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文吉のバイクってます。

文吉は「生涯旅人」をモットーにツーリングしまくっちゃいます。
愛車は【HONDA Revel500】です。

140630日本一周「四国・九州・山陰ツーリング編」第03日目

2014-07-29 | ツーリング
「四国出身の偉人」と言うと皆さんは真っ先にだれを思いますか? たぶん、あの人ですよね。でも、もっとたくさんいるんですよ。
今回は少し歴史の勉強をしてみましょうか。

2014年06月30日(月)晴れ

02:00
起床。

昨日は蚊取り線香をテントの前で炊いて寝たんですよ。
でも、蚊取り線香って一晩中効果があるんじゃないんですね。
いつのまにか燃え尽きていて、そこから先は藪蚊が我が物顔で攻撃していたんですね。
文吉は一度眠りにつくと、隣で象が相撲を取っても起きないくらい深い眠りにつきます。
だから、いまだに「象の相撲」をみたことがありません。

それでも、5時間は寝たんだと思います。
真っ暗な中できがつくと「顔が命」の文吉のおでこを蚊に刺されていました。

03:40(13642)
もう、こんなところに長居はできませんね。
テントを撤収して出発します。

キャンプ場を出て、県道203号の交差点まで5分でつきました。
街灯もなく、真っ暗闇の中でも「室戸岬キャンプ場」の看板だけは目にはいりました。
この看板を写真に撮ろうと思って、サイドスタンドを立ててバイクから降りたんです。
背中でガッシャーンと派手な音がして振り向くと、SHADOW750jrが横になっているではありませんか。

暗くてよくわからなかったけど、バイクを停めたところが坂になっていて、スタンドと反対側に倒れています。





起こそうと思いましたが、坂の下側から持ち上げるのは平たんな場所の倍くらい重いのです。
荷物を全部はずしても、文吉のか弱い力ではあがりません。
おまけに文吉は以前から右肩を痛めていて、強い力が出ないのです。

困りました。ここは昼間でも車の通行がほとんどなさそうな場所です。
このまま待っていても誰もとおりがかってくれません。

こんな時はJAFに頼むに限りますね。
電話してみたら、流石は24時間体制で働いているだけのことはあって、50分後に来てくれました。

JAFのおじさんは文吉より少し年配と思える方でした。しかも、バイクに乗ったことが無い人です。
車に積んでいるクレーンで引き揚げようとしていますが、「二人がかりなら起こせますよ」
文吉がハンドルを持って、おじさんがサドル付近を持ち上げて「セーノッ」
無事に起こすことができました。

右手のブレーキレバーが少し曲がって、マフラーに少し傷がついていますが運転には支障ありません。
どうもありがとうございました。

もう、ご来光を撮りに行こうという気力は失せてしまいました。あたりはほんのり明るくなっていますから。
それでも、健気にSHADOW750jrはエンジンが動いて出発することができました。

05:20(13645)
国道55号にぶつかりました。この辺は室戸岬の最先端部になります。
幕末の志士のひとりで、坂本竜馬とともに近江屋で何者かに殺害された「中岡慎太郎」の像がありました。



ここから、室戸岬を折り返し国道55号は高知の方へ伸びていきます。

06:20(13687)
スタンドがあったので、給油します。今回のツーリングで初めての給油です。
家を出てからここまで252Km走っていました。

14.0L @164 2296円
燃費 18Km/L メチャクチャ悪いですね。
これは転倒した時にガソリンがいくらかこぼれていたからです。
ほとんどカラッケツの状態でした。

06:40(13698)
「岩崎弥太郎」の銅像を発見しました。
今の三菱グループを作った大物です。
文吉の父は三菱重工につとめていたので、この立志伝中の人のことは良く父に聞かされました。
大河ドラマの「竜馬伝」では冴えない小物みたいな扱いでしたが、この像は実に威風堂々としています。





後ろ姿はまさに「相撲の親方」見たいですね。

国道55号ドンドン走って、南国市から県道14号を海岸沿いに走ります。

07:55-9:10(13737)
桂浜に到着。
いわずとしれた、竜馬の故郷です。
竜馬はこの浜から遠く太平洋の向こう側を夢見ていたのでしょう。
「あの向こうには生まれながらの身分に関係なく、己の力で勝負できる国がある」と思っていたんでしょうね。





「現代の竜馬」と言われる文吉も浜におりて、記念のパチリ。目付きがいつもと違って見えます。




土産物屋さんが、やっと開き始めたので少しお土産を買ってから出発します。

途中で文吉が思う「日本の三大がっかり名所」のひとつ「はりまや橋」をパチリ。



ちなみにのこりの二つとは「札幌の時計台」と「長崎の思案橋」です。


09:50(13755)
高知城に到着。
駐車場に入ろうとしたら、バイクは断られました。
またここでもバイクに対するいわれなき差別が・・・むかついたので、勝手に路上に止めて写真だけ大急ぎで写して立ち去りました。



山内一豊は奥さんが偉いんですよ。だんなに馬を買ってくれたんですから。
そういえば、文吉も妻にバイクを買ってもらったので、このツーリングができるんです。本当に妻には頭が上がりません。



