潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

*好き*を日々、つらつらと。
本、コミック、海外ドラマ、ベランダ園芸、雑貨、DIY、オカメインコなど思いつくままに。

市川ジュンの「華の王」(北条政子もの)

2022-06-15 19:00:00 | コミック

 梅雨……湿度↑↑……暑い(;´Д`)💦。

 

 この間、日本の歴史小説アレルギーが……と書きましたが、コミックの方は好みこそあれ、そんなことはないとある意味自信を持って言えます^_^;。

 

歴史小説にアレルギー? - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

四国が梅雨入り平年より8日遅く中国地方、マダー?……って明日あたりですかね。この頃思うのですが、私日本の歴史小説って苦手かも(´・ω・`)。実は私...

goo blog

 

 

 市川ジュン『華の王』(あおば出版)全3巻、片付けをしていて発掘()し、久しぶりに読み返しました。いえ、持っていることは覚えていたのですが、「市川さんの歴史もの、文庫で持ってたよな〜」くらいのあやふやな記憶で。もう何年、いや10何年読んでいなかったので、忘れてましたわ

 というかこれ、とってもタイムリー。北条政子ヒロインの作品です

(そういえば今晩の「歴史探偵」も北条政子らしい)。

 

 市川さんといえば『陽の末裔』がぱっと頭に浮かぶのですが、こちらはそのあとの作品ですね。wikiがあまり充実していないので、過去現在の活動状況がよく分からなくて残念

 この『華の王』は市川さんの綺麗な線、繊細さとパワーを兼ね備えた絵柄で、歴史に忠実に描かれたコミックです(「後妻打ち」あたりも描かれてます)。作品自体は頼家の代の途中で終わっているので、政子の生涯を描ききったという長さではないのですが、読み応えはしっかりあります。キラキラした頼朝や小四郎(北条義時)もなかなかですよ

 あとがきを読むと、スコラ社の倒産で最初の単行本が絶版になったあと、同社を引き継いだあおば出版から出たのがこの全3巻の文庫版みたいですね。でもあおばもその後なくなっちゃったので、朝日新聞出版が上下巻の文庫を出したようですが、それも今は手に入りにくいのかな? さいわい、電子書籍があるので読めるといえば読めそうですが、こういう好機に再版すれば良かったのに……と思う私でした。いやいや、もったいない

 私の持っている本もヤケちゃってるので、電書で買い直そうかな?

 

 今から四半世紀以上前の作品ですが、ずっと残していきたい名作だと思います(出来たら、もっと尼将軍としての活躍も読みたかった☺️)。



コメントを投稿