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「大和堆」の違法漁 北朝鮮船の占拠を許すな

2017-07-14 09:20:00 | 北朝鮮・韓国
「大和堆」の違法漁 北朝鮮船の占拠を許すな


http://www.sankei.com/column/news/170714/clm1707140002-n1.html


 日本の排他的経済水域(EEZ)から水産資源を強奪する無法な振る舞いを、決して許してはならない。

 現場は「大和堆(やまとたい)」と呼ばれる日本海でも有数の好漁場で、日本のEEZに含まれる。そこへ北朝鮮など外国の漁船群が押し寄せ、スルメイカなど日本の水産資源を奪っているのだ。


 国連海洋法条約により、日本のEEZでは日本だけが水産資源管理の権利を持つ。


 日本から操業を認められていない北朝鮮には少しの権利もないのに、数百隻規模の漁船群が海域を「占拠」し、日本の漁船が近づけない状況が生じている。

 違法操業の外国漁船は一掃されなければならない。


 EEZは領海ではないが、経済権益を守るため、漁業取り締まりや海洋調査などの主権的権利・管轄権が発生する。違法操業は日本の権利を侵害するものだ。


 現場海域では、中国の漁船の違法操業まで目撃されている。北朝鮮が自国沖合の漁業権を売却したこととの関連も指摘される。だが、何の権利も発生せず、日本のEEZでの乱獲は許されない。


 看過できないのは、現場海域で漁業取り締まりに当たっていた水産庁の船が、北朝鮮船から数十分間にわたり追跡され、小銃の銃口を向けられたことである。


 この暴挙に政府が外交ルートで抗議したのは当然である。日本の公船を銃で威嚇して取り締まりを妨害したのは、日本の権利を侵す敵対的行為にほかならない。繰り返させてはならないことだ。


 食料事情が厳しく、漁獲ノルマのため日本のEEZに侵入してきたようだ。北朝鮮の漁船は朝鮮人民軍の管轄下にあるとされる。日本の漁船は危害を加えられることを恐れ、現場からの離脱を余儀なくされている。銃口を向けた北朝鮮船の事件で、日本の漁業者が抱く懸念は裏付けられた。


 菅義偉官房長官は会見で、日本漁船の安全のため「関係省庁が連携して適切に対応する」と述べた。海上保安庁と水産庁は取り締まりを徹底してほしい。不測の事態に備え、自衛隊によるバックアップも検討すべきである。


 海保は全国から巡視船を集めて対応している。尖閣方面との二正面作戦となる。海保の人員と船舶、航空機の増強を政府は真剣に考える必要がある。

2017.7.14














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