新婦人大津支部

女性と子どもの幸せを願って活動する国連NGO認証団体です

君が代斉唱起立に関する日弁連会長声明

2011-05-27 | つぶやき・その他

公立学校教職員に君が代斉唱の際に起立・斉唱を強制する大阪府条例案提出に関する会長声明

橋下徹大阪府知事が代表を務める「大阪維新の会」府議団は、本年5月25日、大阪府議会議長に対し、政令市を含む府内公立学校の入学式や卒業式などで君が代を斉唱する際、教職員に起立・斉唱を義務づける条例案を提出した。さらに、橋下府知事は、「国旗・国歌を否定するなら公務員を辞めればいい」と述べ、政令指定都市の教職員も含めて、起立・斉唱しない教職員について免職処分の基準を定める条例案を9月の府議会で審議する意向を示している。

地方自治体の首長が当該自治体の教職員に対し、免職を含む処分の制裁を公言して君が代斉唱時の起立・斉唱を求め、これを条例によって強制することはかつてない事態であり、思想・良心の自由等の基本的人権の保障に加え、教育の内容及び方法に対する公権力の介入は抑制的であるべきという憲法上の要請に違反するものとして、看過できない。

個人の内心の精神的活動は、外部に表出される行為と密接に関係しているものであり、自己の思想・良心に従って君が代斉唱時に起立を拒否する外部的行為は、当然、思想・良心の自由の保障対象となる。そして、君が代については、大日本帝国憲法下において天皇主権の象徴として用いられた歴史的経緯に照らし、現在においても君が代斉唱の際に起立すること自体が自らの思想・良心の自由に抵触し、抵抗があると考える国民が少なからず存在しており、こうした考え方も憲法19条の思想・良心に含まれるものとして憲法上の保護を受けるものと解されるから、国や地方自治体が、教職員に対し君が代を斉唱する際に起立・斉唱を強制することは、憲法の思想・良心の自由を侵害するものと言わざるを得ない。なお、地方公務員である教職員は、「全体の奉仕者」ではあるが、そのことが、公務員の職務の性質と無関係に、一律全面的に公務員の憲法上の権利を制限する根拠となるものではないことは言うまでもない。

また、国旗・国歌法制定時には、上記の過去の歴史に配慮して、国旗・国歌の義務づけや尊重規定を設けることは適当でない旨の政府答弁が国会でなされ、同法に国旗・国家の尊重を義務づける規定が盛り込まれなかった経緯がある。こうした立法経緯に照らせば、君が代斉唱時に起立を義務づける条例は、条例制定権を「法律の範囲内」とした憲法94条に反するものである。

さらに、教師と子どもとの間の直接の人格的接触を通じてその個性に応じて行わなければならないという教育の本質的要請に照らし(1976年5月21日旭川学力テスト事件最高裁大法廷判決)、子どもの学習権充足の見地からは、教育の具体的内容及び方法に関して、子どもの個性や成長・発達段階に応じた教師の創意や工夫が認められなければならない。したがって、子どもの学習権に対応するため、教員には、公権力によって特定の意見のみを教授することを強制されないという意味において教育の自由が保障されている。この趣旨は、教育行政の独立を明確に定めた教育基本法16条1項にも現れている。

ゆえに教員の思想・良心の自由及び教育の自由に対する強制は特に許されず、教育の内容及び方法に対する公権力の介入も抑制的でなければならない(当連合会2007年2月16日付け「公立の学校現場における『日の丸』・『君が代』の強制問題に関する意見書」、2010年3月18日付け「新しい学習指導要領の問題点に対する意見書」、2011年2月9日付け「『国旗・国歌』を強制する都教委通達を合憲とした東京高裁判決に対する会長声明」)。

当連合会は、上記観点に立って、大阪府議会に対し、提出された条例案が可決されることのないように求めるとともに、大阪府議会及び府知事に対して、府内公立学校の教育現場に介入して、教職員に対し君が代斉唱の際の起立・斉唱を含め国旗・国歌を強制することのないよう強く要請する。


2011年(平成23年)5月26日

日本弁護士連合会
会長 宇都宮 健児


福井原発の廃止昼休みデモ

2011-05-26 | 他団体のおしらせ

   みなさん誘い合って参加しましょう!

