楠ヶ丘25P仲間の広場

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Our sentimental journey 倉敷へ

2020年03月26日 | 旅行
服部@名古屋です。
毎日毎日新型コロナウイルスの話ばかりで心配なことが多く、楽しくない春。
学校は休校、ジムは閉鎖、イヴェントや行事も中止ばかり、とうとうオリンピ
ックも延期になりましたね。息苦しい毎日ですが、それでも桜は咲き出し、
我慢できずにお花見に出かける人も多いようですね。

こんな時期ですが19日から22日まで夫婦でセンチメンタルジャー
ニーに行ってきました。

昭和の終わりごろ、夫の転勤で倉敷に引っ越し、小学校と幼稚園の
子どもを育てながら三年半を過ごしました。夫は化学会社の新入社員
としての初めての赴任先が水島工業地帯にあった工場だったこともあり、
倉敷は特別に懐かしい町です。

倉敷は白壁の街並みや大原美術館で有名な観光地として知られていま
すが南部には水島工業地帯があり、天災が少ないこともあって大規模な
化学工場がたくさんあります。多くの従業員のために公園、プール、テニス
コート、スーパーなどのある大きな社宅団地が作られていて、私が3年半を
過ごした社宅もその中にありました。

3月19日(木)白壁の家々と運河、変わらない美観地区の風景です。
天気がよかったのと連休だったせいかけっこう観光客もいました。


岡山市に住んでいる中学時代の友人が来てくれていっしょに
大原美術館へ。久しぶりにあの「受胎告知」の絵と再会です。
工芸館のバーナード・リーチや濱田庄司の作品、倉敷にいたころ
何度も見に来ていたものです。展示室もそれぞれ工夫が凝らされて
いて、、今回は棟方志功の展示室に感動!棟方の版画はあまり
好きじゃなかったのに、、壁には丸太が埋めこまれていて彼の版画
にピッタリ。
夕食はアイビースクエアのお店で夫の同期のTさんご夫妻と
一緒に。倉敷時代は二家族で大山でキャンプしたこともあり、
私たちが名古屋に来てからは蓼科に来てもらっていっしょに上高地に
行ったりしています。Tさんはワンゲル部出身で独身の頃の夫の山登
りの先生でもあったそうです。

20日(金)は宇野港からフェリーに乗って直島へ。
久しぶりに見る海の景色は最高!

直島はアートの島として最近注目されているところです。
今回私たちが行った地中美術館の他にモダンアートの
美術館がいくつもあり、外国からのお客様も多いです。
地中美術館は安藤忠雄の建築とモネの睡蓮で知られて
います。なぜ「地中」美術館かというと景色を損なわないように
建物が半分地下に埋め込まれているからだそうです。
ここは予約制で15分刻みで8名ずつ入館します。前もって
ネットでチケットを買って予約して行きました。

コンクリート打ちっぱなしの建物の中は面白い構造になっていて、
カフェもあり、ここから海の景色が楽しめます。
モダンアートはあまり得意ではない私ですが、ここに展示されて
いるウォルター・デ・マリア(今回初めて見ました)の作品が素敵
で感動!礼拝堂のようです。ずっとその場に座っていたくなりました!

宇野港に戻り、遅いランチは古い漁師町の下津井で特産のタコ料理!
プリプリのタコのお造り!

タコ飯も美味!

直島にも観光客がけっこういましたが、この店も満員でした。

この後、かつて住んだ社宅を見に行きました。人数は激減したそう
ですが 建物はまだ残っていて住んでいる人もありました。子どもたちの
通学路や梅林、畑を作ったり、バーベキューをしたりした中庭も懐かしく
眺めました。

夕食はやはり夫と同じ会社に勤めていたMさんご夫妻と美観地区の居酒屋
で瀬戸内の魚料理。鰆が最高!
この社宅で知り合って親友になったM夫人は彼らが名古屋に赴任した時には
私に生け花を教えてくれました。
私も彼女も引っ越しが多かったのですが 子供が小さかった時からの
長いお付き合いは30年以上になりました。前回東京で会ってから6年ぶり
の再会です。
長々と食事をしておしゃべりして、それでも名残が尽きず、路地の奥にある
老舗のジャズクラブへ。

夫は新入社員のころこの店に通っていたそうで、実に50年ぶりの再訪
とのこと!スタンダードナンバーを聞きながら倉敷の夜は更けていきました。


松茸山に行く!

2016年11月15日 | 旅行
10月15日-16日 妹夫婦といっしょに信州へ行ってきました。
今回のメインイヴェントは「松茸」!
妹と私は地下鉄で一駅だけ離れたところに住んでいるのですが 普段はなかなか
ゆっくり話をすることもできません。

10年ほど前に妹夫婦と旅行に行く計画を立てたのですが その直前に母が倒れ、
私達は交代で母の世話に通ったのでいっしょに旅行ができませんでした。
それ以前も義父の介護で大変だった妹ですが、やっと今年になって認知症の義母が
介護施設に入居してくれたので とうとう10年越しの夢が実現したわけです。
しかし、、、今度は91歳の義母を抱える私の方が家を空けにくくなってきました。


朝7時半に名古屋を出て車をとばすこと3時間半、信州は上田の近くの松茸山に
到着!上田はこのところなにかと話題の真田の一族が住んでいたところです。
長野県の東側にあり、すぐ西には軽井沢があります。

