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セッターベルの猟犬日誌

狩猟・釣りなどアウトドアスポーツを、イングリッシュ・セターのベルとともに楽しむ。

エース(撃墜王)の称号!!!

2011年02月28日 | 狩猟

     野生鶉にポイントするベル、鼻先30センチまで近寄る

10.猟期も終わりました。今年もまた無事故無違反で終猟することができて

本当に良かった!そして今期でやっとベルが撃墜(6)を記録しましたので

いよいよエースの称号を授けられる事になりました!!!

ちなみに”エース”という定義は軍隊のエースパイロットからとっており

第二次大戦では敵機を5機撃墜した操縦士に与えられる栄誉だったのです。


さて、ベルの場合は鳥猟犬なので ここで言うエースの条件を

書き記しておきます

『撃墜』条件 

*第7グループ ポインティングドッグがその使命をはたし主人と協同で対象

 となる鳥類を撃ち落とし、また捕獲した場合のみをさす。

*対象鳥類は キジ・高麗キジ・ヤマドリ・コジュケイ・ウズラ・バン・タシギ

 ヤマシギの8種類のみとする。なおキジ・高麗キジ・ヤマドリの3種はオスのみ

*過程としては、猟野捜索>着臭>認定>ポイント>主人号令により突っ込み>

 フラッシュ>主人射撃>鳥が墜落>墜落した鳥を運搬回収。ここまでの過程を

 全て必ず満たしている事。従って蹴り出しや、運搬回収しなかった場合などは

 撃墜スコアには含まれない。

とまぁこんな条件です。しかしこれはあくまで僕が思う条件ですのでね・・・



どうですか?なかなか凛としてるでしょ!!!

胸の名誉負傷章は昨年コジュケイ猟中に前足親指と人差し指の間をガラスで

ズッパリ切っていたのと、今年の猟で木のトゲが右眼球角膜に刺さっていた

時のもの(麻酔で眠らせ2分で摘出して現在は問題無し)

そして騎士鉄十字章を授章。やはりベルは武士ではなく騎士のほうが似合う

だろう。でもイギリスの犬なのに勲章はドイツ軍 う~ん・・・まぁいいや

そして階級も兵曹長から少尉に進級しました!!!

名前も改名しようかな

 ヘン・リヒトフォーヘン・シュタイリッヒ・ベルハルド

 通称 ベルです。名前もなんだかドイツ風 う~~~ん・・・

現在4歳のベル。かつて「黒い悪魔」と言われたエーリヒ・ハルトマンや

「アフリカの星」「黄色の14」と言われたハンス・ヨアヒム・マルセイユ大尉

「零戦虎徹」で有名な日本海軍航空隊 岩本徹三中尉のような

 超人的撃墜王になってほしいものだ!


    しかし御主人様の射撃の腕もあがってほしいものだ(ベルより)



10.狩猟期もあとわずか・・・

2011年02月14日 | 狩猟
今年の1月の成人式撮影も無事に終わり、お客様への納品も済みました!

狩猟もあと3日という2月12日の出猟記です。



写真で説明書きをしておりますが、僕は川岸 ベルは川の中をほぼ同時に進んで

行きます。ベルの進んでいるところは深さ大人のひざぐらいで岸のキワを探して

います 進んで行くと写真の位置でベルがポイント、僕はそれを確認すると

土手の中腹まで上りました。この角度なら水面への撃ちおろしとなるので

バン撃ちの時の危険防止になります。

弾込めしてベルに号令をかけると 水面スレスレをフワフワっとバンが飛翔

ゆっくり狙って発砲!撃ち落としたバンはベルが泳いで回収してきてくれます

その後200メートルほど進みますが出会いはなく少し場所移動。橋を渡って

下流を見ると水面に10羽ほど何かが浮いている。距離約150メートル下流

地形的目標を記憶して土手の裏側から接近、だいたいのあたりで土手にゆっくり

上ってみると小鴨の群れだった!!!さっそく銃に3発込めて匍匐前進で近づく

ベルも僕の横で静かについてきます。群れの一番近いやつに発砲、つづいて

飛び上がった1羽を落とし 3発目はハズレ。ベルが喜んで飛び込み回収!!!





             またまた自慢そうなベルやん



本日の猟果 小鴨(オス)2      鷭 1

小鴨の冬毛はたいへんキレイでしかも味もよろしい!ただ大きさがハトぐらい

だから採れる肉は少量ですがね・・・

あと1日、 2月15日の最終日に出猟して今期の狩猟は終わります。

とにかく無事故無違反で そして猟果があれば最高!!!



               ベルの公認撃墜数       (6)
               ベルの公認水中レトリーブ   (8)





大雪の日に、うれしい猟果!!!

