ラブレア@ロサンゼルス

南カルフォルニア大学(USC)でのMBA生活や家族三人でのロスでの生活の様子をお伝えします。

世界一の巨木(セコイア・キングスキャニオン)

2005-07-20 08:34:20 | Weblog
今回の旅も今日で最後。
最後の締めくくりにカリフォルニアにあるセコイア・キングスキャニオン国立公園を訪れました。5月末にヨセミテ国立公園に行ったときに、巨大なセコイアを見ていますが、今回の目的はやはりたくさんのセコイア。恐竜がいた時代には、セコイアと同じ巨木が地球上に繁栄していたといいますが、だからこそ巨大な恐竜が生活することができたんだろうな、と感じます。また、これだけ巨大が木々が大量にあったからこそ、現在の化石燃料が存在しているんだなあと感慨深くなります。

グラント将軍の木(キングスキャニオン:世界3位の大きさ)、シャーマン将軍の木(世界1位の大きさ)などいくつかのセコイアを見ましたが、普通に写真をとると全景がファインダに入りません。シャーマン将軍の木で84mくらいあるのでそれは仕方がないですよね。こんな巨木がたくさん残っている地を国立公園として大切に保護しているアメリカのすごさを感じます。

かつてヨセミテではセコイアの根に穴をあけ車が通れるようにしたのですが(教科書で見たことがある人もいるかも)、そのせいで2000年以上も生きてきた巨木が倒れてしまったという失敗を犯しています。セコイア国立公園では、倒れた木に穴をあけて車が通過できるようになっています。それだったら、気軽に楽しめるかな。

その後、LAに向かったのですが、山を下るのが一苦労。道幅が狭く、傾斜も急で、カーブも急だからです。ずいぶんと長い間坂道をおりていきましたが、そんな山を探検して、セコイアを発見した人はさぞかし驚いたことでしょう。

今回の旅は、グランドティトン、イエローストーン、ウォータートン(カナダ)、グレイシャーパーク、マウント・レイニエー、セントヘレンズ(ビジターセンタのみ)、クレーターレイク、セコイア・キングスキャニオンと数多くの公園を訪問してきました。

そこで感じたことは、特にアメリカの自然を自然のまま残そうという努力と、その大切さ、大変さです。決して便利な場所ではないところで、日夜、自然を守るために働いている人たちがいます。当たり前のことだけれども、ゴミをゴミ箱にきちんと捨てていく旅行者がいます。美しい自然を体感できる喜びを感じるとともに、それは多くの人の努力の上に成り立っていることを痛感しました。アメリカという国はいろいろな側面を持っています。その中でも自然を自然のまま守ろうという壮大なプロジェクトを成功させている点は特に敬意を示すべきところだと感じます。

車でのたびは想像以上に大変でしたが、終わってみると、もっと長い間旅行してもよかったかなと思います。次はどうしよーかなー。


リターン to カルフォルニア

2005-07-19 08:14:15 | Weblog
7月5日から始まった今回の旅行もいよいよラスト間近になってきました。
クレータレイクの後に宿泊したAshlandからカルフォルニアのFresnoまで向かいました。Fresnoはセコイア・キングスキャニオン国立公園のふもとの街。Ashlandはオレゴン州の中では南に位置しますが、それでもFresnoまでは7時間以上かかります。

5号を南に向かいドライブを続けて変わらない景色を見ていると突然、白い雪を山頂付近に残した高い山が目に入ってきました。富士山に似た形をしているため恐らく活火山だろうと思いましたが、オレゴンとカルフォルニアの境付近にそんな山があるなんて考えてもいませんでした。フリーウェイの出口の案内を見ていると、どうやらMt.Shastaという山らしい。Shasta Lakeなど関連する湖やCenter Shastaという出口などもあり、なかなか大きなところのようです。

後から調べてみると、7大聖山の一つということであり、聖なる力が宿った山として崇められているようです。草原地帯から突如現れるその山の姿は、確かに昔の人が聖なる山だと感じただけはあるなあと思います。ドライブだけの一日と思っていたところ、こんな美しい山を見ることが出来てドライブがますます楽しくなりました!

