楠ヶ丘25P仲間の広場

みんなで楽しく参加ブログ

キーボード

2007年06月03日 | 近況
世戸です。

前回は怪我で入院中に投稿しましたが、その後経過は順調で、日常生活はほぼ支障のない状況にまで回復できました。

昨夜、久々の東京地区P25同窓会を開催、その時にも話題となったキーボードの配列についてですが、添付写真をご覧下さい。

意外と意識をしていないと思いますが、日本では日常生活の中で配列の異なるキーボードが混在しています。

日本国外では、殆どが携帯電話の配列(ISO規格)に統一されていますが、日本では電卓の配列(JIS規格)が結構普及しています。
キーボードは、キャッシュカード・クレジットカード利用の際の本人確認、あるいは金額入力に不可欠なもので、バリアフリーの発想からはISOへの統一が望まれます。

銀行ATMのタッチパネル式のキーボードまで含めると、視覚障害のある人には大きなバリアになっているようです。

偶々、最近読んだ本で認識した話です。






東京地区同窓会の様子は、他の参加者の皆さんからも投稿願います。

関大のイベント

2007年06月02日 | 近況
服部@シャガールもクレズマーも好き です。

関西在住のみなさまへイヴェント情報;

学外からの聴講大歓迎だそうです。ぜひおでかけくださいね。


☆☆☆関西大学ロシア語開講50周年記念企画☆☆☆

『シャガールとクレズマー』

ベラルーシに生まれたユダヤ人画家シャガールについての
レクチャーと、ユダヤの音楽クレズマーの演奏。
6月9日 16時30分から
法文3号館5F:AV-B教室にて


レクチャーとクラリネット:樋上千寿氏
アコーディオン:白石雅子氏


新緑の京都ー大文字山に登る

2007年06月01日 | 旅行
服部です。
さて哲学の道のそばに泊まって京都の二日目。今日会う夫の友人は昨日の人とは違って早期退職した後 ふるさとの京都にもどって きのこ観察会や「まつたけを増やすプロジェクト」に参加して山を歩き回っている元気な人です。「銀閣寺のそばに泊まるなら朝食前に大文字山に登ろう。登るったって30分くらいだよ」という彼の提案で7時半銀閣寺のそばの道から大文字山に登り始めました。スマートな男性二人はスイスイ登って行きますが(夫は腰が痛いとか言ってたくせにぃ。。)私はゼイゼイハアハア、日頃の運動不足がこたえます。こんな時間でももう降りてくる人たちがたくさんいました。犬を連れたお散歩風の人や学生さんのグループなど。とうとう大文字の大の字の横棒の場所に到達!



大文字の送り火が燃えているところを一度も見たことがないのですが 薪は一直線にびっしり並べるのではなくて ところどころに置くだけなんですね。ここに大きな薪の山を置いて火をつければ下からは線のようにつながって見えるのでしょう。
(二本平行に並んで置いてあるのが台なのだそうです。)

ここから京都の町が一望のもとに見渡せるはずでしたが ちょっとかすんでいます。黄砂のせいだそうですが、、手前の森が吉田山、その後ろに立っている二つの茶色の建物が京大、奥の森は御所とのことです。あのへんてこな京都タワーが建ってからもう40年くらいだそうですが やっぱり今でも変。目だちます。




大の字の先端まで登ってから 降りてきました。法然院へ。ここには谷崎潤一郎のお墓があります。私は彼の大ファンなのでお参りに。(実は2度目)
さらに南禅寺まで歩いて行ってきました。ほんとうに久しぶりです。以前に来たのは子供の頃だったような気がします。ここも苔と木々の新緑がほんとうに美しく幸せな気分になりました。

さて、この時計台はどこかわかりますか?このすばらしい楠の下では学生たちが寝転んだりお弁当を食べたりしていました。京大の時計台です。



いっしょに山に登った友人はもと京大生、彼に誘われてこの時計台の建物に新しくできたフレンチレストラン「ラ・トゥール」(塔という意味です)にランチを食べに行きました。母校に来てうれしそうな彼。こんな歴史的な建物がある母校はうらやましいですね。私達の母校の建物はもうないし。時計台の下は「ここは昔は事務所やった。」のだそうですがきれいに改装されて居心地のよい空間です。昭和初期の建物で天井が高く、広々とした、風格のある建物をいかした素敵なレストランでした。偶然ですが 島津政子さんもつい最近ここで食事されたとのこと。新名所で人気があるのか、私達が行った時も入り口には列ができていました。予約しておいてよかった!
照明もレトロな感じ。サービスもよく 料理もおいしくてリーズナブルでしたが ピアノの生演奏は心配になるほど下手なピアニストで減点。政子さんが行った時はどうでしたか?



