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私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

正月崩壊

2019年02月08日 22時50分09秒 | 過食症

正月、実家に帰省中、過食する。

気をつけてはいました。

過去に何度も正月の帰省中に失敗しているので、恐れながらも警戒はしていました。

しかしダメだった。

これまでは年末に帰省して、正月の3日くらいに自分の家に帰ることが多かった。

しかし今回は、長期間滞在しては危険だと考え、一泊二日にすることにしました。

1月2日の夕方くらいに行って、夕食を食べ、翌日の夕方くらいに帰る。

これならなんとか崩壊せずに耐えられるだろうと。

しかし少し予定が狂いました。

2日の朝早くに兄が車で迎えに来てくれることになりました。

電車賃が浮くので乗せてもらうことにしました。

兄は実家に帰ってどうやら庭でバーベキューをして皆に振る舞おうと考えているらしい。

過食症の私にとっては少し危険な状況です。

焼き芋や焼きりんごなどが提供されますが、私は手を出しません。

兄が作った料理を拒み続けるのも心苦しい。

そんなとき鶏肉の燻製が出てきました。

これなら大丈夫だろうとおもい食べることに。

ケチャップやら胡椒やらで味付けされており、専用の調理器具で調理しただけあって美味しい。

終わりどころがわからなくなった。

どこで食事を終えたらいいのか。

終わらせたくない、まだ食べていたい、という感覚が膨張してくる。

結果、鶏肉以外にも手を出し、お菓子にも手を出し・・・。

一度落ちると抜け出せなくなる。

沼にはまったみたいな。

それからは過食したくて仕方ないけど、家族の手前それもできない。

家族の眼を盗んでお菓子などを食べまくる。

いつの間にか減っている食糧に驚く家族。

その日の夜、興奮してそう簡単に寝られない。

こっそり家を出てコンビニまで菓子パンを買いに行こうかと考える。

でも母親に気付かれそうでできない。

結局パソコンの麻雀ゲームで気を紛らわしてなんとか朝を迎える。

夕方、親戚のおじさんの車に乗せてもらって自宅に帰る。

いつもなら家の前まで送ってもらうんだけど、その日はドラッグストアで買い物をしたいからといって、店の前で降ろしてもらった。

そこで過食買いをする。

家まで帰るのも我慢できず、店を出ると人影のない路地に入ってさっそく過食する。

歩いて家に帰りながらも過食する。

家に帰ってからも過食。

その日の夜、さすがに睡魔に襲われた。

しかし安眠とはいかない。

腹が痛い。

猛烈に痛い。

通常状態が過食状態に切り替わったとき、たいていいつもこんな感じで腹痛を覚える。

しかし今回のはいつものそれじゃない。

尋常じゃなく痛い。

救急車を呼ぼうかと思ったほどに。

口の中に指を突っ込むわけでもなく嘔吐してしまいました。

上からだけじゃなく下からも何度も排泄。

嘔吐と排泄を何度も繰り返してようやく体が落ち着いて眠ることができました。

目が覚めて、嫌気がさして、その日からまた通常状態に戻れればよかったのですが、昨日過食買いしたお菓子やらパンやらが中途半端に残っていて、それを目の前にすると我慢できずに食べてしまい、結局惰性の過食が続く。

早く抜けだしたいと思いながらも、そのきっかけをつかめずにダラダラと今日まで過食状態は続く。

厳密にいうと、3日前に過食買いをしたのが最後で、昨日と一昨日の2日間は買い物には行かずにやり過ごせている。

とりあえず明日から通常状態を再開しようとおもう。


精神と時の部屋

2018年12月31日 22時15分24秒 | 過食症

通常状態79日目。

先日、アルバイトが終わりました。

最終日、仕事をしながら「これが終わったら問題なく過食できるよな」なんて考えが脳裏をよぎったりもしました。

帰りのバスの中でも、過食衝動が疼くのを感じました。

でもその日は無事に終える。

 

次の日も、朝の勤行をしながら過食のことを考える。

実はバイト先で貰ってきたお菓子が家にあるんですが、それを食べたら・・・なんて想像する自分がいる。

引き寄せられる。

でもその日もまた無事に終えました。

 

行きつけのスーパーで売り切れだった皮つきピーナッツを同じチェーン店の別の店舗に行って探してみようと思い、昨日、自転車を走らせてました。

ここらの近所にはだれかピーナツ好きの人がいて、その人が大量にピーナツを買いあさっているんじゃないか、だから近所のスーパーでは在庫切れになっているんじゃないか、なんて考えて、少し遠い他店ではまだ売り切れになっていないかもしれない、なんておもったんです。

