エル・カザド 第13話「隠す女」 (Aパート) 2007/06/26 01:30 テレビ東京感想です。
ストーリー(Bパート):
中央に塔のある施設に向かったエリスの目の前に現れたエル・エー。
彼から自身の出生の秘密を聞かされるも、シュナイダー博士の死の真相は聞き出せなかった。
その頃。エリスを探しながら施設に迷い込んだナディは、ここで多くの人工魔女が生み出されは、
処分されていったことを知る。非人道的な研究に怒りを抑えられないナディ。
一緒に行こうというエル・エーに拒絶の意を伝えたエリスは、ナディと無事再会。
心配するナディにあやまるエリスは。ナディと共にさらに南へ行くことを決意するだった。
一方、エリスの出生の秘密を知ったナディは、命に代えても守ると胸に誓うのだった。
こうして、互いに互いを思い合う二人は、それぞれ知り得たことを隠し秘密を持った。
………というお話。
レビューな感想(Bパート):
CM明けはローゼンバーグと上院議員が接触から、政治家と癒着な彼の目的とはいったいなんだろう。
ナディ「エリス!」
ナディさん、未だエリスちゃんに追いつけず、代わりに変な施設に入り込んだの。
エリス「熱い…」
特殊部隊「待て」
その頃のエリスちゃんは塔の目の前までやってきてた。
夕日にかざすインカローズが光と熱いくらいの熱を放ってるみたい。
ここが目的地ってこと? けど…またも特殊部隊が…。
うわぁ、スゴイよエリスちゃん!驚異の身体能力でジャンプ!ジャンプ!
機関銃の銃撃を避け、壁の僅かな突起を足掛かりに一気に駆け上がっちゃうの。
このまま逃げ切っちゃえエリスちゃん!とか思ってたら足場を打ち抜かれバランスが。
転落寸前で体を捻って近場の突起に捕まったけど、このままじゃ射撃の的なの。
息をのんだ瞬間、兵士は超変態美少年ストーカーエル・エー君によって抹殺された。
ナイス、エル・エー。その隙に施設の屋上まで登り切ったエリスちゃんでした。(ホッ)
敵ながら、ナディさんよりもお役に立ってるのがなんか悲しいなって思ったり。(苦笑)
エル・エー「やあ…エリス。」
エリス「…血…」
エル・エー「ああ、ごめん…。君を汚してしまったんだね。ボクとしたことが」
なんか、この会話って傍目から聞いてると凄っく怖いんですけど……。(汗)
ともかくですよ。ついに、ストーカーと直接ご対面…再びなの。
エリスちゃんは「降られた女」での初対面を思い出します。
ナディが気絶させられたところからなのがエリスちゃんらしい。
エリス「いつでも見てるって…」
エル・エー「ああ見ていたよ、エリス。いつでも君をね。」
エリス「どうして?」
エル・エー「言ったよね。君はボクにとって大切な存在なんだって」
エリス「言ったよ。違うって」
エリスちゃんの口から紡がれる拒絶の言葉。
でも、当然のごとく、エル・エーくん全く動じず。
で、ナディさんはというと。怪しげな施設の深部に…。
そこでは人一人が入れる大きさの培養器を目撃なの。
おそらく、ここはエリスちゃんが生まれたバイオラボ。
さらにナディさんが見回すと培養器が無数にあったってことは、
エリスちゃんの他にも人造魔女がいたってことだよね。
その子たちはどうしちゃったんだろう。
エル・エー「傷つけたりしない。君が知りたいことを教えてあげたい。」
エリス「わたしが知りたいこと…」
エル・エー「だから、ここに来たんじゃないのかい?」
エリスちゃんが知りたいこと、それは自分が何者かってことだったよね。
もう一つはシュナイダー博士の死の真相。
ナディ「さすがに何も残してないか…」
さらなる手がかりを探して研究室を探るナディさん。
何にもない中に、数枚のマイクロフィルムを発見なの。
いくつか破れているなかで無事な物を見つけたよ。
魔女について語るエル・エーくん。
昔、魔女の一族が居て、風や炎を操ったこと。
でも、今は滅んでしまっていないこと。
ここまでは、これまで聞いた情報だよね。
ナディ「何これ…」
ナディさん、フィルムの中から子供達が映ったのを見つけたよ。
その子供達はみなエリスちゃんに似ているように見えるの。
エル・エー「そこで人工の魔女が造られた…。それが君なんだよ、エリス」
うんん、ここもこれまで聞いた情報だよ。エリスちゃんを除いてはね。
でも、ナディさんと重ね合わせるような演出はすごくいいと思う。
リカルド「厄介なことになってきたな…」
外では、待つ男なリカルドさん。特殊部隊の援軍が送り込まれたみたいで、長居は危険だね。
エル・エー「魔女のDNA持つ生命はたくさん造られた。でも、どれも失敗作だった。
君と…そして、ボクを除いてね。ボクも同じなんだよ。エリス。
