手帳が分厚くてそのせいで荷物も多めな私ですが、この間学会に行ってちょっと思ったことがあったんですよね。
研究用の手帳、大きいなあ←(笑)
というか、学会に行く時ってあまり大きすぎる荷物だと邪魔だったりするわけですよ。
...もちろん、スーツケースを持っている人もいるので、別にそれはおかしくないんだけど。
ただ、きちんとしたかっこうだと、普段のリュックとか使えなかったりして、カバンに手帳の入る余地が少な目なんです。
さらに地方での学会だと、パソコンも持っている可能性が高いから余計かさばるんですよね。
結果パソコンっていうこともありますが、やっぱりアナログ派な私はどちらかというと手でメモしたい派。
...ということは、メモがデジタルで残せればいいんじゃない?
そう思ってshot noteとか前にもやってみたんですけど、これはうまくいかず。
スマフォのアプリがうまく連携できない。
...ノートがデジタルなら問題ないんじゃない?
あるんでしょうか、デジタルなノート。
あった!
というわけで、SONYのデジタルペーパー、DPT-CP1を購入してみることにしました。
☆ よかった点
・ 軽い、薄い
求めていたのは軽さですから、これは1番のメリットですよね。
本当に軽すぎて壊すんじゃないかくらい。
新書1冊より軽いのではと思います。
・ ペンのレスポンスの良さ
アナログで書いたのと同じように、私の手書きの癖まで残るレスポンス。
こういったものってあまりレスポンスがよくないんじゃないかと思ってましたが、この技術の進歩はすごいなと思いました。
ただ、もちろんちょっとしたタイムラグはありますね。
1秒を争うようなところじゃなければ気になりません、たぶん。
・ A5でも割り付け2ページにできる
私が買ったサイズはA5サイズ。
一回り大きいA4サイズでは割り付けにして、見開き2ページだったりサイドノートだったりという写真を見たんですが、A5だと小さくてできないかなぁと思ってました。
杞憂でした!
ちゃんとA5で割り付けにもできたし、サイドノートもできました。
まぁただ、小さくはなるので、好みの問題かもしれません。
私は小さくても読めるので気にしません。
・ 目が疲れない
目に優しい。
バックライトがついてないので、目は疲れないです。
・ Kindleよりも読みやすい
Kindleはページが移るときの文字が変わるところが慣れないうちは嫌いだったんですが(今はもう慣れた)、こちらのデジタルペーパーの方が読みやすさは段違いです。
・ 書いたものに目印をつけておけば、検索ができる
目印は決めなくてはいけないみたいですが、検索ができるというのはいいかなと思います。
もっとノートが増えてきて、整理ができなくなった時にはとくに大事なツールですね。
☆ 気になる点
・ 専用のアプリでしかファイルが送れない
たぶんこれは一番気になる点でしょうね。
直で送れないというのは困るかも?と思ってます。
USBからでは直接データを入れられないので、結局パソコンが必要になってくる。
専用のアプリはスマフォでも見られるらしいんですが、Bluetoothの連携がうまくいってないです。
スマフォの方に問題があるのかな?
・ ペンの先が専用のものしかない上に、消耗品。
そんなに一気に消耗しないと思いますけど、ペン先は書き味が落ちたら付け替えが必要です。
ペン先の値段が高いのが多少気になる。
・ ハイライト、色なし。
というか、ノートはカラーではないので、色がないです。
目が疲れないのと表裏な感じがしますが。
・ 手書きで書くより、案外時間がかかっている(?)
感覚的なものかもしれませんが、手書きほどスムーズには書けてないかもしれません。
慣れれば平気かな?
・ 付箋(エクストラのメモ)がつけられない
これも当たり前といえば当たり前。
アナログノートの良さでもありましたから、ここまでは再現できないですね。
・ あくまでノート。電子書籍ではない。
これをネットにつないで、電子書籍を買うとかはできないです。
・ 編集ロックがかかっていると書き込みできない。
それは結局どうなのかしら(笑)
文献にメモ書きたいとき、ハイライト付けたいとき問題じゃないですか?
・ 充電が案外早くなくなる
これ、本体の話ではなく、どちらかというとペンの方。
ペンの充電が切れると書けなくなるので、ペンの充電を忘れないようにしないといけないなぁと思います。
急速充電器(ノート用)を持っておく必要があるかもしれません。
充電器の方が重そうだけど。
・ 本体に保存しておけるPDFの容量
11GBくらい。
多いか少ないか、と言われれば少ないかな。
書き味を楽しむとか、紙とペンの相性を楽しむとか、そういった文具オタクの欲求は満たせないかもしれませんが、私的には9割満足ですね。
ただ、結局アナログなところはまだ残っていきそう。
今後は、それぞれのいいところをうまい具合に使いこなしていきたいなと思います。