涼しくてアカマツの山のあるこのあたりは松茸の産地なんです。

曲がりくねった細い山道を登っていくと こんな松茸小屋がありました。


松茸料理の予約をしたのは8月の終わりのことでした。3年前にもこのあたりに松茸を食べに来たことがあり、その時は予約なし
で来たので1時間も並ぶ羽目になりました。

さてご参考までに お品書きはこちらに。


まずなんと言っても松茸といえば土瓶蒸しでしょう。


それから松茸なべ。すき焼き風の味付けで鶏肉、ねぎ、こんにゃくなどが入ってます。


最後におすいものと松茸ごはん。たっぷりすぎて半分はお土産にしてもらいました。


ふーっ、一番お手軽コースを選びましたが 私たちはこれで充分です。

この後は近くの別所温泉の町まで足を伸ばして 北向観音にお参り、


さらに安楽寺へ。ここに美しい塔があります。このアングルから見上げるのが一番美しく見えると思います。

この辺りは古くから開けた土地で 「信州の鎌倉」とよばれているほど古いお寺が残っているのです。

日帰り温泉につかり、初老のご夫婦がやっている素敵なカフェ「風の坂道」でコーヒーを飲んでまったり。


16日は麦草峠から白駒池へ散策。こんな苔とコメツガの森の中を歩いていきます。
木漏れ日が美しい!木の後ろから小人が出て来そうな幻想的な森の風景です。


そして白駒池へ。少しだけ紅葉していました。


帰りは駒ケ根のファーマーズマーケットにより、きのこをいろいろ仕入れて帰りました。

雪の兼六園

2013年02月28日 | 旅行
みなさん、お元気ですか?

2月も今日で終わり。もうお雛様の季節になっているんですね!

9日ー11日の三連休、スタッドレスタイヤで出かけたい夫のお伴で北陸に行ってきました。
富山県魚津 -石川県輪島ー能登島ー和倉温泉ー金沢 と雪の休日と日本海のお魚を満喫する旅でした。

金沢行きは急に決めたのと時間がなかったのとで せっかく行ったのに武藤君には連絡もできず残念でした。11日の金沢は雪が降って寒い、寒い。tropicalな尾張の国から行った私たちは不慣れな雪の中で凍えそうでしたが、行こうかやめておこうかちょっと迷った末に、やっぱり兼六園を見に行きました。行ってよかった!兼六園を作った人は、雪景色の中の美しさを一番に考えていたに違いありません。有名な雪つりはもちろんですが、、



池の景色の美しさには寒さも忘れて見とれてしまいました。


日本人でよかった、、と思う瞬間。
食いしん坊の私たち夫婦ですからもちろん近江町市場で買い出しして帰りました。

蓼科ー軽井沢 きのこの旅

2012年11月26日 | 旅行
服部です。
もう2カ月も全く投稿がなかったのでテンプレートも消されてしまいました。このブログも消滅しそうですね。なくてもどうってこともないわけで もう忘れられているのかも。

私の生活は相変わらずですが時々息抜きのために信州にでかけています。
11月の初めに京都に住んでいる夫の友人夫妻を誘って蓼科に行ってきました。このお二人がきのこに詳しい人たち! 夫のKさんは今は体調を崩してお休みしているそうですが 京都で「まつたけ十字軍」に参加し 山の活動をしてきた人です。若いころから山が好きなアルピニストで日本にある3000メートル級の山には全部登ったことがあるそうです。ご夫婦とも きのこ観察会にも参加されているとのことで きのこが大好きな彼らといっしょの今回は「きのこの旅」になりました。
蓼科のきのこ売り場です。ちょうどきのこのシーズン!


きのこなべをしようということでK夫妻の助言を得て、美味しそうなのを仕入れてきました。クリタケ、ムラサキシメジ、シモフリシメジ、ハナイグチ、チャナメツムタケです。


どろを落としたり、きたないところを切り取ったり、半分に切って虫がいないかしらべたり、、と下ごしらえにけっこう時間がかかりました。


むらさきシメジ


きのこ類、鶏肉、ねぎ、はくさい、、おいしいきのこ鍋!」


翌日はK夫妻の希望で軽井沢へ。朝早く出たのですが 夏ほどではないにしてもやっぱり渋滞。
2年前の夏、同じメンバーで軽井沢に来たのですが 秋の軽井沢は素敵!でも手が凍えてしまうほど寒い!きのこ好き4人が目指してきたのはここ!


きのこ料理のレストラン「エブリコ」です。ここのオウナーシェフは以前別のきのこ料理レストランにいた方で きのこ通として有名なのだそうです。

開店時間まで雲場池を散歩してきました。紅葉美しく。




さてレストラン「エブリコ」にもどって まずきのこのスープ。これが絶品でした!30種類のきのこで作ったポタージュだそうです。盛り付けもかわいい!


きのこのソテー盛り合わせ。昨日食べたチャナメツムタケやクリタケもありました。(昨日食べた」と言ったら「えっ、どちらで?」とお店のスタッフに驚かれてしまいましたが、。中央の白いのは ハナビラタケです。


こんなところにもきのこが!