さて、夕方モーテルに到着して車を停めると、30代前半の男性が近づいてきました。早口なのでなかなか聞き取れなかったけど、
「ガス欠になったので、お金を借りたい」
「マリッジリングを渡すから」
と妙に真剣な面持ち。思わず信じそうになったけど、変なことに巻き込まれたくないので、
「フロントで頼んだら?」
と丁寧に断っておきました。その男性は残念そうにその場を去っていったけど、駐車場で話しかけられたとはいっても、モーテルの宿泊客かどうかも分からないし、マリッジリングといったって本当にそんな貴重なものを数十ドルのために他人に預けるなんて普通じゃないので、恐らくそれは詐欺の手口だったんだろうな。と思います。
実際に、10ドルくらいを騙し取るような詐欺は結構あるみたいなので、気をつけなければいけないな。と感じました。

筆舌に尽くしがたい青色のクレータレイク

2005-07-18 13:09:05 | Weblog
5月のPRIMEプログラムの時に聞いた「クレータレイクはすごくきれいだよ」という言葉がずっと気になっていたのですが、とうとうそこに訪れる日がやってきました。今日は、とても天気がよくその美しさを堪能するにはもってこいではないか、と期待は高まるばかり。

ユージーンから5号を南下してクレータレイクに向かいます。ちなみに、オレゴン州では州の法律でセルフサービスのガソリンスタンドは禁止されているそうです。「フルサービス」は、日本と同じで店員がガソリンを入れる形式。途中たちよったガソリンスタンドで、店員に道を確認してみると、
「今日はいい天気だから、クレータレイクはとてもきれいよ。」
「ほら、そこの車を見てごらん。(彼女の車はマリンブルー)あれと同じくらいの青なのよ」
と教えてくれます。ますます、期待は高まっていきます。

そこからが結構長かったです。5号から138号を西に向かってクレータレイクを北口から入ろうとしたのですが、いけどもいけどもつかない。疲れ果てた時にようやくクレータレイクの案内が。北口は、冬の間は閉鎖されるらしいので、せっかくの夏はそこを通過しなきゃ。

北口からしばらくいくと、クレータレイクに到着。車をおりて見てみるとまさに青。その青はほんとうにびっくりするくらいの美しさです。快晴のため空も真っ青だったのですが、その青がかすむくらいのキレイさです。水がとってもきれいなためこの青さがうまれるそうです。

ちなみにクレータレイクは、かつて(7700年前)セントヘレナ火山の42倍の強さの噴火により山の3分の1が吹き飛んでしまったそうです。その結果、キレイなカルデラ湖ができあがったそうです。深さはなんと589m!!

クレータレイクには、ウィザード島(一つ目の写真)とファントムシップ島(幽霊船:2つ目の写真)という島があります。ファントムシップがよく見えるサンノッチからかるーくトレイル。近くで見るファントムシップはまさに幽霊船。

でも、もしも再びここが前と同じ規模の噴火をしたら、その被害は尋常じゃないだろうなと、キレイな景色をみながらも、一昨日のセントヘレナ火山の噴火の映像を思い返してふと考え込んでしまいました。

ローズガーデン&オレゴンコースト

2005-07-17 13:43:36 | Weblog
今回の旅行の予定は、シアトルまでは決まっていたもののポートランド以降は、気ままな旅。前日に目的地を決めて、途中経由する場所も考えるというものです。
ということで、次の目的地はオレゴン第二の都市ユージーンなのですが、せっかくポートランドに来たので、どこかに寄ろうということで、ローズガーデン&日本庭園に寄りました。ローズガーデンは、その名の通り、いろんな種類のバラが所狭しと咲いています。それほど花には興味はありませんが、普段なかなか見ない色や形のバラを見かけてなかなか面白い。JUNは、途中ひとりでバラに酔っていたようです。
日本庭園は、かなり手をいれて整備しているようでした。木の下や幹、石の上や建物の軒先にコケが生えているのには感心。ただ、その分カラフルでも壮大でもなく、欧米人にはどこまで理解できるんだろうと不思議に思いました。とはいえ、僕らが日本庭園の心をどこまで知っているかは疑問符がつきますが。

その後、オレゴンコーストに向かったのですが、気ままに行き先を決めているくせにちゃんとした地図を持っていないので、あっちこっちとウロウロしながら道を探すはめになり、かなり時間をロス。この点は失敗だったかな。知らない土地なんだから地図は必須ですね。
ポートランドからオレゴンコーストには26号という道でいくのが一般的なようですが、遠回りになるので99W経由18号で、リンカーンに向かいました。でそこから101にのって、フローレンスまで。
海岸沿いの道から見る光景はなかなかすばらしい。美しい波の形が見晴らしのいいところからキレイに見えます。走ってみる価値のある道でした。




