日経新聞2月22日夕刊
明日への話題
国立天文台副台長
渡部潤一さん
天体衝突は、いつかは、必ず起こる。
いつどこで起こるかを完全に予測することはできない。
通常隕石は、一日一個程度の割合で地球のどこかに落ちている。
地球に衝突する可能性の小惑星を世界中で捜索し、既に一万個近く発見してきた。
さすがに10メートルクラスは小さい。
たとえ月の距離まで近づいても、
東京から富士山頂にあるたった数ミリの砂粒を探すに等しい。
宇宙には、未知なる天体が無数にあり、地球は、それらがうようよしている空間を進んでいる。
隕石落下により、放射能も心配されるのだが、
放射性物質を自らにとって危険なほど濃縮して生み出しているのは人間だけである。
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