今回は久々の俳句のアップ。どれか気に入ったのがあったら教えてください。
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桜散り学童の声駆け抜けて
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春宵の妻はいつまで立ち話
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春の宵夕餉の前の立ち話
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同じ顔同じ話で山笑う
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大鼾枕並べて夏の山
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夏山に枕並べて大鼾
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雷雨来て今日は誰を叱りつけ
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親と子と犬も一緒の水遊び
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丸い背を伸ばして立てと夏の友
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肝心な事何も言えずに夏終る
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スカイツリー話し相手を待つ秋の雲
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丹念に歯を磨く昼秋立ちぬ
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得意技三日坊主か秋読書
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岩陰に燃える紅葉の音を聞き
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秋寒し布団の中で海老になる
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毬栗も買い手を待ちて日が暮れる
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秋桜一花一花風渡る
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今にみろとは言えぬ齢秋時雨
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漠然と不安を映し冬の雲
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コツコツと靴音立てて冬銀河
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鰭酒に詩などを聞き笑う日のある
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寒鴉お調子者が水浴びて
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大寒や薬缶の音の絶え間なく
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雪だるま遊具の側に残されて
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小六月ベンチに並び猫談義
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道沿いに底を晒して川涸れり
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客を待ち湯煙あげるおでん屋か
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葱畑わずかに見える白い脛
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神無月能舞台に日は斜め