マウント・レーニエ国立公園&セントへレンズ火山

2005-07-16 13:38:04 | Weblog
シアトルを後にして、オレゴン州第一の都市ポートランドに向かいます。
途中、まずはマウント・レーニエ国立公園に寄りました。
マウント・レーニエは、こちらの日本人の間では、タコマ富士(タコマは、マウント・レーニエの近くの都市です)と呼ばれており、形は富士山によく似ています。富士山と同じく火山の噴火で出来た形のようです。
残念ながらこの日の天候は曇。(特にマウント・レーニエ付近)そのため、遠方から、タコマ富士の美しい形は見れずに残念。でも、スポーケンからシアトルに向かう途中に見ることができたのでよしとしよう。
山の天気は変わりやすいといいますが、山をのぼっていくと晴れ間がのぞいたり、曇になったり、そして雨が降ってきたりとまさに、変化しっぱなし。Paradise Pointでトレイルをはじめたものの、すぐに雨が降ってきたので、道沿いに咲いている小さな花たちを写真におさめてみました。天気のいい中、ゆっくりとトレイルしたいなーとは思いますが、歩いている他の人たちはスキーをかついでいたり、分厚い服を着ていたりとかなりの重装備。天気が悪かったおかげで気軽な僕らが調子にのってしまわずにすんだと思った方がいいのかもしれない。

その後、休憩のため偶然おりた場所がセントヘレンズ火山へと続く道だったので、Visitor Centerまで行って火山のMovieを見ることにしました。山の近くまで行くには時間が足りなかったけど、1980年の噴火の映像などを見たいなーと非常に興味本位な動機でした。しかし、映像を見ると急死に一生を得た人の体験映像や、その仲間が亡くなった話などかなり深刻な話。興味本位で見ようと思った自分が恥ずかしくなってしまいました。セントヘレンズの噴火では、西からの風のおかげで海岸沿いの都市部の被害は最小限に抑えられたそうです。また、日曜日の早朝だったため、仕事やレジャーなどで山に向かう人が少なく被害が比較的少なくて済んだそうです。
その映像によると、セントヘレンズ火山だけでなく、西海岸北部にいくつかの活火山(マウント・レーニエもその一つ)があり、それらがいつ噴火するか分からないという状況らしいです。そのための対策をどうするか、という内容にもなっています。対策として、火山大国日本の知恵を借りているともあり、そういった所での日本の貢献を感じて誇らしくも思いました。

飛行機&イチロー@シアトル

2005-07-15 15:22:31 | Weblog
シアトルはボーイング社発祥の地らしく、航空博物館があります。いろいろ行く場所の候補はありましたが、男の子には飛行機だろう!ということで航空博物館見学!
驚くことにケネディやニクソン大統領らが使ったエア・フォース・ワンやコンコルドの実物が展示されており、しかも内部見学まで出来ちゃいました。エア・フォース・ワンは、映画で見たのよりも小さい感じでしたが、ちゃんと料理を作る場所や、立派な会議室などあり、さすが大統領専用機って感じでした。
コンコルドは子供の頃からのあこがれの飛行機。小さい頃よくコンコルド型の紙飛行機を作ったなあ。となつかしくなるとともに、そのあこがれの飛行機の内部に入れることに幸せを感じました。RENのためと思ったけれども、自分のためになっちゃったって感じかな。

その他にも、ライト兄弟の乗った飛行機などいろいろな航空機が展示されていたのですが、フライトシミュレータなるものがあり、面白そうだったので乗ってみることに。でも、その内容にはちょっと失望。なんと、1945年の硫黄島攻撃を再現したものだったのです。硫黄島の爆撃シーンや、戦闘機の撃墜シーン、軍艦への爆弾投下シーンなどを体感するものです。そこで実際に日本兵(もちろん米兵もでしょうけど)が命を失ったことを考えると、それをゲーム感覚で残すことはあまりにも”軽い”。もし、真珠湾攻撃を同じようにゲーム感覚の展示にしたらアメリカ人はどう感じるだろうか?アメリカは勝者であり強国である。だからこそ、”他”に対する配慮をしていかなければいけないのではないか。しかも博物館に日本の国旗も掲げられていたことに強い違和感を感じた次第です。