さて3日目。三日とも快晴に恵まれました。霧ヶ峰に行く途中の展望台から山の景色を眺めています。
雪をいただいた御嶽山です。

富士山がよく見えます。「こんなに近くにはっきり見えるなんておかしい。形が似た違う山じゃないの?」って言う人が必ずいます。それくらいはっきり見えるんです。


この日は諏訪湖のほとりの山に立っている阿弥陀寺を見に行きました。怖いような急坂を上って行きます。




諏訪湖を見下ろす絶景。


最後にこの山の中腹にあるお気に入りのおそばやさんで「なめこそば」を食べてきのこ旅はおわりです。


帰りにチャナメツムタケやクリタケを買って 自宅でもきのこ鍋でした。



やっと秋が来ましたね

2012年09月26日 | 旅行
服部です。9月も終わりに近づいてやっと朝夕秋が感じられるようになりましたね。

9月の15日からの週末を蓼科で過ごしてきました。お天気に恵まれて 初秋を堪能。
蓼科のそば畑です。真っ白な花がどこまでも続いています。


八島湿原から霧ヶ峰へ散策してきました。この紫のきれいな花はあの猛毒のトリカブトです。



こちらのかわいい花はヤマラッキョウ。この時期 淡いブルーのマツムシソウもきれいです。


車山肩で一休み。涼しいんですが とりあえず高原牧場のソフトクリームを。うしろに見えているのが車山で 山の上に気象レーダー観測所の白いドームがあるので そのドームとソフトクリームが並んだ面白いショットを狙ったのですが、、ちょうど山の上を白い雲が通り過ぎるところで、それにドームが遠すぎてあまりよく見えませんね。


みなさんはどんな夏休みをお過ごしになったのでしょう? 近況をお知らせくださいね。

イングリッシュガーデンの朝

2012年07月23日 | 旅行
服部@名古屋です。
前回の投稿から2カ月も経ってしまいました。もうすぐロンドンオリンピック、そしてすぐに8月になってしまいますね。みなさん、いかがお過ごしですか?

P26の溝畑さん(在デンマーク)が御里帰りしておられます。私は27日(金)に大阪まで行って彼女に会う予定です。前回の帰国の時、神戸で私の誕生日(7月9日)に会って いっしょに誕生日を御祝いしました。彼女も7月生まれなのです。あれから2年も経ってしまいました。


6月末蓼科に行き バラクライングリッシュガーデンに寄りました。うちのバラはもう花が終わってしまいましたが 涼しい蓼科は6月末にバラが満開です。

今回は朝9時の開園と同時に行って こんな景色を見ながらテラスでスコーンとミルクティーの朝ごはん。


ここは私の好きな「ブルーガーデン」というコーナー。


このつるバラをからませたガゼボに座ると「秘密の花園」に胸をときめかせた頃を思い出します。


まだ 早くて人が少ない時にここを歩くのはぜいたくな気分。



雪のモスクワ 

2012年04月12日 | 旅行
服部です。

3月に初めてのロシア旅行に出かけたロシア語の生徒さんが雪のモスクワの素敵な写真をたくさん見せてくれました。ロシア語学習歴5ヶ月ちょっとの彼女、忙しい仕事をしている人ですが「どうしてもロシアが見てみたい!」と往復5日間の弾丸旅行。それも一人で旅行してきたんですから たいしたものです。もっともむこうではガイドさんを頼んだ日もあったとのこと。

でも自分で撮ってきた写真なのに「先生、これ何でしょう?」「ここはどこでしょう?」というのがけっこうあって笑ってしまいました。私もクレムリンの中のことなんか もううろ覚え。
ネットで検索して どこの写真なのか推理している始末です。

これはたぶん クレムリンの中にあるアルハンゲリスキー聖堂と思います。素敵な写真でしょう?


さて この建物は何でしょう?


ご存知の方があったら教えてください!モスクワ市内の建物だそうですが、、

クラスで一番最近モスクワに行った方はどなたでしょう?織田さんかな?

前川君、ロシア旅行の予定はありますか?

御所の梅

2012年03月12日 | 旅行
服部です。お久しぶり。

昨日は一人で京都に行ってきました。あの震災から一年、遊びに出かける日でもないとは思ったものの、ちょうど夫も義母も用事があって出かける予定があるというので2週間前から「そうだ、京都に行こう」と思い始めました。京都の親友Sさんが去年の秋手術をしてからどうも調子がよくないというのでお見舞いにも行きたいと思っていたところですし、ホームに暮らす母の世話は妹が引き受けてくれたのでまさに千載一遇のチャンスで京都行きを決行!朝9時過ぎの新幹線はすいていて去年の今日に思いをはせ、被災者の方に手を合わせて、またこうして平凡に落ち着いて暮らせていることに感謝しながら京都に着きました。

こんなかわいいブーケを持ってプラットホームまで出迎えにきてくれたSさんは元気そう。2月後半から復調して 今はできるだけ歩いてリハビリに努めているとのこと。



二人で御所の梅を見に行くことにしました。今年は寒くて梅の開花が遅れていますね。


まだつぼみもいっぱいでしたが それでもあちらこちらに咲いている梅もあり、芳香の中、静かな散策が楽しめました。なかなか来ることのできない京都ですが来てしまうとあっけなく近く(東京も同じかな、)こうしてSさんと御苑を歩いていることが不思議でなんだか夢の中のよう。


天災はいつ起こるかもわからず、私たちも年取って、自分や家族が病気になったり、お互いに老親をかかえて(彼女の母は89歳)介護のために出かけることができなくなる可能性は高くなってきています。会える時に会っておかなければ、という気持ちはお互いに強くなるばかりなのです。

京都が大好きな夫は今回私が一人だけで京都に行くというので不服そうな顔、「錦市場でおいしいもの買ってきてあげるから」と約束してお暇をもらってまいりました。それでお昼前に錦小路に行って買い物、買い物!いつものことながら大変なにぎわいです。いつも私が鯖寿司を買う「伊予又」の前で。このおしゃれなおばあちゃまも鯖寿司を買っておられました。杖をついてでも錦にお買い物にいらっしゃるのね。素敵!


