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Dear wonderful world

もっと強く。

ハナミズキ

2014-07-06 19:22:16 | 日記

こんにちは、お久しぶりです。


今日は、一青窈さんの「ハナミズキ」について書きたいと思います。


この曲、なんだかとても不思議な歌詞で、どういう意味なんだろうと昔調べてみたことがあります。
そこで、この曲が9.11をモチーフに書かれた曲だと知りました。

そのときに目にしたあるブログに個人的な解釈がのっていて、とても心打たれました。
数年前のことなのでどのブログだったか思い出せないのですが・・・

以下はそのブログの記憶を頼りに歌詞の解釈をまとめたものです。


この歌詞の語り手は、妻と小さな子どものいる男性と考えられます。
そしてこの男性は、テロの現場に居合わせてしまった。

命を奪われようとしている主人公は、死ぬ前にもう一度会いたいと思いながらも、

(=どうか来てほしい 水際まで来てほしい)

子どもたちにはこれからも生きて、自分のように夢半ばで途切れることなく、夢を叶え、完結させてほしいと願っています。

(=薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと 終わりますように)


私が最も印象に残ったのは次の部分です。

「どうぞ行きなさい お先に行きなさい」

いくつか見たほかの解釈には上と同じように、
自分の命は終わろうとしているけど、君たちはこの先も生きて行ってほしい。
というような解釈があったと思いますが、『お先に』という部分がどうも引っかかっていました。

そこで、このブログには次のように書いてありました。

 主人公は、パニック状態にあるビルの中で、女性やお年寄りを先に避難させようと誘導しています。
 僕は後でいいから、お先に避難しなさい。


そうして、次の部分につながります。

「僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと 止まりますように」

主人公は自分の死を覚悟しつつ、いつかはこの憎しみの波や暴力の波に終わりが来ることを願っています。


このように考えると、倒壊してゆくビルの情景が鮮明に目に浮かぶようで、
さらにその中で自分を犠牲にして家族のことを想い、弱い人の命を守り、
平和への願いをかける主人公の気持ちが胸に突き刺さります。


いかがでしょうか。
こういうふうに「ハナミズキ」を聞くと、心が揺さぶられる気がしませんか。


僕は本当に戦争が嫌いです。
少しでも戦争が仕方ないと思う人は、理不尽で強大な力で命を奪われる人が何を思うか、
遺された家族が何を思うか、想像してみてほしいと思います。


以前私は集団的自衛権には反対だと書きましたが、今も変わりません。
それでもこうなってしまった限りは、安倍さんの言うようにこれが抑止力になって
戦争が起きないようになることを願うばかりです。

ただ、そのような方法でしか戦争を防げない人間の性質を悲しく思います。


果てない波がちゃんと、終わりますように。

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