14日(日)に出身講座の同窓会が、阪大の銀杏会館であった。昨年度、東海先生が盛岡先生から講座を引き継いだことから、東海先生の着任記念パーティを開催した。その集まりを継続し、現役大学生とOBの交流を深める目的で、同窓会を毎年開催することになった。
懇親会に先だち、研究室の動きが報告され、ついで京都市上下水道部長の野村さん、兵庫県立大学の新澤さんの講演があった。
野村さんは、留学時代に得意の絵を活かして個展を開いたことなど、盛りだくさんのエピソードを披露された。職場で実直にコミュニケーションを積み重ねてこられた様子。末石先生の「1割10年理論」等をメッセージとされた。1つの職場で10割を注がず、1割は次のことをやり充電にあてよ、1つのことは10年で区切りをつけるという教えである。
新澤さんは、環境経済学の創始期からの話をされた。ご自分の研究では、ウオーターアナリシス(バーチャルウオーター)、排出量取引を早くから手掛けられた。末石先生の「研究を閉じる」というメッセージをかりて、話をまとめられた。
環境学をつねに開拓してきた大阪大学工学部環境工学科(6講座、末石・盛岡・東海研究室)。そこに築かれてきたこと、生まれてきた知恵、学んだことを皆で大事にしていきたいものだ。