コーラ戦争

MBAの基本的題材としてペプシとコカコーラの対決ってのがあります。
ペプシがCokeとのテイストテストを行い、消費者がペプシの方がおいしいって評価したと大々的にアピールしたのがことのはじまり。その結果、コカコーラは新しい味のコーラを出し、古い味はクラシック・コークとして残していました。
コカコーラには熱狂的なファンがいて、昔の味の方がいい！という運動を続けていたのですが、その団体の人にテイストテストを行なったニュースをマーケティングの授業で見ました。

面白いことに、「昔のコーラがいい！！」といっている人でさえ、テイストテストでは、ペプシや新しいコーラの方がいいって評価するって結果が出たってこと。そういう意味でもコカコーラが新しい味を出したことは正しいんだろうな。
一方で、消費者の好みは、実際の味に対する評価も重要だけど、いかに「いい！」というイメージを定着させるかも重要ってこと。言葉ではそりゃそうだろうって思うけど、実際にテストしている状況を映像で見るとなるほどなーって思う。

9月にあったストラテジーの授業でもテイストテストを自らおこなったけど、僕にはCokeとペプシの違いは全然わからなかったなあ。ってことを思い出しました。なによりもすごいのは、そんなにもいろいろととりあげられるコーラに対するアメリカ人の思いいれかな。