     尚、新婦人中央本部としても 6・1国際子どもデーに以下のような取り組みがされます。

     放射能汚染から 子どもをまもれ!
      原発はいらない 女性アクション
 

                      アクション① 国会前集会に参加
                  アクション② 東京電力本社前
                                                 「一日も早く収束を!」 と要請・リレートーク
                  アクション③ 文部科学省
                       「放射能汚染から子どもを守れ」と要請・リレートーク


習字でエールを

2011-05-25 | 大津支部

アルプス班の習字小組では 6月6日から近くの滋賀銀行 田上出張所のロビーに展示される作品を作ろうということで皆 熱心に取り組みました。(6日から17日までの間、同時に絵手紙小組の作品も展示されます)

今回は東日本大震災で被災された方たちに自分たちの書いた習字でメッセージを送りたいという意味もあり、夫々が思いを込めた文字を書きました。

   

   いのち一杯生きる                      輝 ・   ふまれてたんぽぽひらいてたんぽぽ

          

    咲               絆              みあげてごらん夜の星をちいさな光がささやかな幸せを・・・・                          

              

         歩                                       気


ストレッチ体操体験&プチ講座「女性の健康」

2011-05-23 | 大津支部

5月21日、坂本で「ストレッチ体操体験&プチ講座『女性の健康』」を開きました。
「元気で美しく年を重ねていくために・・・この日は”私のために時間”過ごしませんか」と 広く地域にも呼びかけて行なったもの。


この日は20名の参加があり、まず、岸見明子先生の指導でストレッチ体操を体験、音楽にのってリズムカルに身体を動かし、腰や背筋を伸ばして、とても気持ちがよかったです。

そのあと、保健師の今井逸子さんから、女性の健康についてお話を聞きました。


大腸がん、肺がんに加えて女性は乳がんや子宮ガンに罹患する人が増えていることや女性が健康でいるためには食生活や検診をきちんと受けることの大切さが話されました。

参加者は「体操は気持ちがよかった。来月の例会も参加してみたい」
「検診をきちんと受けて、早期に発見治療することが医療費も軽くてすむということがわかり、きちんと検診を受けようと思いました。」と感想が出されました。


その時「歴史がうごいた」3000万署名大国を揺るがす

2011-05-15 | つぶやき・その他

放射能汚染があちこちに広がっているというニュースを見て、形も匂いもないこの物質に私たちは「安全だ」と言う言葉を信じてよいのか

子供たちは大丈夫なのかしっかりと真実を知ることが大事だと今、つくづく思います。

ツイッターで削除される前にみなさんぜひ見てほしいという文が載っていました。

第五福竜丸の乗り組み員がビキニ水爆実験に遭遇し被爆したあと 家族や地域,そして全国の女性たちが3000万の署名を集め、大国を動かした歴史を綴った動画です。

そのとき「歴史が動いた」から

    http://www.youtube.com/watch?v=rdtAG64FbYI&feature=share

1954年の事件ですが今の原子炉からの放射能飛散の観点から是非見ていただけたらと思いますが、削除されてしまうのでしょうか?


原発反対のデモを動画で

2011-05-08 | つぶやき・その他

昨日東京の渋谷で原発反対のデモが行われ、ツイッターでこのデモに参加された人たちの呟きが載せられていました。

15000人が参加され、警察の歩く速度規制で子供連れの人は倒れないかと不安だったとか、最後に逮捕者がでる騒ぎになったというようなことが出ていた。

動画で見たら、若者たちがそれぞれ思い思いのいでたちで音楽に合わせてデモに参加されているのがよくわかった。

若い女性のアピール(原発卒業! 今までありがとう!)も皆に響いていたようだ。こんな形で若い人たちが

原発に対する気持ちを行動で示して立ち上がってくれることをとても頼もしく思った。

勿論、年を経た人たちも一緒にやれることはやってこの国をよい方向にもっていきたいと思っていますが。

以下をクリックするとデモの様子がわかる動画です。

http://www.youtube.com/uniontube55?gl=JP&hl=ja


「憲法記念日に考える」の記事から

2011-05-04 | つぶやき・その他

東京新聞の社説に載っていた記事からの転載ですが、とても大事なことだと思いました。

憲法記念日に考える 試される民主主義

2011年5月3日

 震災被害者、原発避難者の日常生活を取り戻して「生きる権利」を守ることは当面の最優先課題です。復興で日本の民主主義の成熟度が試されます。

 テレビから流れた声に耳を疑った視聴者は多いでしょう。

 「主体は自治体ですから…。われわれは応援ですから…」-ふかふかのじゅうたんが敷かれた広い執務室で、政府高官がそう言い放ったのです。

 テレビは、東日本大震災の被災者受け入れを観光地の旅館などが申し出ているのに、情報が被災者に届いていないことを報じていました。「なぜ?」と追及された高官の答えが冒頭のセリフです。

