熱中症での疑問・・・熱中症になり易いものは何か?
原因を知ることで対策にもなります。
学校行事やスポーツで一番なり易いものは屋内競技では剣道です。
剣道具による保護による熱の篭(こも)りもありますが、
居合いによる声張りや剣道での動作によって熱量が増してしまうことが考えられます。
学校などでは特に
空調管理や水分補給、休息など体調管理が重要と考えられます。
男女別では男性では選手を含め、
屋外競技では野球が一番多いとされています。
その次にサッカーとされています。
野球の場合、
ポジションについていないといけないのと
一塁・二塁・三塁などそこで留まる場合、
長い事、直射日光を浴びてます。
また、キャッチャーはポジションにいる他、
保護具をしているために熱が篭(こも)ってしまい、
多汗により、水分を多く奪われてしまいます。
サッカーは比較的動く事が多いですが、
外で行う競技というのもあり、
常に直射日光に当った状態になります。
他にも男女別で女性では選手を含め、
屋外競技ではテニスが多いとされますが、
これもサッカー同様、常に直射日光に当たってるため、
水分不足、多汗、目眩(めまい)、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢症状等が起こり得るものです。
選手や学生含む競技者以外にも
観客席で応援している方も応援に熱を入れる他、
大勢の熱気で熱中症になる事があります。
これらスポーツ関係を挙げましたが他にも熱中症になり易いのは
危険作業を伴うものとして薄着が禁止とされる
製造工場(製造業)や工事作業、災害救助現場作業が挙げられます。
自身も製造業での工場経験があったために分かりますが、
服が貫通しないために厚地の服で安全靴の着用、帽子(事によってはヘルメット)着用だったために
動かなくても汗を多くかきます。
特に溶接作業では
それ以上に汗もかく他、
熱が篭(こも)ってしまうために水分が多く必要になります。
自分のように甘いものが苦手で水分は無糖・無乳コーヒーで補おうとする行為は
自殺行為なのでお気を付け下さい。
涼しい環境であっても、
温度が高くなく、多湿の場合であっても、
練習を始めて間もない短時間であっても、
軽い運動でも発症します。
最も多いのは涼しい環境で作業している(作業していた)人が
急に外に出て作業をした場合、
暑さに慣れていないために発症することがあります。
あとはサウナなんかは
我慢戦のように行ったりして長期いる場合、
『逆上(のぼ)せ』、『多汗』、『水分不足』、『肌の乾燥』、
『吐き気』、『嘔吐(おうと)』、『発熱』、『倦怠感』、『塩分不足による足の攣(つ)り』など
様々な症状を引き起こすことがあります。
スポーツ以外でもこのように
一般的に利用するものでも注意が必要です。
サウナの利用も自分に合った適度な感覚で行うとともに
水分補給・塩分補給を行うことをお勧めします。
ちなみにヒト以外に犬などのペット(動物)も
汗腺が少ないために熱中症になりやすいので
昼間などの寝る前の水分補給や夜間の水分補給は大事です。
ちなみに乳幼児にはスポーツドリンクは絶対に与えないで下さいね?
乳幼児へのスポーツドリンクの摂取は脱水時に与えると
『低ナトリウム血症』や『水中毒』を引き起こす危険性があります。
軽度であれば、乳幼児用の冷製スープの他、果汁飲料がお勧めです。
冷製スープは冷製スープという名前と言えど、
そこまで冷やす必要はありません。
冷たいものを摂取し過ぎると冷え性になる恐れもあるのでご注意下さい。
冷製スープには塩分も含んでいるため、
水分補給の他、塩分を補うことができます。
果汁飲料では水分以外にも不足するビタミンやカリウムを補うことができます。
乳幼児にはスポーツドリンク以外にも経口補水塩などはお勧めできない場合もありますので
その場合は医師と相談するのも良いかと思われます。