夜は、シアトルマリナーズの試合観戦!。
前日のイチローは調子が悪かったようで心配してたけれども、2安打、2盗塁(二塁、三塁)と大活躍。観客席を見てみると、小さい子供が「Ichiro!」と叫んでいたり、51番のTシャツを着ていたりと、イチローの人気を実感することができました。そんなイチローを見て、英語で苦労している自分が小さく小さく見えてしまいました。。。

試合は、相手チームのRafael Palmeiroが3000本安打を達成するなど、終止相手のペース。でも、3000本安打の瞬間には、スタンド全体がスタンディング・オベーション。その拍手の響きが今でも耳に焼き付いています。マリナーズのSafeco Fieldは全天候型・開閉式のドーム球場です。東京ドームのように密閉された空間ではなくて、あくまで「屋根付」なので天気がよければ青空(夜空)の下で試合観戦ということになり、開放感があります。この雰囲気好きだなあ。

不覚だったのは、二番手の長谷川に気がつかなかったこと。”いいピッチャーだなあ。球も速いし、勢いがある””どうしてもっと早く交替しないんだ!”なーんて思っていたら後でそれが長谷川って分かって残念。ちゃんと確認すべきだったなあ。ホテルに戻ったのは、10時30分くらいだったかな。さすがに疲れてみんなぐっすり寝ちゃいました。


いちろシアトルへ

2005-07-14 02:15:47 | Weblog
長旅の疲れを癒すためにひさびさにモーテルでお昼くらいまでゆっくりして、シアトルに向かいました。朝のニュースでワシントン州のSpokaneより北西部にて山火事発生と報道されていましたが、移動には特に影響はなかったようです。

車を発進させると「ウォッシャー液がEmpty(空)」というメッセージが。ということで途中でガソリン補給する際に購入して補給。2ドル50セントくらいだったかな。シアトルには5時前に着く予定でしたが、大掛かりな道路工事があったために、かなり時間をロスして結局は6時過ぎの到着になっちゃいました。

これまで田舎ばかり走っていたせいかもしれませんが、シアトルのダウンタウンはとても走りにくいという印象です。坂や斜めに合流する道が多く、かつ交差点に表記されている通りの名前がとても見にくいのです。道をつくりかえることはできないけど、交差点名はもう少し大きく表記してくれるといいのにな。

さてさて、シアトルにはスターバックスの1号店があるとのことでそちらに向かうことに。レトロな感じのマーケットの一角にあります。そのまわりの駐車場はまさに争奪戦。しかし、偶然にも出発する車に出会い無事停車。一号店には、観光客らしき人が多数いて、店員さんと写真とってる人までいました。
店は通常のスターバックスと同じくらいです。シアトルの一角にある小さなカフェが世界でも類を見ない巨大なコーヒチェーンにまで拡大した過程をもう少し詳しく知りたくなりました。いかにして人の心をつかみ、時代をつくっていったか。巨大になった今よりも、もっと前の状況を。ケースでも読まなきゃいけないかな。



中継箇所 Spokane

2005-07-13 00:05:15 | Weblog
宿泊箇所のEast Glacierを出発して、中継地点のSpokaneに向かうことにしました。この街を選んだ理由は、単に日本で住んでいた西宮市の姉妹都市だから。
移動途中、West Glacierから再度、パーク内に入りレイク・マクドナルド湖畔でしばしくつろぎタイム。レンは、石を投げたりして遊んでました。

さてさて、アメリカでの移動中に気になるのは、「虫」です。フリーウェイを走っていると、車に虫がどんどんと当たってきます。それによって視界が悪くなったりするので、Window Washer液を頻繁に使うことになります。もちろん、ガソリンを入れる際に、たいていのスタンドには窓をきれいにする道具が備わっているので自分でその都度きれいにすることにもなります。日本だと、スタンドの店員さんがガラスをきれいにしてくれるんですけどね。

LAからSpokaneまで2500マイルは走ったでしょうか。以前のオイルチェンジから含めると4000マイル経過しているのでそろそろオイルチェンジの時期です。ということで、モーテルの人に聞いて、近くのAlton's Tireというお店までいきました。タイヤ売ってるだけじゃなくて、ちゃんとした整備もしてくれる店です。