◆血の通っていない行政

 続いて登場した自治体の職員は「学校や買い物など生活に必要な情報とセットでなければ被災者に紹介できない。自治体は目の前の仕事に追われて自ら調査する余裕がない」と答えていました。

 中途半端な情報を流してこと足れりとしている高官の側に非があることは明らかです。まさに血の通っていない行政です。

 時計を六十五年前に戻します。一九四六年夏、新しい憲法案を審議する衆院の小委員会が「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という現行憲法の第二五条第一項をめぐって熱気に包まれました。

 社会保障の充実をうたった同条第二項は当初から原案にありましたが、問題の生存権条項は社会党の修正で挿入されたのです。

 「健康で文化的な生活を妨げてはならないが、権利とするのはいかがなものか」「第二項だけで十分だ」など他党から次々異議が出ました。そのたびに、後に文相を務める森戸辰男議員が「それでは恩恵的、慈善的にすぎない」「権利として保障することで政府に積極的施策を求めることができる」などと主張しました。

◆希望の灯だった生存権

 「屋上屋を架すようなものだ」と批判もされました。「国民は個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については…最大の尊重を必要とする」との第一三条の採用が既に決まっていたからです。森戸議員は「生存権の裏付けがなければ個人の尊厳も守れない」と粘りました。こうして“生存”は「人権」として保障されました。今では「政府はこの権利を実現する法的義務を負っている」というのが憲法学の通説です。

 第一三条、第二五条第一項と第二項は、廃墟(はいきょ)に立つ日本人にとって希望の灯となりました。人々は憲法に励まされ「今日は昨日よりも、明日は今日より良くなる」と信じて懸命に働きました。曲折もありましたが、政府の経済政策の成功もあって生活水準は大幅に向上しました。

 しかし、あの地震と津波、そして原発事故が多くの人たちを半世紀以上前の悪夢の世界へ引き戻しました。生活再建のめどが立たない被災者、避難者らには、六十五年前の日本人が頼りにした光が果たして見えているでしょうか。

 被災者らの生活再建は生存権の問題です。政府にはその権利を保障し実現する責任があります。復旧、復興対策のもたつきぶりをみると、関係者が責任を十分自覚しているとは思えません。

 避難者らの苦しみをよそに「われわれは応援」と平然としている政府高官、政権の足を引っ張り、責任を担おうとしない野党と与党内の一部議員…国会とその周辺で繰り広げられる荒涼たる光景は、制憲議会における新国家建設への熱気と無縁です。

 政治家や官僚たちは当時の議事録を読み返し、原点に戻るべきでしょう。民主主義、憲法感覚の成熟度が問われています。

 同時に国民が自覚すべきこともあります。憲法は第一義的には国家、政府と国民との関係を定めたものですが、国民の行動指針を示してもいることです

 難局を前に国民が求められているのは、政治家や専門家任せにせず主体的に参画する姿勢です。

 まず「社会連帯」に基礎を置く支えを被災者らに提供しなければなりません。全国からボランティア活動家が集まり、予想を遥(はる)かに超える義援金が寄せられ、被災自治体に応援が駆けつけるなど、重荷の分かち合いが始まっていますが、民主主義が試される事態が今後も次々生まれるでしょう。

◆求められる自覚的参加

 地震、津波にもろい国土、綱渡りのエネルギー需給など、基礎の危うい日本社会をどう変え、そのための負担をどうするのか。復興に向かって社会構造の根本的改革を迫られるはずです。

 憲法の大原則である「国民主権主義」は、国民が自らの社会をつくりかえていく営みに自覚的に参加することを求めています。


第82回メーデー

2011-05-03 | 大津支部

曇り空のなか膳所公園で第82回メーデーが開催されました。新婦人の会員も多数参加しました。

 

大津日赤の医療従事者の方たちや年金者組合の人たちも沢山参加されパルコ前までデモ行進