ランチは東洞院六角の"OMOYA"にて。
古い一軒屋を使った素敵なレストランです。料理はおいしくリーズナブル。


気が付いたら3時40分になっていてびっくり!あまりに時間が経つのが早くて時計が狂っているのではないかと思いましたが、、名残を惜しみつつ京都駅に即行!

錦市場直送の食材。2-3日京料理の居酒屋がやれそうなくらい仕入れてきました。義母がお出かけでいないので夫婦水いらずで日本酒を飲みながら くみあげ湯葉刺身、鱧の皮ときゅうりの酢の物、白和え、万願寺とうがらしと昆布煮、花大根漬物、鱧照り焼き、たけのこ木の芽和え、鯖寿司、よもぎ麩のくるみ味噌、生湯葉お吸い物、、、


というわけであんまり忙しくてさすがの私も京都から絵ハガキを出すことができませんでした。お便りしようと思って絵ハガキは持参したのですけどね。「絵ハガキの友」のみなさん、ごめんね~  みなさんの近況はここのコメント欄にでも!



信州の桜

2011年05月02日 | 旅行
服部です。
どなたからの投稿もないままブログもさびれていますが、皆さん、お元気ですか?
東日本大地震のショックが続き、原発のトラブルの解決もできないまま、もう5月です。
今頃桜やお花見の話題も季節はずれという感じですが、それは暖かい太平洋側の話で 先週末を過ごした信州北部の小谷(おたり)ではまだ雪が残っていて、安曇野ではちょうどソメイヨシノが満開でした。

以下の写真は4月16-17日に撮ったものです。3年ぶりに高遠までお花見にでかけました。いっしょに行くはずだった友人夫婦はそろって風邪が悪化したとのことで直前にキャンセル。彼らは転勤の可能性もあるので来年はいっしょに出かけることはできないかもしれずとても残念でした。
年々歳々花相似たり歳々年々人同じからず。

高遠の桜です。今年は開花が少し遅く、この日は一番の名所の城址公園の桜はまだ三分咲きといったところ。


ここの桜はソメイヨシノよりも色が少し濃く、ぽってりした感じのコヒガンサクラです。ガクの赤が目立ちますね。



このガクの赤と開花した桜のピンク色のコントラストが美しく


満開でない桜もまたいいものと思いました。(ちょっと負け惜しみかも)


桜を満喫した後は高遠の町に出てここの名酒黒松仙醸を買うのが恒例になっています。


午後からだんだん寒くなってきました。日帰り入浴に寄った奥蓼科の明治温泉ではまた雪がこんなに残っていました。夜は零下になるので今回は湯たんぽ持参。


蓼科の八百屋さんで見かけたルバーブの苗。買いたくなりますが、、名古屋の夏には耐えられないだろうと思って 思いとどまり、矢車草を買って帰りました。


ラトヴィアには山がない

2010年09月08日 | 旅行
服部です。台風の影響で名古屋でも約1カ月ぶりに雨が降り、暑さにぐったりしていた街路樹も生き返りました。

10月の神戸での同窓会、盛会になりそうですね。横浜から織田さんも来てくださるとのことで大喜びしています。

さて ラトヴィア報告4日目です。
8月9日のリガはぐっと涼しくなりました。9時にホテルを出発、今日からはヤニス夫妻と車に乗って2泊3日の旅に出ます。最初に目指すのはスィグルダ。リガから北東へ約1時間のところにある渓谷でガウヤ川と深い森のあるリゾート地として有名です。また古くから開けた土地でここには13世紀にすでに城が建てられていました。とてもきれいに整備された、彫刻がいっぱいの公園を散策してからまずスィグルダ城址へ。13世紀の初めに建てられたものとのこと。



ここからガウヤ川と深い森の向こうに赤レンガのトゥライダ城が見えます。遠景に山がないのが不思議な感じ。ラトヴィアの国土は平たんで山らしい山がないのです。最高峰は300mくらいだとか。「でも”山にスキーをしに行く”とか”山で休暇を過ごす”とかいう”表現は”ラトヴィア語にもあるのよ。」とヘレナが笑いながら教えてくれました。



車でトゥライダ城(やはり13世紀の建築)まで来て右側の塔の上まで登ってみました。



塔の上からの眺望です。大きく蛇行して流れるガウヤ川と見渡す限りの広大な森。ラトヴィアには山がないのを実感する風景です。最近信州によく行って山を見るせいか、遠景に山がないのがあるべきものがない感じでなんとなく物足りない気がする私。