友人と別れて私達は恒例の錦小路での買物に。いつ来てもここは観光客で満員です。観光客ねらいで高いという話もあるんですが 山に登った友人は「あこは高こてもええもんがある」と言ってくれました。だいたい買うところは決まっているので 人をかきわけかきわけ 生麩、生湯葉、鯖寿司、漬物など手早く買って車へダッシュ。3時半には帰途につきました。写真は「伊予又」という店の鯖寿司です。私は有名な「いずう」のよりこの店のが好きで実家の母や義母のおみやげもこれです。




新緑の京都ー蛍を見た夜

2007年06月01日 | 旅行
服部です。先週末は京都に行ってきました。
相国寺の承天閣美術館で伊藤若冲の特別展があったのです。とにかくこれが見たくて京都に行こうということになりました。京都に行く時はいつもは朝早く出て日帰りするのですが今回は夫の友人に会う予定もあり珍しく一泊してきました。

今日の新聞によるとこの展覧会の入場者が10万人を越したとのことです。26日(土)は9時30分ごろには私と友人は美術館に入り口に並んだのですが あまりに人が多いので10時開館のはずが9時40分に開場され どんどん人が入ってしまいました。駐車しに行った夫が戻ってきた10時にはすでにかなりの人が中に入っており開館と同時に入ってゆっくり見ようという計画はアウト!
私が見たかった動植彩絵は30枚が揃って展示されいて ほんとうに素敵。京都まで行った甲斐がありました。絵はがきを買おうと思ったら売店も人、人、人。やっと相国寺の出口を出た頃には ここまで列ができていて「ただ今60分待ち」と表示が出ていました。



京都御苑や哲学の道を散策。新緑が滴るばかり。


たまたま東山七条の智積院で「蛍鑑賞会」があるというので夜になってから行ってきました。ここに利休好みの名園があることは知っていたのですがまだ一度もお庭を拝見したことはありません。この日は普段は公開してない寝殿作りの建物や奥のお部屋の障壁画も見せていただきました。建物に入り 縁側に出たとたん、ふわりと蛍が飛んできました。広い書院や縁側には見物の人たちが集まって 植え込みの奥からふわりふわりと池の上を飛ぶ蛍を眺めていました。まあ、なんというロマンティックな光景でしょう。長い人生で蛍を見たのは2度目です。ここの蛍は源氏蛍で大きくて光も明るく 近くに飛んでこられるとワクワクしてしまいます。

隅に雪洞を置いたほの暗い書院の中まで蛍は飛んできて 私は源氏物語の玉蔓のことを思い出しました。彼女に求婚するために兵部卿の宮がやってきて暗い中几帳ごしに恋を語っている時に源氏が室内にいきなり蛍を放ったので 玉蔓の顔が見えてしまう、あのシーンです。玉蔓は源氏の娘ということになっていますが 実は彼の娘ではないのですね。彼の昔の恋人の娘なので 源氏は美人でかしこいこの玉蔓がかわいくて よい相手を選んで結婚させ幸せにしてやりたいと思う反面、彼女の魅力に惹かれてもいて他の男にやるのが惜しくもある、玉蔓の方は親代わりの源氏に感謝もしているし、男性としての魅力も感じてはいるものの、あやしいそぶりを見せる彼には嫌悪感もあり 求婚者の様子をのぞいたり、けしかけたりする彼の態度には屈辱感も感じている、、という複雑な関係です。

蛍を放つシーンはとても効果的に使われているけれど、蛍の光で顔が見えるなんて「蛍の光窓の雪」みたいな例えか誇張だろうと思っていましたが こうして見る室内の蛍の光の明るさからすると あのお話は現実としてありえるものだと初めてわかりました。ひんやりとした縁側に座り長い間うっとりと蛍の飛ぶのを眺めてしまいました。