というのも、以前は近所のドラッグストアのバターピーナッツが安くてそれを買っていたんですが、そのときもよくバタピーが品切れになっていました。

てなわけで、その少し遠い他店を目指していたのですが、途中道に迷ってしまいました。

 

迷いがてら、たまたま見つけたドラッグストアに寒さしのぎも兼ねて入ってみる。

バタピーは売っていませんでしたが、お菓子や菓子パンなどが売っていました。

それらの売り場の前に立つとまた過食衝動が疼く。

引き寄せられる感覚。

でもこの感覚と対峙しているときは、1秒1秒に価値がある、意味がある。

ここでの1秒は普通のときの1分や10分にも値する。

精神と時の部屋にいる。

ここでの時間を過ごすことで強くなる、過食衝動に耐えうる精神が作られる。

通常状態に入りたての安定しているときは、これらの売り場の前に立ったって、いたって冷静でへっちゃら。

でもそれは実はあまり意味が無い。

今はフラついている。

毎日のようにやつが顔をのぞかせる。

だからこそ意味がある気がする。

やつが現れるたび、毎度毎度やっつけなきゃならない、のりきらなきゃならない。

どんだけ武装してもやつが顔をのぞかせると、全部はぎとられて素っ裸になる。

素の自分で勝たなきゃならない。

目の前の敵と対峙しながらも、もっと先を見て、もっと大きなものを見て、強い光でふっとばす。

でもそれを見失って、一対一のさし勝負になる。

そのさし勝負の裏側で、私の中で何かが育っているということだけは忘れたくない。

 

結局昨日も無事やり過ごすことができました。

でも年が明けると実家に帰る。

こんな不安定な状況で無事に実家での食生活を問題なく終えられるだろうか。

それなりにシュミレーションして、対策して乗り込むつもりです。

 

ちなみ昨日は結局、お目当ての店に辿り着いた時には閉店しており、皮つきピーナツが品切れかどうかは確認することができませんでした。

その代わり、帰りに普段あまり立ち寄らないスーパーに入ってみると、期限切れ間近のヨーグルトが半額で売られていました。

ヨーグルトは好きです。

低脂質のやつなんかだと、低カロリーでそれなりにタンパク質も摂れるので、そういった栄養面含め好きです。

それでヨーグルトを2個買って、今日はチートデイみたいな感じで、いつもよりたくさん食べました。

いつもは750カロリー程度摂取しているのですが、今日は商品に表示されている栄養素から計算すると、およそ1030カロリー摂取しました。

なんかお腹が膨れている感じがする。

ちょっと過食したときの感覚です。

でも摂取したカロリーをちゃんと把握しているので大丈夫です。

もしこれが把握できていなければ「ああもうだめだ、過食してしまっている」って思って、そのまま過食に走ってしまっていたかもしれない。

実家に帰った時は、そのパターンが怖い。

 

