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今度は何処の国でコーヒーを飲もうかな。

西安で阿倍仲麻呂の一生を想像する

2016-03-22 17:17:11 | 中国体験 経験 実験 発見

 

 江蘇省鎮江市の北固山の甘露寺の阿倍仲麻呂の歌碑をみつけました。阿倍仲麻呂と言えば、「天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かも」という百人一首の歌で覚えていました。不勉強の私にはその程度の知識しか持ち合わせていませんでした。この句は、753年に一時帰国を許されたときに読んだものとされています。北固山の歌碑には、この歌を漢詩の五言絶句の形で刻まれていました。

翹首望東天 神馳奈良辺
三笠山頂上 想又皎月円

 (中国江蘇省鎮江市甘露寺境内 )

 

 西安市興慶宮公園にある阿倍仲麻呂紀念碑 

 阿倍仲麻呂は第九次の遣唐使船で吉備真備らと717年3月入唐(20歳)

(当時の遣唐使船・中国捜狐comより)

 

阿倍仲麻呂 (中国捜狐comより)

 長安にいた頃を想像して描いたであろう晩年の仲麻呂の肖像画。770年(在唐54年)唐の都・長安にて没した73歳。唐の太学に学び科挙に合格、唐朝の諸官を歴任した。

 晩年の阿倍仲麻呂 (中国捜狐comより)

 


西安碑林で面白いものを見つけました。

2016-03-22 01:51:58 | 中国体験 経験 実験 発見

西安碑林を時間を掛けて一番奥で拓本をとっているの陳列室を見たあと自由行動。周りの建物や売店などをブラブラと散策。ある一角に面白いものをみつけました。

 

写真だけを取ってホテルに戻り「百度」のネットで調べました。

马桩でした。馬止め、または馬繋ぎは明清時代(1368~1911)に建物の門前に建てられ家畜などをつなぎ止めるために用いられた石柱。柱の上部に様々な動物・人物が彫刻されています。

更に「捜狐」 で調べたところ 

石彫の馬止めは中国北方特有の漢民族間の石刻芸術品で、陝西省渭北高原にある澄城県に際立って密集しており、その数量と品種は全中国においても他には無く唯一であろう。そのものは過去において大きな地主や退職し郷里に帰った有力者、富裕者の家の馬止め石柱。硬い石に彫刻されたもの。高さは2~3メートル、その厚みは22センチから30センチで玄関正面の両側に建てられており建築物の様式だけではなく、北京 紫禁城太和殿の前にある一対の獅子と同じ意味をもっている。

富裕を誇示するのと、魔除けの意味を持つ。一般的にはその家の標柱を表している。とのことでした。