瞬駈天魔のツクール素材製作所

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もうすぐイースター!ついでに卵に関する健康面について

2017年04月13日 09時00分00秒 | ツクール日記

さて、日本には関係ないはずのイースター・・・
だけど、何でもイベントに乗っかろうとするのか、
色んなところでイースター祭とかを催してますね。

では、イースターとは一体何か?

イースターとは
キリスト教の復活祭であり、
十字架にかけられて死んだイエス・キリストが
三日目に復活したことを記念・記憶する行事です。

イースターは英語であり、
正教会ではギリシャ語からパスハとも呼びます。

基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、
今年は「4月20日」が復活祭になります。

あれ?食品に規制がなかったかな・・・?なんて思う方もいるかと思いますが、
四旬節及び第斎の期間中禁じられていた
肉、乳製品、卵が復活祭の日に初めて解禁になるため、
復活祭の正餐の食卓にはこれらの動物性食品が並ぶそうです。

でも、何でイースターエッグ(卵)?と思ってしまいますよね?

動かない卵から新しい生命が生まれ出ることから、
死と復活を象徴しているとされるそうです。

イベント的には
卵にきれいな色をつけて飾ったり、隠した卵を探すという遊びが行なわれるそうです。

中国での風習であるものでは
紅蛋(ホンタン)という食紅で赤く染めたゆで卵が似たようなもの・・・なのでしょうかね?

しかし、日本ではイベント的には
調理した卵料理やチョコレートエッグがメインで販売されるのではないでしょうかね・・・?

ちなみにチョコレートを食べ過ぎても鼻血は出ませんからね・・・?
(※糖分過剰摂取による血圧上昇のために鼻血が出る場合はあります。)

どちらかというと、健康面で注意した方が良いのはコレステロール値ですね。

さて、自分の現在の仕事上・・・
主に厚生労働省や文部科学省からの内容となりますが、
医学・福祉・栄養学をメインとしておりますので
ここらで卵について健康・栄養に関することをお話しします。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」策定検討会報告書に記載されている
『国民の栄養摂取の状況からみて
 その過剰な摂取が国民の健康の保持増進に影響を与えているものとして
 厚生労働省令で定める栄養素』として挙げられているのが
脂質、飽和脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウムです。

可食部100g当たりでは
ウズラ卵の全卵で179Kcal、470mgのコレステロール、
ウズラ卵の水煮で182Kcal、490mgのコレステロール、
鶏卵の生卵(全卵)で151Kcal、420mgのコレステロールであり、
茹で卵(全卵)の場合は比較的変わりありません。
(※茹で卵の場合は若干、脂質・脂肪酸が抑えられ、蛋白質は増加しているため、栄養は高いと言えます。)

以外にも生卵と比較して茹で卵は
ナトリウムも減少しているため、
『厚生労働省令で定める栄養素』を考えると
卵の生食より加熱調理がお勧めと言えます。
(参考:文部科学省 日本食品標準成分表)

Mサイズの鶏卵には
252mgのコレステロールが含まれているとされており、
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると
コレステロールの摂取目標量の上限は
成人男性で1日当たり750mg、
成人女性で1日当たり600mgとされています。

しかし、高齢の場合は習慣的な摂取は
心血管疾患の危険があるグループは避けるべきとされており、
1日に卵を1個摂取している場合、
週に1個未満のものと比較して糖尿病のリスクが2倍以上とされています。
(※一方で男女ともに卵の高摂取による糖尿病発症リスク増加は見られないとする研究もあります。)

ちなみに精力をつけるために生卵をそのまま飲む方もいるようですが、
生卵白を長期間にわたって継続して大量に摂取することにより、
ビオチン欠乏症を発症する危険性が指摘されています。

適量摂取であれば、
栄養的にはカルシウム、ビタミンA・B、鉄分、ミネラル類などの他に
卵白には多糖類を加水分解する酵素であるリゾチームを多く含んでいるだけでなく、
黄身にはコリンという神経伝達物質を含んでいるため、
学習能力の向上、アルツハイマー病や痴呆の予防などの効果が期待できるとされています。

日本でのイースターは主に食かと思われますので
摂取する際は適量摂取を心掛けると良いかと思います。