今日のチートデイによって体や精神が満たされて安定すればいいんですが。


皮つきピーナッツの危機

2018年12月26日 20時52分34秒 | 過食症

通常状態74日目。

今日はたいへん危なかった。

というか、最近どうも不安定です。

先日、クリスマスで賑わうスーパーで買い物をしているときも、過食衝動が疼いた。

そして今日もまた。

バイト終わりの疲れた体でスーパーに買い物に出かけました。

卵を切らしたので今日買わなきゃ明日のバイトに持って行く弁当を作れない。

それとピーナツも買うつもりでした。

いまの私は通常食のメニューとして、うす皮つきのピーナッツを食べています。

しかし、今日スーパーに行ってみると品切れで売っていなかった。

前も品切れだったのですが、そのときは空の棚にいつ入荷されるかが書いてありました。

しかし今日は「好評につきメーカー欠品中」とだけでした。

ひょっとしたらしばらく入荷しないかもしれない。

通常食を安定して購入できないとなると厳しい。

安定が揺らぐと精神も揺らぐ。

その直後に菓子パンコーナーの前を通ったら猛烈に過食したくなった。

我慢できたのはまだバイトがあるから。

まだ明日と明後日と、あと二日残っている。

もしここで過食しようもんなら地獄のような二日間になる。

過食状態のときは誰とも会いたくない。

そんな精神状態で社会に出るのはとても苦痛です。

ひょっとしたらかつてのように無断欠勤なんてことも。

あるいは、風邪を引いたとか嘘をついて休む可能性だってある。

とにかくアルバイト様々です。

おかげで過食を防げた。

もし今日がアルバイトの最終日だったら、間違いなく過食に走っていた気がする。

無事に通常の買い物だけすまして店を出ることができて、過食衝動も落ち着きましたが、それでもどうもグラグラ揺れている。

もし二日後、バイトを終えて解放されたらどうなるだろうか。

そこを乗り越えたとして、正月に実家に帰ることになるわけだけど、無事に終えられるだろうか。

かつて160日以上維持した通常状態を正月に実家に帰ることで崩壊させた前科があります。

あの時はいたって安定していた様に思えたのに崩壊させてしまいました。

いわんや今回のこの状態でやり過ごせるだろうか。

 

皮つきピーナツに話を戻すと、品切れで売ってなかったのですが、代わりに落花生を買いました。

値段は皮つきピーナツと同じですが量が少ないのでだいぶ割高になってしまいます。

これを通常メニューに組み込むのは金銭的に厳しい。

皮つきピーナツと同じ値段、同じ量でバターピーナッツが売っています。

もともとはバタピーを食べていたんですが、皮つきの方が栄養価がすぐれているのでそっちにしたんです。

今日もバタピーの方は大量に余っていました。

パッケージに書いてある表記によると、皮つきピーナツよりバタピーの方が1グラム当たり0.12カロリー高くなっている。

1日20グラム食べてるので、バタピーに切り替えることで2.4カロリー多く摂取することになる。

この2.4カロリーに引っかかって、バタピーに切り替えるのを渋った。

たかだか2.4カロリーに引っかかって精神状態を揺るがせ過食に走りそうになる。

それだけ意識が先細ってきている。

通常状態が続けば続くほど意識が先細って、ちょっとしたミスも許せなくなる。

危うい状態です。

もともとバタピーを食べていたわけだし、いま一日の摂取カロリーがおよそ750カロリーくらいなので、2.4カロリーくらい全然問題ないはず。

なのになぜかこう、許せなくなる。

それにいまの1日20グラムの皮つきピーナツを1日19グラムのバタピーにすれば、むしろ3.5カロリー減少することになる。

冷静になればいくらでも対処できそうなものだけど、どうも思考が凝縮して周りが見えなくなる。


2種類の体

2018年12月18日 20時31分58秒 | 過食症

通常状態66日。

先週の火曜日、私はバイトを休みました。

休んだというか、その日を休みだと思っていました。

なぜそう思ったのか。

前日の月曜日に派遣会社から電話がありました。

出勤日の変更や追加など、いくつか伝達を受けました。

そのなかに「明日キャンセルになった」といった旨があった気がした。

というのも、勤務のある前日には夕方になると「明日の出勤確認のメール」が届くんですが、その日は届かなかった。

だから「あれ?明日は勤務があるはずなのにな」って思いました。

それで「ああ、そういやさっきの電話でキャンセルみたいなこと言ってたっけ」ってなってしまったわけです。

そこですぐ派遣会社に確認の電話をすればよかったのですが、それを怠って下手をこきました。

次の日、昼頃に派遣会社から「なぜ出勤していないんだ」って電話がありました。

出勤確認のメールがなぜ届かなかったのかは不明ですが、とにかくショックでした。

突然休みになったぞって思った時はちょっと嬉しかったんですが、勤務があるのに休んでいたと知ると、急にショックです。

稼げるはずのお金を稼ぎ損ねたっていうショックは当然ですが、それとは別に、なにか勿体ないことをした気になる。

 

それでその日はそのショックを打ち消そうと、1時間半以上お題目を挙げました。

その効果が出たのか、翌々日、職場で一人の珍しいおじさんに出会いました。

何が珍しいって、今までに例が無いくらい私に話しかけてきてくれるんです。

それも仕事の話とかではなく世間話をです。

会話下手な私は上手に受け答えできませんでしたが、それでも何度も話しかけてくれるので、それなりには打ち返せた場面もありました。

この職場でこんなに誰かと話したのは初めてでした。

ただ、そのおじさんは前日に急に派遣会社から連絡を受けてイレギュラー的に出勤したんだそうで、今後また会えるかは不明です。

 

そしてその翌日、例の彼女にまた会うことができました。

会ったところでいつもなら何も接触のないまま終わるんですが、その日は作業中にほんのちょっとだけ接触する機会がありました。

彼女が使っていた道具を受け取るっていう、ただそれだけのことですが、ちょっと感動。

 

