インサイト発表

ホンダから新型インサイトが発表されました。ハイブリッド専

用車としてトヨタのプリウスに対抗して作られた車ですが，プ

リウスに対し5ナンバーサイズである事と価格の安さがアドバン

テージになっています。トヨタも新型プリウスがこれから発表

されますが，インサイトに比べて価格での優位が取れないので，

なんと旧型を安くして新型と一緒に販売するそうです。これは

すごいことで、今のプリウスもトヨタの車種の中では売れてい

る車で、予算に余裕のあるお客は新型プリウス。インサイトと

の選択を悩むお客には旧型プリウスという選択肢を与えるわけ

です。車というのは新型が発売されて2年位するとマイナーチェ

ンジをし，大体4～５年くらいでフルモデルチェンジというパタ

ーンが続きます。新型として発表されてからは細かい改良（なか

にはリコールまではいかないけど，欠陥部分の改修）を繰り返

しながら熟成されていくわけで，ある意味では一番完成された段

階がフルモデルチェンジ直前のモデルだと思います。しかも新型

がでると予想されれば現行車は値段が安くなり，いろいろな特典

がついた特別仕様車がでるので買う側からすると最もお得な車で

す。欠点は買ってすぐに新型がでると旧型になってしまう事です

が，その辺を割り切れればいい選択になるのではないでしょうか。

そう考えると，トヨタの今回の新旧併売はひょっとすると一番売

りたい新型が売れずに旧型ばかり売れる事にならないかなと心配


になります。（余計なお世話か）ホンダのインサイトの一番のポ

イントはボディサイズだと思います。ホンダにはシビックハイブ

リッドがありますが，これはプリウスと同じ3ナンバーボディです

。日本の道路事情や駐車場は5ナンバー車が基準にできているそう

で、初めて走る道でも5ナンバー車は扱いやすく，小型軽量なので

燃費もよくタイヤなどの消耗品も減り方が少ないです。

インサイトはデザインこそプリウスに似てますが、使い勝っては

違うと思います。プリウスは以前レンタカーで500キロ位を一気

に走った事があり，よくできた車だと感じました。冬の直前だっ

たのでスタッドレスタイヤを履いていたせいか，高速道路でのレ

ーンチェンジの際ボディが揺れるのですが，その揺れ方が何とも

気持ちが悪く，タイヤと足回りのサスの関係かなとあれこれ考え

ながら運転していました。車体の重さも影響していると思います。

静かで中もそこそこ広く，デザインも飽きない車なのですが，運

転した感じは私の好みではありませんでした。

新型インサイトも機会があったらじっくり乗ってみたいですね。

アースディ2008.5.4

昨年開かれた「川西アースディ」の様子です。バターゴルフ場のとなりにあ

る芝生の公園で行われました。天気にも恵まれゆったりした雰囲気の中で雑

貨屋や飲食店などいろんな店が出店していました。環境問題にも関心のある

人が集まっているので，ステージではいろんな提言の発表があり，特に若い

人たちがいろいろ活動している事がうれしかったです。太陽光の熱を集めて

お湯を沸かす事ができるストーブも実演していました。こういったイベント

が各地で開催されて，自分でできる事から環境問題に関心を持ってもらう事

が全体では大きな力になるのだと思います。



世界大不況の影響で、これから開催されようとする各種イベントへの参加や

スポンサーの募集がなかなか難しくなりそうです。地域の行事でもこれまで

と同じ寄付は集められないのではと心配しています。これから何年続くかわ

からない不況ですが少ない収入でも生活が楽しめる，本来のスローライフが

求められる時代になったのかもしれません。大量生産、大量消費には資源と

エネルギーの無駄が増大します。アメリカは京都議定書には従いませんが，

この不況が結果的に工場の生産縮小になり，問題になっているCO2の削減にも

つながるのは確実で、皮肉な結果になっています。社会の仕組みが大きく変

わり始めている気配を感じます。