土佐市から国道56号をひたすら西へ進みます。
途中でイオンがあったので食料と必要な小物を買い込みましたが、ほとんど休みなく進みます。

四万十町からは四万十川沿いの県道19号を上流へと進んでいきます。

13:30(13844)
道の駅「四万十大正」到着。
考えてみたら、起きてからここまで飲まず食わずです。
イオンで買っていたお茶とおにぎり弁当で昼食にします。



これが四万十川です。
キャンプ好きにとって、一度はこの清流でキャンプしたいと思う。行ってみれば聖地のような川です。



川が増水した時に、漂流物が橋を塞いで堰き止めることが無いように川の中に沈んでしまうよう作られた「沈下橋」です。
欄干や手すりがないのが特徴です。



文吉は長年思い続けてきた本物を見ることができました。

14:10(13858)
「四万十交流センター」到着。
ここは四万十川流域に点在するキャンプ場の中で一番大きなキャンプ場です。
川辺では漁師の人が何やら漁をしています。





管理人のおばさんがキャンプシーズンに備えて草刈りをしていました。
なんとこの草刈り車はホンダ製でした。
ならばSHADOW750jrとは親戚のようなものですね。記念写真をパチリ。



キャンプ場にテントを設営してから、お風呂に行くことにしました。
おばさんの話ではそんなに遠く感じませんでしたが、実際には10kmも戻ることになりました。

16:25(13872)
大正温泉到着。
山の中の一軒屋です。
中に入ると、地元の人たち数人と受付のおばさんがダベッていましたが、お風呂は文吉一人の貸切状態でした。500円。





17:36(13887)
途中のファミリーマートで少し買い物してから、交流センターに戻ってきました。
暮れようとしている四万十川の写真を撮りながら、夕食の支度をします。







今日の夕食は四万十川の水で作ったという豆腐の「みそ汁」と、ふりかけをかけた「ごはん」だけです。



貧しくても、健気に生きていく文吉でした。






【本日の記録】

走行距離  245Km  通算 452Km
給油 14.00L  通算 14.00L






つづく・・・




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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
新車やのに転倒ですか (slowlife)
2014-07-29 17:52:49
いや、日の出をみるどころではありませんね、わたくしなら当分落ち込みます、さすが心の大きな文吉どん!さすがたい!傷も浅くてよかったですね、タンクあたりがへこんだらもうツーリングをやめてたくなりますが幸いです。
どう見ても野菜が少ない食事がどうもきになります。塩分を体から出すのは野菜のカリウムです。
そろそろエンジンガードが必要でっせ!
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スマホの電池が残りわずか (文吉)
2014-07-29 19:31:26
Slowlifeさん
コメントありがとうございます。
このとき、スマホの電池が残りわずかだったんです。
もし、電話中に電池切れになったらどうしようとヒヤヒヤしました。
返信する
見れば見るほど (oz131)
2014-07-29 22:28:11
画像見ると四国の魅力にとりつかれそうです。
しまなみ海道は制覇したので瀬戸大橋と明石海峡大橋を通過して楽しみたいですね。
涼しくなる秋を狙ってるんですが・・・。
計画練ってるときが一番楽しいかもです(笑)
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秋が一番です (文吉)
2014-07-30 05:00:00
oz131さん
コメントありがとうございます。
行くなら秋が一番ですね。
計画はどうやって休みやお金を捻出するかということはいくらでも練って良いけど、どこへどのようにして行くかというようなことは大雑把でいいと思います。
絶対に計画通りいかないのが世の中ですから、初日から計画は狂います。これは間違いありません。
むしろ、臨機応変に対応できる知恵と体力を養うことの方が大切です。

がんばってぜひ実行してください。

返信する
岩崎弥太郎 (りー)
2014-07-30 11:52:39
文吉さん
私も四国出身の偉人と言えば岩崎弥太郎を真っ先に思いました。私は丸の内にある三菱系列の会社でOLをしていたことがあるんです。遠い昔のことですけど。
会社の入り口のところに岩崎弥太郎の銅像と帆船の置物があって、毎日それをみて会社に行っていたので、条件反射的に思い出しました。


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そうですか (文吉)
2014-07-30 13:25:49
りーさん
コメントありがとうございます。
それは驚きました。あの銅像と帆船がある会社ってあそこですね。
文吉は数年前に常駐して働いていたことがあるんですよ。もしかしたらどこかでおあいしていたかもしれませんね。本当にびっくりです。


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”久々” (もっちゃん)
2014-07-30 23:19:30
久々、文吉らいしいハプニングの登場ですね。
JAFの会員でよかったなあ。

中岡慎太郎、岩崎弥太郎、坂本竜馬、そして、四万十川かあ。歴史を感じますねえ。

気になることが、
ナナハンに乗って日本一週をしている途中の四国で四万十川の水で作った豆腐の味噌汁とふりかけだけのごはんを食べても貧しいとも、健気とも思えないだど。
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比較の対照がちがいすぎる (文吉)
2014-07-31 08:29:16
ポン吉
コメントありがとうございます。
世の中には比べる対象によって、価値観は大きく変わるものです。
君がこのブログに求めるハプニングや失敗談は、文吉にとってはあってはならない物です。
綺麗な景色や珍しい風物、美味しい食べ物などを期待して旅をしている文吉ですから。
原付に乗っている君から見たらナナハンは贅沢なバイクに見えるかもしれないけど、リッターオーバーなバイクに乗っている人たちはそうは思いません。
豆腐だけのみそ汁とふりかけだけのごはんも同じです。
野菜が少ないと心配してくれる人もいるんですよ。
味噌だけのみそしるをご飯にかけて主食にしている君にはわからないかもしれないけど。

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