そして昨日、アイドルやモデル顔負けの、この職場には似つかわしくないルックスの女性が出勤してきました。

仲のいいお友達と二人で一緒に出勤。

派遣のバイトではよくあるパターンです。

学生さんだろうか。

それはそれとして、その日、私は仕事中に腰回りになんとなく違和感を感じました。

どうもズボンの中でパンツがズリ落ちてきている。

よくあるんです、これ。

非嘔吐の過食症の私は、過食状態と通常状態とで体型が随分違う。

だから服を買うときにどっちのサイズのを買えばいいのかはっきりしない。

パンツも過食状態のときに履く大きめのやつを通常状態のときに履いたりすると、ズボンの中でずれたりする。

だから、今回もまたその現象が起きているのかなくらいに思いながら、それでもズボンの中だから別にいいやと作業を続けていました。

すると社員の人から、ズボンがずり落ちていることを指摘されました。

中のパンツじゃなくてズボン自体がずり落ちていたことに気付いて、耳を真っ赤にする。

幸いにも端の方で作業をしていたので他の人には見られていないことを祈りたいですが、たぶん何人かには見られてる。

モデル顔負けの彼女にも、おそらく位置関係的に見られてるっぽい。

あ~あ、なんでこんな日に限ってこんなことになるかな。

そのとき履いていたズボンは、体が大きいときに履く用にと買ったズボンで、それでも家に帰って実際に履いてみたら窮屈で、しまったもうワンサイズ上の奴を買えばよかった、これじゃ履けないやって後悔しながらタンスにしまっていたズボンです。

ひょっとしたら今だったら履けるかなって思って履いてみたら、たいして窮屈でもなかったんで、先週くらいから履いてみることにしたんです。

でも、かつてあんだけ窮屈だったんだから、いくらなんでもずり落ちるわけがないって思いこんでました。

ただ、通常状態も60日以上進行して、ウエスト周りに関しては明らかにサイズダウンしている。

体重計には乗らないようにしているので数値としては意識していませんが、見るからに体つきが明らかに変わってきている。

わずか60日でえらい急だなと思う

バイトで肉体労働しているのが原因なんでしょう。

ズボンがずり落ちているところを見られたのは残念ですが、例の彼女がいないときで助かったと前向きにとらえましょう。


秘密の摂食障害

2018年11月23日 17時47分07秒 | 過食症

通常状態41日目。

 

普段は基本的に家に引きこもっている私ですが、いまはアルバイト期間中なので外に出ています。

「人と仲良くなれない病」の私は、バイト先でも基本一人なわけですが、しかしこれはこれで良い点が一つあります。

というよりも「人と仲良くなった場合、摂食障害者にとってひとつ厄介な弊害が生じる」といった方がいいでしょうか。

そう、食事に関することです。

摂食障害者にとっての理想的な食事っていうのは「一人で食べる、ちょうどいい時間帯に食べる、自分の決めた納得のいくものを食べる」といったものじゃないでしょうか。

摂食障害者にとってはというより、拒食症の人にとっては、といった方がいいかな。

少なくとも私の場合、通常状態のときはそういった食事が理想です。

逆に言うと「食べたくないタイミングで食べたくないものを食べる」ってのが最悪です。

人と仲良くなるとその可能性が生じる。

 

昨日、職場の人に「よかったらパン食べます?」と声をかけられました。

小さい袋に入った一口サイズのバームクーヘンのようなものを勧められました。

私にとって天敵の食べ物です。

当然断りました。

しかし向こうは善意で言っているわけですし、断るのはしのびない。

向こうもまさか断られると思っていなかったのでしょう、少し呆気にとられた感じでもう一度「遠慮せんでいいで」と言ってきました。

やっぱり断る。

申し訳ない。

向こうが呆気にとられるのもわかる。

そりゃそうだ。

別に貰って食べればいいじゃないか。

でも私にはれっきとした断る理由がある。

その一口が私を狂わせる。

でも摂食障害なんですと言って断ることもできない。

 