ボクは男だから、君のような力は使えない。
でも、人間よりはずっと優れている。ずっと…ずっとねぇ。」
なるほど、だからエル・エーはハァハァでエリスちゃんとシンクロすることはあっても。
戦闘時でも普段でも摩訶不思議な力は使えなかったんだね。
でも、驚異的な身体能力は備わっている。だから普通の人間よりも優れていると。
エリス「みんなはどうしたの?」
エル・エー「今、この世界に存在しているのは、君とボクだけだ。」
エリスちゃんは自分の出生の秘密を知ることになったけど、意外にも冷静すぎるのが痛いの…。
ここまで来ると、気になるのは一緒に造られた仲間のことだよね。
この世界の「人工魔女」は、エリスちゃんとエル・エーだけらしい。
エル・エーが口にしたように…失敗作として処分されと……酷い……。
ナディ「それじゃ…さっきのは……」
いくつものマイクロフィルムを見て、エリスちゃん似の複数の子供達、
無数の培養器(生体ポッド)、無造作に廃棄された人骨の山………。
これらの情報がパズルのように組み合わさって完成したみたい。
エル・エー君が語ったエリスちゃんの出生の秘密と同様であり、
それはナディさんの世界観がひっくり返るほどの衝撃だったに違いないの。
……ナディさんが無表情に……
そして…思わず拳に力が入り、手にしたスライドがグシャっと音を立てます。
………これって…静かなる怒りって奴ですね。それも怒りの質が違うのです。
ここで行われていただろう非人道的な研究が許せないのでしょう。
エリスちゃんが狙われる理由でもあるから。
エル・エーはさらに語る。
エリスちゃんの能力が、今は無意識によるものだけど。
いずれ、意識して使えるようになるらしい。それこそ無敵ヒロインだね。
でも、そんなことよりも、エリスちゃんの知りたいことは別のこと。
エリス「その力で私は博士を殺したの?」
何を置いても、事件の真相なんだよね。でも…エル・エーは博士のことは知っていても、
エリスちゃんがその力によって命を奪ったかまでは知らないみたい。
いまだ無表情のナディさん。
ナディさんが本当に怒るとこうなるんだね。
床に置いたスライドに可燃液をかけるナディさん。
スライドめがけて発砲。燃えるスライド。
弾丸がつきて、空撃ちになってるのも気づいてないの。怒りで完全に冷静さを失ってるよ。
エル・エー「人間なんて愚かでつまらない生き物にすぎないんだから。
さあ、ボクと一緒に行こうエリス、二人で始めるんだ。」
エル・エーそれは間違ってるよ。
人より優れた力を持っていても、君のように心が無い奴が愚かなんだ。
それにエリスちゃんはこれまでいろんな人を見てきたんだよ。
少なくとも一番身近にいるナディさんは愚かな人間じゃないって。
まあ、ちょっといろいろと頼りないけどさ。
エリス「あなたが嫌い。大っ嫌い。」
よく言ったエリスちゃん!こういう奴にはハッキリ言ってやらないとね。
ま、逆に暴れられたら困るけどさ。(汗)
エリス「私は南へ行く。ウイニャイマルカ(永遠の場所)はここじゃないから」
ふ~ん、ウイニャイマルカは別の場所なんだ。新たな目標が決まったね。
エル・エー「ウイニャイマルカ…」
何を思う?初耳じゃないよね。(謎)
エリス「もう私を見るのはやめて」
おお、完全な拒絶の意なの。ずっと見られてるのは嫌。当然だよ。
エル・エー「ナディには気をつけるんだ」
エリス「意味わかんない」
あわわ、こんな捨てぜりふまで吐いちゃうエル・エー。
恐らく自分とエリスと違う存在は認めないと言いたいのでしょう。
エル・エー「ちょっと急ぎすぎたかな。」
おいおい………これでも分からないエル・エーはもうダメだ。(滝汗)
いずれ、自分のところへエリスちゃんが来るから待つんだって……。
やっぱり超変態ストーカーだわ。一筋縄ではいかないの。
てか、実質的な恋敵となるナディさんに矛先が向いたら厄介だわ。
ナディさんじゃ、エル・エーに対抗するすべはないもの。
そういや、まだナディさんは直接エル・エーと対面してないね。
そして、今エリスちゃんが一番会いたい人。それは……
エリス「ナディ~!」
もちろんナディさんなの。
エリスちゃんが普通の人間じゃなくても受け入れてくれる人。
いっつも自分を気遣ってくれる人。
でも………現れたのはナディさんじゃなくて…
エリスちゃんが気配に立ち止まると、特殊部隊の兵士が二人。
二発の銃声。
ナディ「援軍が到着したみたいね。」
エリス「ナディ…」
エリスちゃんのピンチを救ったのはナディさん。
ナディ「馬鹿、隠れてろって言ったでしょ。…でも…無事で良かった……」
