甘辛

連休の頃は関西方面への高速バスもよく混んでいます。
朝１０時１０分発のJR高速バスで大阪までお登りさんでした。
目的は社会見学って事じゃなくって単なる野暮用でした。
まあ、生きている内の一種の親孝行ってヤツですかね。

バス停までは車で５分あるかないかですから、
呑気に準備していましたが２０分発と勘違いしてて大慌てで飛び乗りました。
案の定満席でした。
車内案内が終わってしばらく窓の外など眺めながら海やら里山を見ていましたが、
どうも後部座席で中年夫婦の会話がはずんでいるのが耳につき出しました。
その声は、ぼやっと聞いていると女性の声は、早口で少し高い声です。
それとはなしに聞こえてくるので、何処か韓国語みたいに聞こえます。
多分外国の人が聞けば、日本語も韓国語も中国語も同じ様にアジアの言語として聞こえるんでしょうね。

男性の声は低いのでボソボソと聞こえますが、この二人の掛け合いがなかなか収まりません。
かなり里山の訛りが入っているので会話の内容は聞き取りずらいですが、
それ以上に間断なく会話しているのが耳障りで、神経に障りイライラしてました。
ジョウビタキやウグイスの笹鳴きに慣れてる耳にはこれは地獄でしたね。

終点まで後少しと言う途中のバスストップで降りたので、
降りる時には、後から背中に蹴りを入れるポーズをしてやりました。
親指を下にして心の中でブーブーとブーイングをしてやりました。
（なんと心の優しい里山なんざましょ）

親孝行は、ホンの一日でしたが介護の真似事みたいなのをやらせて貰いました。
赤ちゃんの時にして貰った事を今は立場が変わってこちらがやらせて頂く、
こんな考えが親子の絆を深めるんでしょうかね。

帰りは往復でバスの指定席を取ってありましたので一応乗れましたが、
さすが遅い時間帯のバスはどれも満席でした。
少し時間がありましたので、恒例のデバ地下でのお土産物探しです。
さすが、２月１４日のバレンタインデーを控えていますのでチョコレート売り場は何処も人だかりでした。
もちろん愛する燦ママへの「ＧＯＤＩＶＡ」のチョコレートセットを先ず最初にゲット。
バランスを重んじる里山ですから、「和」の代表として「源吉兆庵」の「野の宴」も買わせて頂きました。
続いて、「神宗」の塩昆布セット、これで甘辛揃いました。

どうでもええけど、
「甘」という漢字は、よく見ると笑っている顔に見えますね。
「辛」という漢字は、よく見ると口をすぼめてかれぇーって言ってる顔に見えませんか。

オイラはよくワキが甘いと言われますが、
どうせ今回はオイラのお土産も無いことだし、腋を掻くしかありまへんがな。（表題写真）

イヤイヤ、そんな事おまへんで、ちゃんとありまんがんな。
「ＰＡＵＬ」のクロアッサン、これがまたチョー美味いんじょ。