ツェーシスという古い町に行く途中のレストランでランチ。テラスの食事は最初は気持ちがよかったのですが風が吹くと寒くなってしまいジャケットを着こみました。食事しているうちに後ろのテーブルから大阪弁が聞こえてくることに気がつきました。振り返ってみたらラトヴィア人の日本語ガイドといっしょに旅をしているという大阪の年配の御夫婦が!リガでならともかく、こんなところで日本人に会うなんて、お互いにびっくり。「奥さん、なにしてはりまんのん、こんなとこで!」と言われてもねえ。「何語で話してはりまんのん?えっ、ロシア語?どこで習わはったん?」といろいろ聞かれてしまいました。



ツェーシスではヤニスの友人のリーガが待っていて町を案内してくれました。彼女はこの町の子供図書館の職員だそうで まず彼女の図書館を表敬訪問。本もたくさんありましたがコンピューターもあちこちに置かれていました。



コンピューターの順番を待っていたこの子にインタビュー。10歳でロシア語はわからないとのことでリーガにラトヴィア語で「本を読むのが好き?」と聞いてもらいました。答えは「あんまり、、」だそうで残念そうなリーガさん。となりの子はハリー・ポッターを読んでいました。



ツェーシスはすでに9世紀から栄えていた古い町だということでした。この城は13世紀にできたもの。左側の塔には登ることができます。



塔の上からの素晴らしい眺め。




それから古い建物が残る町の中を散策しました。ドイツの田舎にありそうな家。


ここは広場。人がほとんどいません。車も少ない静かな町でした。






この日はこの町の超reasonableホテル泊、パンとビールを買ってホテルのそばのリーガのお宅におよばれに出かけました。これまたwildなおうち!木造の一軒家ですが、草ボウボウの広い庭があり、りんごやなしの木、ハーブ園もあって野菜畑も広い!鶏小屋もあり、肉以外はほとんど自給自足の暮らしのようです。それにトイレは外!あんまりたてつけもよくなさそうだし、冬は寒そうなうちでした。

その自家製の卵を使って,大きなフライパンにリーガの夫アンドレアスが作ってくれたふわふわのオムレツです。卵8個を使って、上にはハーブがたっぷりかかっています。おいしい!


リーガはテーブルに座っておしゃべりばかりしていて、キッチンで働くのは夫。料理が得意だからというのですがちょっとうらやましいですね。この後彼の得意料理というレバーのゼリー寄せやチーズケーキも出て、リーガの愛犬ディライラも登場、にぎやかに過ごした夜でした。








二人で歩くリガ

2010年09月01日 | 旅行
服部です。今日も暑い、暑い名古屋からお便りします。

ラトヴィア旅行記の続きです。
リガについて三日目の8月8日、今日は夫と二人だけでリガの町を歩きます。
泊っていたのは旧市街にある小さなホテル"Radi un draugi".(親戚と友人たち)という面白い名前です。



今日は10時半にダウガヴァ川のクルーズに乗る予定。それまでの時間に昨日見に行った中央市場をもう一度見てくることにしました。食いしん坊の私たち夫婦はこのすばらしい市場にすっかり魅了されてしまったのでした。
ねぎやにんじんや香草類。



「あっ、柿がある!」と思ってよく見たら、このオレンジ色のものはトマトでした。



花屋さんもあります。アスターとグラジオラスがいっぱい売られていました。



このきれいなお姉さんからさくらんぼを300グラム買いました。接客はソ連風。



ダウガヴァ川の遊覧船に乗りました。川から見るリガの旧市街です。教会の塔と赤い屋根が美しい素敵な風景。この船に私たちの他に二人の日本人が乗っていました。男性二人組。親子とのことで、お父さんは70歳代かな?なんと名古屋の方でした。一週間でバルト三国をまわる旅をしているそうでした。「えっ、ラトヴィアだけで1週間ですか?」なんて言われてしまいました。



船を降りてから旧市街に戻ってランチ、それから今日は新市街を歩きに行くことにしました。広々したエスプラナーデ公園を抜けて国立美術館で絵を見てから、その北側にあるアルベルタ通りとエリザベテス通りを目指します。ユーゲントシュティール建築の宝庫で最近とても人気のスポットになっているところです。

通りがかりに見た面白い家。この塔のような部分の内部はどうなってるのでしょう? 配色もおしゃれ。



そしてここはアルベルタ通り。ユーゲントシュティール建築とは、19世紀にドイツで起こり、別名アール・ヌーヴォー建築とも呼ばれる建築様式で、建物の外壁を人の顔や体などのモチーフを用いてびっしり装飾するのが特徴です。帝政ロシア時代のリガには豊かな商人たちがたくさん住んでいて競って当時流行のユーゲントシュティール建築の家を建てたのだそうで、この時代のリガを代表する建築家がミハイル・エイゼンシュタイン。このあたりの建物はほとんど彼の設計したものだそうです。ちなみに彼の息子のセルゲイ・エイゼンシュタインはあの「戦艦ポチョムキン」を撮ったソ連の映画監督です。



建物のファサードににょきりと突き出ている顔!


たぶんこれが一番有名な建物です。白とブルーできれいなんですけどね。あんまりすごい装飾で私は息苦しくなってしまいます。こういう家に住みたいかと言われると私はあんまり。(誰も住んでくれって言わないけど)てっぺんから見下ろしているのはライオン!



