オリヴィア・ロドリゴが
これほどヒット曲を出し続けるとは思わなかったですね。
「drivers license」がビルボードで1位を独走した2021年の時点では
ディズニー・チャンネルの人気のティーンの女優が
歌手をやっても器用にこなせるのだなあという驚きがありましたが
今のポップ音楽の主流であるR&B、ヒップホップ、ラテン、カントリーといった
どのジャンルにも属さない曲調、それも一昔前の本当にポップな曲調だったので
そんなにヒットは続かないだろう、女優の卵の余技で終わるだろうと
個人的には思っていました。
ところが、その後も次々とヒットが続き
2023年になっても全く勢いは衰えず
出す曲出す曲がビルボード上位を賑わせています。
今日も、最新曲「bad idea right?」を聴いて
そのノリの良さに驚かされたばかりです。
ビルボードチャートでは7位に終わりましたが
日本人好みの軽快なサウンドだと思います。
【和訳MV】Olivia Rodrigo - bad idea right? / オリヴィア・ロドリゴ - バッド・アイデア・ライト?
☆☆☆
このように
今の時代では
ポップな曲調といっても
かつてのアンディ・ウィリアムズとかオズモンズといった
いかにも古き良き時代のアメリカという感じではなく
ヒップホップとかラップとかエレクトリックサウンドなどの
おいしいところだけを切り取って
聴きやすいようにつなげてみたサウンドということに
なります。
オリヴィア・ロドリゴの曲を聴くと
かつてのバート・バカラックのサウンドを
さらに粘った感じで引き伸ばしてウェットな感じにしてみたり
80年代の一時期に流行ったチア・リーディイングのサウンドを
現代風に再現してみたり
彼女の周りのスタッフのいろいろな工夫が感じとられるのですが
「bad idea right?」を聴いていると
(あくまでも個人的な「連想」ですが)ハービー・ハンコックの
この曲を思い出しました。
80年代、これも随分と流行った曲ですね。
懐かしい!
Herbie Hancock - Rockit (Official Video)
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