またこんなこともあった。

休憩時間の時のことです、珍しく私に話しかけてくれる人がいました。

パンの人とは別の人です。

とにかく私は人と仲良くなれない病なので、これは私にとって本来非常にありがたいことです。

しかしそのときは私は持参したプロテインを飲んでいました。

もし今ここで会話が弾むと「何を飲んでいるんですか」と訊かれかねない。

そんなことを懸念しました。

それで会話を弾ませる努力を怠った。

別に訊かれたっていいじゃないか。

プロテインですって答えればいいだけじゃないか。

でも私にはそこに抵抗がある。

実はその手の懸念ってのは今に始まったものじゃない。

これまでにも自分の頭の中で「もしそんなことを訊かれたらなんて答えて逃げようか」などとシュミレーションしたりしていました。

食事に関することを訊かれたり突っ込まれたらどうしようって、もとから警戒していたんです。

 

私は食事というものを他人と共有できない。

摂食行為において障害があるんです。

そしてその摂食障害だっていう事実を隠そうとする。

なんでなんだろう。

受け入れてもらえないと思っているのか。

あるいは摂食障害だという事実が恥ずかしいのか。

どちらもある。

そしてその隠そうとする心が、私を周囲の人たちから孤立させている節もある。

過食せずに済むならずっと一人でもいいだなんて考えてないだろうか。


兄弟抄

2018年11月07日 04時53分45秒 | 過食症

通常状態25日目。

今日は少し創価学会の話をします。

 

これまで私はこのブログで、過食症のことを色々なたとえで語ってきました。

今日もまた新たに例えたいと思います。

 

というのも、いま教学の勉強で「兄弟抄」を学んでいます。

そこで「転重軽受」の法理が説かれています。

「重きを転じて軽く受く」と読みます。

本来重い罪を受けるところを軽いものに転じて受けることができるということです。

そしてその例えとして、鉄を何度も熱して鍛えていくと、脆さの原因である傷が表面に叩きだされてくる、とあります。

まさにこれが過食症に通じる。

過食衝動の発作にさいなまれるとき、自分の中の脆さが露呈している。

それを外に出しきるか、あるいは、またもや自分の中に収めてしまうのか、その岐路に立っている。

御書には「十羅刹、心み給わんがために」とあります。

自分の信心が試されている、ということです。

通常状態の時はそれなりに勤行唱題をしていますし、会合にも参加します。

しかしひとたび過食状態に転じれば、会合に行かないのはもちろん、御本尊の前に座ることも無くなります。

まさに過食が信心の障りとなる。

「これに随えばまさに人をして悪道に向かわしむ」とはこのことか。

「心の師とはなるとも、心を師とせざれ」ともあります。

頭ではわかってはいるんですが、いざ目の前に奴がくるとものすごい力で随わせようとしてくる。

あれは俺の脆さだ。

吐き出してしまわないと。


水曜日のダウンタウン

2018年11月03日 00時17分36秒 | 過食症

通常状態21日目。

 

「水曜日のダウンタウン」をわりと毎週楽しみに見ています。

番組内で「モンスターハウス」という企画が始まりました。

恋愛バラエティ「テラスハウス」のパロディ企画です。

本家の方は一切見たことないです。

というか、こういう恋愛番組ってまともに見れないんですよね。

なんか胸が痛む。

一応クロちゃんがメンバーに参加しているという点が本家との大きな違いで水曜日らしい部分ではあるんですが、それでもどうもまともに見れない。

1話目が放送されたとき、私は過食状態でした。

怖くて見たくない気持ちを持ちつつも見ていたら、途中で猛烈に胸が痛くなった。

画面を停止させて、思わず動けなくなった。

嫉妬だろうか、あるいは自分を惨めに感じたか。

おいてけぼりをくらっている、そんな感覚か。

先日2話目が放送されました。

そのときの私は通常状態です。

だからなのかなんなのか、わりと普通に見れた気がする。

クロちゃん節が炸裂するシーンが多かったからだろうか。

水曜日らしさが多めなら問題なく見れる。

 