建築史上の遺産でもあるし、観光資源でもあるので最近は老朽化した建物の修復も進んでいるとのことです。あとからヘレナに聞いた話ですが、ソ連時代はこういう立派な建物はアパートとして使われていたそうです。それも大きな部屋を仕切って数家族で使い、トイレやキッチンは共用という悪名高いコムナールカというタイプのアパートだったとか。外は豪華絢爛、ここのコムナールカに住んだ人たちはどんなふうに感じていたのでしょう。



ポストマニアな私が外国で必ず行きたいところは郵便局。写真は中央郵便局です。残念ながら今日は日曜日、郵便局はお休みです。ああ、きれいな記念切手がほしい! 郵便はラトヴィア語では"pasts"です。



旧市街ではなかなかみつからなかったポスト。壁掛け式で色はドイツ風、形はロシア風。



ふーっ、今日もよく歩きました。リーヴ広場のレストランのテラス席で今日は早めの夕食です。ラトヴィアらしいものを食べようということで前菜はニシンの塩漬け。ハーブ(ディルかな?)を混ぜたコテージチーズを添えてサーブされました。ニシンに玉ねぎスライス、じゃがいも、ライ麦パンにこのチーズ、最高の取り合わせです!



続いてラトヴィア名物料理、豚足のロースト。


本日のビールはヴェンツピルスのビール"Uzavas"(ウジャヴァス、zの上に∨がついています)夫のお気に入りです。飲めない私もこれはおいしいと思いました。


二日目、リガ散策

2010年08月19日 | 旅行
服部@昨日は最高気温38.8度の名古屋 です。

さてみなさん、ラトヴィアってどこにあるのでしょう?
ヨーロッパの地図を見るとちょうどフィンランドの下に三つ小さな国が並んでいます。一番北がエストニア、真ん中がラトヴィア、その南にあるのがリトアニアです。



ラトヴィアの国土は蝶が羽を広げたような形になっていて、真ん中のくびれたところに首都のリガがあります。東の国境はロシアとベラルーシに接しています。広さは6.5万平方キロメートル(北海道の80%くらい)、人口は226万人、首都のリガは約70万人でバルト三国では一番大きな町です。



リガに来て二日目、8月7日は9時半にホテルでヤニスと待ち合わせしていました。ホテルの周りをぶらぶらして戻ってくるとホテルの前でヤニスが小柄な男性と話をしているのが見えました。「お友達?」と言いかけて、途中で気がつきました!ヤニスのお兄さんのアーイヴァルスでした!35年ぶりの再会。35年前に私はこの人に家に招いてもらったのです。彼は大学の経済学の先生で本がいっぱいあるおうちでした。彼とは11日に会う予定だったので今日来てくれるとはびっくり。

すっかり興奮してしまい、「記念写真を撮って!」と夫にデジカメを渡そうとして手が滑り、石畳の上に落としてしまいました。カメラはそれっきり動かなくなってしまって これが第3の大ショック!しばらく呆然としてしまいましたが、今回取材のためにビデオカメラも持ってきたので、これでもなんとか静止画像は撮れることを思い出しました。またヤニスがデジカメのSDカードは互換性があるだろうからと自分のデジカメを貸してくれることになりました。ということで気を取り直して出発。

夫はまず旧市街を見学してから お昼頃に中央市場に行ってなにか買って食べようと提案したのですが、市場はホテルを挟んで旧市街の反対側になるからなのか、ヤニス兄弟は賛成せず、まず市場を見に行くことになりました。

今では市場になっているこの建物は昔は飛行船の格納庫だったとか。



写真は市場の魚売り場、さば、いか、まぐろ、にしんなど燻製がいっぱいです。このほかに生肉売り場、肉の加工品、などそれぞれ別に大きな建物が何棟もあって、さらに外には生野菜や花の売り場が所せましと並んでいました。私たちはここが気に入ってしまって 次の日にも見学に行き、帰る日も空港に行く前に立ち寄ってお土産を買いました。




市場見学の後、2人の案内で旧市街へ。聖ペテロ教会です。




この塔の天辺から見下ろしたリガの町。狭い路地がグニャグニャ曲がっていて建物の様式もいろいろ。旧市街は充分に徒歩で見てまわれるほどに小さく、木立の向こうに広がるのが新市街です。



この日も朝から蒸し暑く、前の晩、ホテルの外が騒がしくて(うるさいバーがあって夜明けまで営業!)よく眠れなかった私たちはいささか疲れ気味。ヤニスは張り切ってあれこれ見せようとするし、アーイヴァルスの方は知人の店に挨拶に寄ったりして(ロシア語がわからない夫のために一生懸命英語で話してくれるのですが)これまたのんびりペースなので、おなかをすかせて早くビールが飲みたい夫の機嫌が悪くなってきました。ご親切はわかるのですが 自分のペースで行動できないので疲れるんですね。それでランチを食べて,リガの大聖堂を見学した後で「今日はちょっと疲れているからホテルに帰って休む」と提案しました。元気一杯のヤニスは不満そうでしたが、さらに「明日は2人だけでリガの町をぶらぶらするので明後日また会いましょう」ということにして彼と別れました。彼が気を悪くするのではないかと思って私は冷や汗。「それじゃ、明日の夕方一緒に遊覧船に乗ってビールでも飲もうよ」などと言ってくれるのに「いいえ、結構です。明日は二人で歩きますから大丈夫」などと言うはりあいのないお客なのでした。

