前年に長男が誕生した家では、子供の成長を祈って秋に「初灯籠」を作り、1月11日に家の前に立て祝宴を行います。そして祭り当日まで家の前に立て15日夕方灯篭送りの宴を開いて後、松明を先頭に祭り会場へ運ばれ、社殿が燃え上がった時に燃やされます。
<下記は野沢温泉道祖神祭りHPより>
灯籠の高さは5間(約9メートル)、中心柱は下段がミズナラ、上段が杉を使い、最上部にオンべ(御幣)、その下に傘、この傘の周囲に赤色の垂れ幕を回らし家紋を付けます。傘の下には風鈴に、丸灯籠、白扇、ようらくを吊します。次には絵を描いた菱灯籠、そして竹ひごを柳の枝のように垂らし、中央に万灯籠を付けます。一番下には竹の輪を二重に吊し、親戚や友人たちから寄せられた書き初めをたくさん下げます。