前半は怒った口調。でも後半は安堵の声なの。
そして、会いたかったナディさんと再会したエリスちゃん。
真っ先にナディさんの胸に飛び込んだの。
最初は急なことに戸惑ったけれども、優しく抱擁なの。
エリス「ごめん………」
ナディ「エリス………」
ああ、エリスちゃんが心配駆けたことを素直に謝ったの。
いいなぁ、この二人の姿。なんだか姉妹みたいに見えるし。
お互いがお互いを大切に思ってるって感じだよ。
エリス「ここじゃなかった。南へいこう…」
ナディ「エリス…」
新たな目標を告げるエリスちゃん。ナディさんなら一緒に行動してくれると確信してるの。
エリス「ウイニャイマルカ(永遠の場所)」
ナディ「うん、いこう」
ナディさんにもエリスの気持ちが伝わって………。
信頼という名の絆で結ばれた二人の身も心も預けた証。
両想いな二人に百合フラグが成立した頃。バックに流れるのは無敵モードの曲だよ。
ナディ「仕事熱心なことで」
二人は、特殊部隊の援軍・第1小隊を相手に消化器の煙幕で脱出なの。
たぶん、さっき倒した二人分の防護服のコスプレでね。(笑)
上の方から見ていた、待つ男・リカルドさんも思わず笑みを浮かべています。
おや?特殊部隊が捜索を取りやめて撤退するようです。
ブルーアイズ「了解。ローゼンバーグか…」
彼女には、Bレディからの報告があったみたい。
ローゼンバーグ「我々の未来のために」
向かい合わせの席に、上院議員とローゼンバーグ、赤ワインで乾杯です。
どうやら、特殊部隊を撤退させたのはリトゲン上院議員みたいだね。
なんか、全てが終わったときに国家の英雄になれるとか焦臭いことを話してます。
エリスちゃんとナディさんは野宿みたい。
なんか焚き火でフランクフルトを焼いてるよ。
輝くインカローズを神妙な面もちで見つめているナディさん。
なんか、とっても思い詰めたような表情なのですけど……。
ナディ「この子、あそこで何かを知った…なにを? まさか…自分の…」
うぉ、インカローズを握りしめて何かを決意した模様。
なんかいつものナディさんスマイルがないのが悲しい。
ナディ「この子は私が守る。命に代えても。」
…………ナディさん。エリスちゃんフラグが振り切れちゃってますけど大丈夫かな。
まさか、死亡フラグが立ったんじゃないよね。主人公の一人だから大丈夫だとは思うけど。
ともかく、ナディさんの中で自分の命よりも大切な存在になっちゃたみたい。(苦笑)
フランクフルトの焼き上がりが待てないエリスちゃん。(笑)
ナディ「まだ。」
エリス「まだか」
ナディ「そっちも」
ナディ「こっちもか」
なになに、この和むやり取りは、重い話の後にだけれど。
今回はこの閉め方がいい感じだよ。仲良しの印だね。
ブルーアイス「この日二人は、互いに新たな秘密を持った。」
ナディさんの秘密は、エリスちゃんの出生の秘密を知ったこと。
エリスちゃんの秘密は、自分の出生の秘密を知ったこと。そしてエル・エーのこと。
なんとなくエリスちゃんの方が一つ秘密が多い気がしますが、
ナディさんが冷静さを欠くような情報というのも気になるよ。
互いに執着するあまり、相手の心を傷つけることへの恐れなのかな?
たぶん、二人とも、秘密を話したら今の関係が壊れると思っているのかも。
あと、心配なのは、ナディさんの方。なんか妙に思い詰めた感じだったから。
さて、次回のお話は「メイプルリーフ」シュナイダー博士とエリスちゃんの過去話のようです。
「呪う(まじなう)女」でナスターシャが読みとった記憶も出て来るみたい。
( Aパートを読む )
過去記事:
エル・カザド 第12話「撃つ男」 (Aパート)
エル・カザド 第12話「撃つ男」 (Bパート)
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おすすめリンク:
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メインの話題は、うちでやってしまったので(笑)、余談を。
>なになに、この和むやり取りは、重い話の後にだけれど。
>今回はこの閉め方がいい感じだよ。仲良しの印だね。
そうそう。これよかったです。
まさにいえっさ教。洗脳されそうです(苦笑)。
いつも、コメントありがとう。
うちへTBが通れば良いのだけれども。
前はちゃんと通ってたのにねぇ。(謎)
>まさにいえっさ教。洗脳されそうです(苦笑)。
そうですね。私もイエッサ教に洗脳されそうです。
この二人のこういうやり取りって大好きです。
こんなほのぼのがずっと続くといいなぁ、なんて思ったり、
でも、それじゃお話が進まないんだけどね。