町の風景。奥に見えるのはリガの大聖堂です。



この日はホテルに戻ってちょっと休憩してから また2人で町を見にでかけ、リガの大聖堂でパイプオルガンとソプラノのコンサートを聞いてから、リーヴ広場のレストランで遅い夕食。9時ごろになると風があって オープンテラスでの食事は快適です。


35年ぶりにリガ再訪

2010年08月17日 | 旅行
服部です。

8月6日の午後5時過ぎに 飛行機はリガの空港へと降下し始めました。「またリガに来ることができた!35年ぶりに!」迫ってくるラトヴィアの大地を見ながらも、まだ信じられません。

3年前にラトヴィア人の友人ヤニスが日本に旅行に来てからリガの再訪を計画していたのですが、一昨年は引っ越しで忙しく、去年は母の具合が悪くなって直前に旅をキャンセル、今年も母の具合や同居の義母の体調を見ながらハラハラしていたのですが、ついに夢が叶って夫と二人でリガに来ることができました。

空港では花束を持ったヤニスと奥さまのヘレナが出迎えてくれて 彼の車で新市街にある彼のアパートへ。
せっかく北国に来たのに、そしてもう夕方なのに結構蒸し暑いのでした。今年のロシアは猛暑で大変なことになっていますがラトヴィアも7月からどんどん暑くなって最近は日中30度を越える日もあるとか。ヤニスの家のリヴィングルームももちろんエアコンはないし、ひどく蒸し暑くて、「まずコーヒーでも?」と言われたのですが、それより冷たい飲み物が欲しい私と夫。ラトヴィアはおいしい地ビールがあると聞いてきたので、夫は遠慮なくビール、私はミネラルウォーターをいただくことにしました。ああ、エアコンが恋しい!

テーブルにはチーズのおつまみや、サラミやケーキやいろいろが出ていて、ヤニスはスイカを切ってくれました。となりにいるのは息子のロベルト(31歳)です。



お土産を出そうと思ってトランクを開けたら!なんとお土産に持ってきた日本酒の瓶3本のうち一本が割れていて夫の衣類が酒浸しになっていました!この旅で2回目の大ショック。

最初のショックは夫が自慢のカメラを自宅に置き忘れたこと!photogenicな町で素敵なショットを狙ってもらうはずだったのに!!!

一服してからホテルに送ってもらいました。予約したのは旧市街にある小さなホテル。荷物を置いてから,まだ明るいので町を散歩してみることにしました。私の後ろの派手な建物はブラックギルドホール、昔裕福な商人たちがここに集まってダンスパーティやコンサートを開いていたそうです。左に見えているのは聖ペテロ教会。




旧市街の真ん中を通るカリチュ通りを歩いてリーヴ広場に出ました。この黄色い建物は「猫の家」です。なぜ「猫の家」かというと


屋根のてっぺんに猫がいるんです。この建物も昔の裕福な商人の家だったそうです。



もう午後9時をまわっていますが まだ明るく、広場は昼間のようなにぎわい。日本との時差は6時間です。私たちもまだ眠くないし、少し風が出てきて快適、この素敵なオープンテラスでビールを飲んで帰ることにしました。


塩尻のワイナリーを訪ねてー収穫の時

2009年09月27日 | 旅行
服部です。
実家の母の病状は小康状態、気分転換を兼ねて9月19日ー22日 信州ですごしてきました。今回は夫のワイン通の友人が東京からやってきたので塩尻にあるワイナリーを訪ねました。この人はもともと銀行マンでイラン、イギリス、オランダ、アメリカなど外国生活の長かった方、ワインが好きで好きでとうとうソムリエの資格も取ってしまいました。それも日本の資格だけでなく、アメリカのソムリエの資格も持っているんですって。今回は去年行ったカリフォルニアのワイナリーで仕入れてきたというお気に入りの赤ワインを大事に持ってやってきました。

最近は日本産のワインのレベルも上がってきて世界的にも評価されるようになっているのだそうです。日本でもっとも古くからワインを作っている場所のひとつが塩尻にある桔梗ケ原という素敵な名前の場所。ここにいくつかワイナリーが集まっています。

最初に見に行ったのが五一ワイン、ちょうど収穫の時期で近くに行くと濃厚なぶどうの香りが流れてきました。


最初にぶどう畑を見に行きました。見渡す限り葡萄!なんて素敵な景色でしょう!

様々な葡萄がありましたがこれはリースリングという種類です。さわやかな酸味のある白ワインがこの葡萄から造られます。オウナー夫人が試食させてくださいましたが そのまま食べてもおいしかったですね。彼女の夫が三代目で、ここでワイン作りが始ってからもう100年になるということでした。今年は雨が多くて 葡萄の出来は今一つだそうです。


続いて試飲コーナーへ。カウンターにずらりと並んだワインを笑顔のお姉さんがついでくれます。ソムリエ氏も興味津々でテイスティングします。彼の助言を仰いで私もちょっぴり。この日は運転手なので飲めない夫はつまらなそうでしたが 彼はお盆に息子たちといっしょにここを訪れており、その時には運転を息子に任せてしっかり試飲しています。私はやはりリースリングが好き。試飲コーナーは盛況で、どんどんワインが売れていて 私たちも気軽に飲めるようなのを選んで何本も買ってしまいました。レストランで飲むとだいたい小売の価格の3倍の値段になるそうです。