ひとつ確かなのは、過食状態の時は世間のあれやこれやがやたらと沁みる。


ゲームと勉強

2018年10月26日 08時39分44秒 | 過食症

通常状態13日目。

今は通常状態ですが、7月末から10月中旬までのおよそ二ヶ月半のあいだ、過食状態でした。

その二ヶ月半、いかにして過ごしていたのか話そうと思います。

当然過食していました。

だから人に会うのも嫌で食糧調達以外は家に引きこもりっぱなしです。

自分の太った体を見たくないので基本風呂にも入りません。

これらはまあ過食状態になったときのいつもの過ごし方です。

いつもと違う今回ならではの過ごし方としましては、ゲームを買って遊んでいました。

PS4本体を買ったんです。

ソフトもセール中で安かったので一気に4本ダウンロード購入しました。

というか、このセールがあったからPS4本体を買う気になったって方が正しい。

購入したソフトは「ドラクエ11」「ウィッチャー3」「ドラクエビルダーズ」「ファイナルファンタジー15」の4本です。

最初に遊んだのが「ドラクエ11」。

おもしろかったです。

夢中になって遊びました。

やっぱりドラクエはいいや。

次に「ウィッチャー3」。

最初のうちはあまりのめり込むかんじでもなかったんですが、徐々に面白くなってきました。

総プレイ時間がドラクエ11を超えるほどに遊びました。

次に「ドラクエビルダーズ」をプレイすることに。

これは前出の2作に比べると夢中になって遊べていない。

ゲームの内容がそうさせるのか、はたまた通常状態に戻ったことがそうさせるのか。

そう、ちょうど「ドラクエビルダーズ」で遊び始めた頃に通常状態に戻ったんです。

どうもゲームは、過食状態の時の方が没頭できる傾向にあるような気がします。

 

今はちょびっと教学の勉強なんかをしています。

創価学会の教学1級の試験が、9月30日に終わったとばかり思っていたのですが、先日母親から台風で試験が延期になってまだ終わっていないと知らされました。

それで勉強する気になりました。

学会活動自体は今はまだ復帰していませんが、それでも一応合格する気で勉強しています。


過食状態からの復帰

2018年10月20日 00時54分46秒 | 過食症

過食しました。

 

7月の末に旅行を兼ねたフリー研修から帰ってきて、その数日後に過食。

過食するちょっと前のことです、登録している派遣会社からバイトの紹介の電話がありました。

それは初めての現場で、遠くて、えらく朝が早くて、生活のリズムが崩れるなぁ、嫌だなぁなんて思いながらも、断り切れず受けることに。

電話を切ってからも、不安は募る一方。

バイト出勤の日まで心を保てなかった。

電話を受けた翌日だっただろうか、張り詰めていた心が壊れて過食。

そのバイトはその日一日だけのことなので過食状態ながらも頑張って出勤しましたが、それが終わるともう気兼ねなくこれ見よがしに過食する始末。

結局二ヶ月半ほどの間、過食状態が続きました。

過食崩壊したのが二カ月以上も前のことだから、今となっては過食崩壊した瞬間のことを思い出せない。

だからあまり反省の念も無い。

ただどちらかというと、こんなにも過食状態が長引いたことに後悔している。

ほんとだったらもっと長引いていたかもしれない。

運転免許の更新の期限が迫っていて、家を出たくなかったけど仕方ないから、警察署まで行きました。

夕方に起きてシャワーを浴びて、すっきりした体でもって自転車に乗って、秋かおる街を駆けていると、なんか気分が変わった。

家を出るときは、手続きを終えて家に帰る途中でスーパーに寄って過食買いしてやろうかなんて考えていたんですが、その日は無事大人しく過ごすことができた。

それが先週の金曜日のこと。

あれから一週間、過食せずにいられてる。


フリー研修

2018年07月26日 17時26分10秒 | 過食症

通常状態87日目。

 

創価学会のフリー研修に行ってきました。

母に誘われたんです。

観光も兼ねて一泊二日の旅。

これまでにも何度か誘われたことがあるのですが、過食状態のときは外に出る気になれないし、通常状態のときは食事を自分でコントロールできない状況になるのが嫌で断っていました。

今回、初めて参加しました。

そういや、旅行自体かなり久しぶりな気がします。

楽しかったです。

なんてことない旅行でしたが、一つ一つがいい思い出になったと思います。

目にした景色から簡素なビジネスホテルの部屋まで。

食事をうまく摂れるか心配でしたが、問題なく終えることができました。

何カロリーなのかとかは把握しきれませんでしたが、摂り過ぎていない自信があったので暴走することもありませんでした。

ただ、解散して一人になったとき、少し危なかった。

このまま過食に走ることができるよな、もうバイトも無いし。

なんて思考になる。

ただ、教学の一級試験が9月の30日にある。

これを受ける予定なので、そのことが少し頭にあってブレーキになっていたかもしれません。

 

しかし、今日なんかも少しフワフワと不安定。

派遣会社から電話がかかってきたけど、一瞬とるのをためらった。

いま大丈夫なのかという不安。

数秒のためらいのあと電話に出たけど、そのときにはもう電話が切れてました。