先月(2018年12月)
Carpenters(カーペンターズ)がニューアルバムを発表した。
イギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・フィルハーモニーをバックにして
リチャード・カーペンターがアレンジを施した新譜らしい。
亡くなってからもう40年近く経つというのに
いまだにこうして、カレンの歌声を
新しい試みで”復活”させようとするリチャードの熱意には
毎度ながら驚かされる。
こちらも、そのたびに
いつのまにかあまり聴くこともなくなった
カーペンターズの音楽を久々に懐かしく聴き
そして、一つ一つの曲に込められた記憶を蘇らせ
感傷的な気分に浸ることになる。
そんなわけで・・・
今日もまた、カーペンターズを聴いている。
以下、今お気に入りの曲を2つほど。
①”We've Only Just Begun”(邦題「愛のプレリュード」)
リチャードが「カーペンターズの代表作といえばこれ」と語った曲。
確かに、オリジナルと
カーペンターズのカヴァーを比較して聴けば
素晴らしいアレンジに感動すら覚える。
Aメロの途中の伸びる音に
バックコーラスの厚みを加える発想とか
Bメロに入ってすぐ
絶妙のタイミングで挿入される金管の鮮やかさ。
やはり
これだけのものを引っ張ってこれる才能は
非凡というほかない。
(オリジナル)
Paul Williams & Roger Nichols We've Only Just Begun
(カーペンターズのカヴァー)
carpenters -We've Only Just Begun
②I Need To Be In Love (邦題「青春の輝き」)
この曲が発表されたとき
日本ではそれほどの大ヒットにならず
「隠れた名曲」という扱いだった。
それが、1990年代になって
人気ドラマのなかで使われたせいで
今や日本においては
カーペンターズの代表曲となっている。
それにしても
この原題から「青春の輝き」という邦題を考えた人は
大したものだと思う。
曲の素晴らしさが一際増してくるようだ。
今回、カーペンターズを聴き直して
この曲が一番心に沁みてきた。
以前は「遥かなる影」とか「スーパースター」などが
最も心に響いていたのだが。
自分の好みはコロコロ変わるようだ。
I Need To Be In Love (青春の輝き) / CARPENTERS
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