さらにもう一軒、こちらも有名な井筒ワインを訪ねてみました。


こちらの試飲は冷蔵ケースにワインの瓶がいろいろ入っていてセルフサービスで飲めるようになっています。が、こちらはそこそこの普及品。高級なワインはグラスに一杯が100~200円を払って試飲します。ソムリエ氏が私に高級な赤ワインを買って飲ませてくれましたが 下戸の私は正直なところ???猫に小判とはこのことですね。
こちらはカーヴも見学できます。この樽にワインが眠っています。



今年は10月24-25日に塩尻のワイン祭りがあってこの地区にある7つのワイナリーを循環バスでめぐって試飲ができるそうです。最近ワインに凝っている息子夫婦がこのワイン祭りに来るというので夫も行きたそう、、、「猫に小判」の猫はついて行こうかやめておこうか迷っているところです。

花いっぱいの信州ー霧ケ峰の日光きすげとイングリッシュガーデン

2009年07月24日 | 旅行
服部です。
母の病状は次第に悪くなっているのがわかり、心穏やかならぬ毎日です。18日からの三連休、どうしようかと迷ったのですが、ずっと前からの約束だったので京都在住の花の大好きな友人といっしょに信州に行ってきました。彼女は今は京都に住んでいますが、横浜のマンションでいっしょに子育ての時期をすごした仲間です。二人の息子さんはうちの息子たちと同級生でした。

17日夕方まず彼女に我が家まで来てもらい、夫の帰りを待って6時頃いっしょにでかけました。ちょうど京都は祇園祭、京都からのお土産は鱧寿司に鱧の湯引き!
蓼科の夜は毛布を取り出す涼しさです。

18日はあいにくの小雨。とにかく朝霧ケ峰の車山高原まで行ってみると 日光きすげはほぼ満開でした。霧の中にゆれる日光きすげ。


今度は八島湿原に向かいます。歩き出した時は雨は上がっていて、一面の緑とオオカサモチ、シシウド、アザミ、バイカウツギ、ヤナギラン、ウツボグサ、、と可憐な花々を眺めながらの素敵な散策だったのですが、、途中雨が降り出し、30分くらいすると雨足が強くなってきて 傘をさしていてもびしょぬれ、風も吹き出し 寒くなってしまいました。私はもう帰りたかったのですが 花が大好きな京都のS子さんはもう夢中になって(去年手術したから長くは歩けないなんて言っていたくせに)帰りたがらず、結局湿原を一周。写真の白い花はハナチダケサシです。


湿原内はこんな木製の遊歩道を歩いて行くのですが、もうほとんど出口に近いところで、ぼんやりと母のことを考えて歩いていた私は踏み外して転落!右足を強打してしまいました!幸い骨は折れませんでしたが、翌日まで足を引き摺って歩く羽目になりました。



19日もどんよりした天気。今日は夫の大サービスで蓼科にある「バラクライングリッシュガーデン」へ。「せっかく大自然の中にいるのに 人工的な(&少女趣味な)庭園なんか見に行かなくても、」というのが彼の意見なのですが、そしてその意見ももっともだと思わないでもないのですが、S子さんの希望もあり、私もそれに便乗して行ってしまいました。8時半開園と同時に入りました。もう薔薇のシーズンは盛りを過ぎていますが、オールドローズとダリア、ノリウツギの花が満開で美しいこと!


これは蔦のからんだ東屋からのショット。秘密の花園」のお話に胸をときめかせた子供の頃の気持ちに戻ってうっとりと眺めて。


20日の朝 5時に起きて外を見ると、、、晴れている!元気な夫が「さあ、もう一度日光きすげを見に行こう!」というのでS子さんも飛び起きて出発!
車山肩に着いたのが5時50分でしたがなんともう駐車場が満員でびっくり!二日間雨が続いた後の晴れだったので 日光きすげの写真を撮りたい人たちが早朝から大きなカメラや三脚を持って詰めかけていたのでした。日は当たっていますが風は冷たいので寒いのです。撮影に来た人たちはアノラックや手袋で完全装備。遠くに見える山々をバックに日光きすげの群落を撮るのが目的らしく、よいスポットはカメラの三脚がびっしり並んでいます。たしかに早起きして見に来る価値のある素晴らしい眺めでした。私も隙間に入れてもらって御嶽山をバックにオレンジ色に輝く日光きすげを撮ってみました。



信州旅行の楽しみのひとつがそばですが、今回は特にそばが大好きなお客様といっしょなので あちこちそばの食べ歩きも。最後の日のランチは最近私たちがとても気に入っている茅野市の蕎麦屋「登美」
で。
「そばにのりをかけるのも邪道、わさびはつゆに溶かず、そばに載せて食べる」などとうるさい夫や「そばの味を楽しむには塩で食べるのがよい」という通のS子さんを尻目に 私は新しいメニューを試す主義なので きのこそばです。どんぶりの方に数種類のきのこ入りの濃いめのつゆが入っていて、これにそばをつけて食べます。美味!

東京で一人暮らしのお母さんの所へ行くというS子さんを茅野駅まで送ってから私たちも帰路につきました。