ラブレア@ロサンゼルス

南カルフォルニア大学(USC)でのMBA生活や家族三人でのロスでの生活の様子をお伝えします。

シネママーケティング

2005-09-13 16:08:24 | Weblog
シネママーケティングの授業では、毎週実施されている映画のマーケティング情報が配られます。こういった生データってなかなか手に入らないので貴重。
映画のマーケティングの際には大きく、「25歳以下の女性」、「それ以上の女性」、「25歳以下の男性」、「25歳以上の男性」とで区分されています。
映画は、「リリースしたばかりのもの」「数週間でリリースしたもの」「以前にリリースされたもの」と3つの区分になっています。
で、どんな情報があるかというと、「Awareness(映画に対する認知度)」、「First Choice(最も見に行きたい映画)」などの情報が各映画毎に詳細に出てきます。女性を対象としたような映画は、うまい具合にAwareness、First Choicet共に女性の数値が高くなっていたりもして、それはMarketingがうまくいっていたからだってことになります。

授業の後半では、6つくらいの映画のプロモーション映像を見て、マーケティングの視点から意見を言い合うなんてのもあります。Marketability(マーケティングの効果が高いかどうか)が低い映画に対しては、最初から大々的に展開するのではなく、小規模で展開してから拡大していくことでリスクを避けるなんて方法もとっているらしい。

日本だと一つの映画が比較的長く上映されていることが多いけど、こちらは短期勝負って感じです。毎週4本くらいリリース(大手から)されているので、淘汰も激しいだろうし。映画の宣伝自体、次々と切り替わっていくから。以前見た資料では、公開直後にはもう広告をしなくなるってデータもありました。確かに、BatmanやStar warsといった大作も公開後にはほとんどプロモーションを見ることがなかったです。この点って日本はどうだったかな?


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