その店でもっとも大きく宣伝されていたのは、ブリジストンのタイヤ。日本メーカの強さを再度認識した次第です。待合室でテレビを見ていると、ちょっぴり太った叔父さんが「これは、70年代のアメリカのコメディだ」「鼻の大きい人が有名なコメディアンだよ」などなど、教えてくれました。でもその人の英語はとーっても分かりにくくて大変でした。でも、とても親切でRENにリモコンを渡して、「Cartoonを見てもいいよ」だって。ちょうどスポンジボブ(アメリカでは人気)がやっていてRENは大喜びでした。

再びUSA(グレイシャーパーク)

2005-07-12 13:01:45 | Weblog
早朝8時出発で、再びUSAに戻りグレイシャーパークを目指します。今回は冬季は閉鎖される国境を利用しました。積荷を全部チェックされるというウワサもありましたが、簡単な質問だけであっという間に通過。そもそも待機している車も3台しかなかったってのもありますが。

まずは、グレイシャーパークにあるMany Glacierに向かうことに。ここで、山岳が湖面にキレイに映っている場面に遭遇することができました。波一つない湖面だったため、くっきりと景色が反映されています。湖のほとりでしばしゆっくりした後で、GTTS(Go to the Sun Road)をのぼって、お目当てのLogan Passに向かいました。GTTSはガイドブックによると非常に運転しにくいとのことでしたが、日本の山道を走ったことのある人であれば問題なく運転できるかなと思います。おそらくアメリカ人の方が山道の運転には慣れていないと思うので。もちろん、狭い道ですれ違うことも多いので注意は必要です。
GTTSは、1932年に作られたそうで、ガードレールではなくて石が積み上げられていたりして非常に趣きがあります。

駐車場が常に込んでいるというウワサどおり、11時に到着したもののたくさーんの車。偶然にも空いた場所があったので、無事駐車できました。もっと早くいったほうが無難かもしれません。

気楽な気分で山登りを始めました。雪が見えるところまでいければいいなーと思っていたところ、トレイルは果てしなく続いていきます。途中、マウンテンゴート、ビックホーンシープやナキウサギ?などに出会いながらのトレイルです。結構急勾配をのぼり、雪とたわむれたりしながら結局2時間半もトレイルしちゃいました。最終的にHidden Lakeまで歩いてしまいました~。天気がとてもよく、トレイルするにはぴったりでした。

明日は既に移動日なので、グレイシャーパークとはお別れですが、早朝から動いたおかげでゆっくりと景色やトレイルを楽しむことが出来ました。

Waterton(キャメロンレイクでトレイル)

2005-07-11 12:10:57 | Weblog
今日は予報どおり快晴!とはいっても、はだざむーい感じです。
Watertonの奥にあるキャメロンレイクでトレイルをすることにしました。湖の対岸にある山は日当たりがよくグリズリー(灰色熊)がよく出没するらしいです。
ひとまず、湖の周囲を歩いてみることにしました。前日の雨のせいで途中道が悪い場所がありRENを抱っこする場面もありましたが、トレイルの終点までたどりつくことが出来ました。終点には人がたくさんいて、なにやらもりあがっています。年配の女性が、「グリズリーがいるのよ」「あのドーム状のところのちいさな雪のすぐ近くよ」などと親切に教えてくれました。RENの双眼鏡を使ってみてみるもののよくわかりません。
しばらくすると、その女性がわざわざ本物の双眼鏡を貸してくれました。すると!確かに見えます。山の上の方に二匹のグリズリーが!双眼鏡で見たあとだと、肉眼でもなんとか分かります。とっても親切な人に出会うことができました。写真では豆粒のようですが、たしかに二匹います。でも、なんでこんなに高いところにいるんだろ。


その後、湖でボートに1時間ほどのったりもしましたが、風が強くてこぐのが大変で手にマメまでできちゃいました。RENはさむーいと叫びながらもご機嫌だったようです。

疲れた後は、Prince of Walesでハイティー。となりに座っていた70歳以上の老夫婦から、「グリズリー見た?」と話しかけられました。どうやら、キャメロン湖のトレイルで僕らを見かけたようです。「泥道でBoyを抱っこしてたでしょ?」なんて話しかけてくれます。ニューハンプシャー在住の方で、Watertonの前にわれわれの次の目的地である、グレイシャーパークを訪れたとのこと。「とってもきれいな場所よ」とのこと。

キャメロン湖での女性や、この老夫婦との出会いは旅をより一層楽しいものにしてくれました。