コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

イニシエーション・ラブの話

2014-07-12 23:43:44 | 日記
4日前に目標だったAmazonレビューを200個書き終えてから、
久し振りにAmazonレビューを書きました。

これからは、量よりも質を重視して、
「自分が何を感じたのか」、
「どうすれば伝わるか」を意識しながら書いていきます。


「イニシエーション・ラブ」という小説についての
Amazonレビューを転載します。

_____
★★★★★ あなたのその傷は、必要な儀式だった。

正直なところ、「好きな本」ではないです。
けれど、これほどの衝撃を受けた本はないかもしれません。

よくある「衝撃のラスト!!」ではなく、
この小説で描かれた「人間」という生き物について、
あらためて考えさせられる衝撃を受けました。
恋愛で傷を負った人であればあるほど、
読後に自身の人生との繋がりが見えてくるはずです。

終盤までは非常に退屈な小説です。
どうか諦めず、最後まで読んでほしいと思います。

僕は敢えて、再読はしません。
というより、できそうにない。
_____


衝撃のラストで、
絶対に2回読んでしまうと謳われる小説です。

詳しくはネタバレになってしまうので言えませんが、
僕はこの小説を読んだ後、
自分の過去の傷と照らし合わせてしまい、
読み終わって約24時間経った今も、
読後感が抜けません。


「イニシエーション」とは「通過儀礼」という意味。

恋愛に限らず、過去の傷について、
「それは誰もが経験するべきことなんだよ。」と
言葉で伝えられたって、人は簡単に納得しないけれど、
この小説で
「それは通過儀礼だった。いつか通る道だったんだ。」と
伝えられると、
恐くもなるのだけど、
腑に落ちて肩の荷が降りるような感覚にもなります。

少し、強くもなれるような、
そんな不思議な小説です。


明日の座右の銘は
「イニシエーションだった。」

今日書いたAmazonレビュー
イニシエーション・ラブ (文春文庫)

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