無聊慰む寝ながら俳句です。
はらからと愛でることなき今日の梅
同胞の逝きしあとなる梅の香や
駘蕩の美空たゆたふ飛行音
早春の学舎に響く声澄みて
声弾む集団登校春の朝
諸々を溶かして流る雪解川
何やらにまた虚しゅうて浅き春
啓蟄や事を焦らす眠りかな
時折の囀りを聞く窓の外
メンバーも少なくなるや春巡り
春祭り一人歩きの頼りなさ
金色の波くねらして鴨の陣
咳ひとつゆっくりとして春浅し
この街は何を孕んで着膨れん
春の風少女の髪の香を連れて
秋暮れてあん饅を手の帰宅路
赤い傘人待つ時雨井の頭
一夜過ぎ手にする固き桜餅
桜餅食べ柏餅のこと思う
春の野の夢を頼りに午睡かな
吸い物に我が庭の柚子立ち香る
福袋一年一度の運試し
じいちゃんにあげると五色の雛あられ
雪街の酒場通りの轍踏む
はらからと愛でることなき今日の梅
同胞の逝きしあとなる梅の香や
駘蕩の美空たゆたふ飛行音
早春の学舎に響く声澄みて
声弾む集団登校春の朝
諸々を溶かして流る雪解川
何やらにまた虚しゅうて浅き春
啓蟄や事を焦らす眠りかな
時折の囀りを聞く窓の外
メンバーも少なくなるや春巡り
春祭り一人歩きの頼りなさ
金色の波くねらして鴨の陣
咳ひとつゆっくりとして春浅し
この街は何を孕んで着膨れん
春の風少女の髪の香を連れて
秋暮れてあん饅を手の帰宅路
赤い傘人待つ時雨井の頭
一夜過ぎ手にする固き桜餅
桜餅食べ柏餅のこと思う
春の野の夢を頼りに午睡かな
吸い物に我が庭の柚子立ち香る
福袋一年一度の運試し
じいちゃんにあげると五色の雛あられ
雪街の酒場通りの轍踏む