家庭訪問

玄関のドアを開けると＿＿＿＿＿、


息子の担任の先生（女性）が花束を抱えて立っていました。
息子が小学５年生の新学期の家庭訪問の日でした。


以下、
その時の先生のお話です。

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いやあ～、他の子たちから、　○○クン（うちの息子）のお母さんが
　漫画を描いてるというのは聞いてたんですがね…。


○○クン（うちの息子）に、
「お母さん、なんて名前で描いてるの？」
　って聞いても…、



「全然有名じゃないから…先生たぶん知らないから…」
って言って教えてくれないんですよ。



私もね、お母さんＰＴＡ役員やってらっしゃるくらいだから、
たしかにそんなには有名な人ではないだろうな…くらいに思ってたんですよ。
…すみません……。



それでですね、じつは今日の給食の時間に、雑談で、
「みんなのお父さんは、お母さんのことなんて呼んでるの？」
って話になったんですよ。



そしたら○○（息子の名前）のやつったら（呼び捨て、笑）、
「うちは、”ジッコ”って呼んでる」って言ったんですよ！！



私は、
『なに～～～？”ジッコ”だとぉ～～！！』
「こらっ！○○（うちの息子）」
「お母さん、なんて名前で描いてるの！？言いなさいったら言いなさいっ！」
って怒鳴ったらですね。



「前原滋子」って、言うんですよ！！



私、思わず、叫びました。
「このばか！なぜそれを早く言わない！」って。



だって、それがわかってたら…、
今日の家庭訪問、一番最後にしたのに～～～～。



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先生は、そのあと、
「シキくんがね…」　「トワくんがね…」と
話題は漫画の話オンリー。



時間がどんどん過ぎていく。時計の針を気にした私は、
「先生…、あの、次の子のおうちに行かないと…」
と言うと、


「あ、そうですね」
「じゃあ、○○くんのことはそういうことで…」
と言ってお帰りになりました。


（うちの息子の話題には一言もふれてないんですけど～～～）


このあと、息子に、
「先生がお母さんの漫画のファンだなんて、
　他の子に言っちゃダメよ」と釘を刺す。


「なんで？」と言う息子に、


「だって、いろいろなお母さんがいるからね。
　あんたのこと、先生が贔屓してるとか、いう人が出てくるかも…」


息子いわく、
「大丈夫だよ。いつもぼくがクラスの中で一番怒られているから」



ははは、この辺、おもいきり『永遠の誘惑』で使ってますね。
ざっくばらんな先生で、授業参観のあとの懇談会とか
毎回すごく話が面白くて、とてもお母さん方に人気があった
先生でした。木綿子のモデルになっていただきました。　　　





☆　写真はスノークリスタル（雪の結晶オーナメント）を使って、
　　シクラメンは鉢ごと。あとは薔薇とカーネーション、他。
　


　　松ぼっくりと柊もアレンジに加えてクリスマスっぽくしました。