってやる。
電車の窓に間抜けに僕の顔が映る。
“やれるのか!?”
僕は問う。
“当たり前だ!”
窓に間抜けに映る僕が答える。
カッコ良く表現しているが(?)ただの自問自答だ。
“絶対にやるんだ!”
窓に映る僕と生身の僕の気持ちが一つになった。
その時、電車の扉が開いた。

気づけば、電車はもう高坂だった。


続く!(僕のチープなそれはもうちょっと先の話だぜ。)

電車はまだ走る。

2007-03-04 23:41:08 | 馴れ初めた後に
僕は、東松山へ向かう電車に乗っている。
原宿~東松山は結構遠いんだ。

電車内で僕は不思議な感覚に襲われていた。
嬉しさと楽しさと喜びと…とにかく、そういった感情が一つの塊と化し、僕のみぞおちから胸の辺りを行ったり来たりしていた。胸が弾む、ってこれを言うのかな、なんて思ったりもした。
東松山へ向かう電車内、恥ずかしげもなくニヤニヤすることもしばしば。
“ああ、早く。早く誰かとこの喜びを分かち合いたいなぁ”
そんなことを思っていた僕は、見ず知らずの人に声をかけ、喜びを伝えててしまいそうな勢いが、あの時の僕にはあった。

僕はようやく池袋に着き、東武東上線に乗り換えた。
ただ、池袋からが遠いんだよなぁ…


東武東上線に乗ったところで、続く!