2011年01月17日 | 狩猟


わが町 宿毛市に大雪が降りました!積雪なんと20センチ。こんな雪は

いったい何年ぶりなんだろう?

宿毛市は高知県の中でも南西部に位置し、いわゆる南国です。しかし雪が

降りやすい条件はあります。四国と九州の間 豊後水道に日本海からの寒気

が流れてくると雪をふらせます。だけどまさかこれほどとは・・・

でも、せっかく雪が降ったのなら 東北のマタギの気分を味わいにベルと一緒に

出猟してみることにしました!



雪の狩猟はとても気持ちがいい!ときおり吹く風が積もった雪を舞いあげ 

ふだんの猟場もなんだか幻想的に思えてくる。

いつものようにベルと渉猟していると土手の上に一台の軽トラが停車した、中の

おんちゃんが呼んでいる、いってみると

「100メートルほど先のカーブに鴨がおるぞ!おんちゃんの車に乗れ

          つれていっちゃる。」

ベルは荷台に乗せてもらい、車が進んで行くとたしかに5~6羽のシルエットが・・・



30メートルほど手前で降ろしてもらい、土手の反対側から近寄っていった

ベルと一緒に土手の頂上から静かに覗き込むと眼下に敵機発見

まちがいなく青首の群れ!銃をかまえて発砲、三連射。一発目は命中 

二発目、三発目は羽が散ったが落ちない、 撃たれ強いやつめ

水面を見ると当たった一羽が羽をばたつかせて泳いでる、羽が折れたが半矢だ。と思ったら

ザップン!!と水音。ベルが飛び込んだ。「スピースピー」言いながら泳いで鴨を追いかけている

鴨のほうも血相かえて必死に逃げる逃げる、しかしベルの泳ぎにはかなわず鴨の首にガプッと

噛み付いた。そしてぼくのところまで重たそうに持ってきた

こんな光景が見られるのも犬がいればこそだ!やっぱり犬がいない猟は味気ない




     ちょっと自慢そうでしょう、すぐにカッコつけるベルやん

ためしに川に手を入れたら、とてもじゃないが人間では無理って水温 寒すぎ

ベルがいたおかげで助かった。それとあの おんちゃん に感謝である



やっぱり青首はいいねぇ!一週間ほど熟成させて 鴨鍋で食べよう

   重さ1.4キロ なかなかの青首でした。



            ベルの公認水中レトリーブ   (5)















10.狩猟解禁!初獲物

2010年11月22日 | 狩猟
今年も楽しい狩猟の時期になりました!!! ベルがベルらしく、1年で最も輝く時

これから3ヶ月 頑張って行きましょう。

さて今猟期初獲物のご報告であります。今年は11月になっても気温が暖かいせいか、解禁日に

いつもの猟場に鴨の姿があまりなく、少し寂しい11月15日でした。こんな時には気分をかえて

ベルを連れて"鷭(バン)"猟をやってみる事にしました!この鷭という鳥には大鷭と

普通の鷭との2種がありますが、大鷭は非狩猟鳥、狩っていいのは普通の鷭だけです。

大きさはキジバトぐらいで姿形はお世辞にも美しい鳥とはいえません。



しかしその肉味は初猟の頃が最も脂の乗りがよく、初猟当時の猟鳥のなかでは

最上のものといってよい・・・と本に書いていました。


鷭の好んで附く場所は、真菰や葦の生い茂った沼沢と蓮池と泥濘の深い稲田が接続したところで

これは鷭が籾を好んで食い、また外敵を恐れるから、葦中や稲田の中を餌喰みや隠れ場所とし

外敵のいない時は水面に出て遊泳し泥濘で汚れた身体を洗うためである。



そんなわけで ベルには申し訳ないけど水に入ってもらい、葦の際を丹念に捜索して

もらいます。僕は対岸からベルと歩調を合わせて進んで行くと、写真の位置でベルがポイント!

銃に弾込めして突っ込ませると水面スレスレをフワフワと飛び出した黒い鳥、次列風切羽近辺が

白いのでまぎれもなく鷭です。ゆっくり挙銃して7半の散弾を発砲、一発必中!

こいつに当たらなきゃ鉄砲やめたほうがいいよ!っていうぐらいの飛び方でした。

撃ち落とした鷭を走ってベルが回収、僕のところに持ってきてくれたので 良く褒めて腸を食べ

させてやりました。


             もう少し嬉しそうな顔をしろよ

とりあえず気持ちいい撃墜で初猟をむかえることができて満足です!この鷭の料理は近々

「鬼平を食す」でご紹介します。    

             そしてこの鷭撃墜でとうとう


               ベルの公認撃墜数   (5)

         となりましたので ベルにエースの称号と勲章を授けねば!!!



09.猟期終了

2010年02月16日 | 狩猟
今期も3ケ月の猟期は あっという間に過ぎてしまいました。ほんとに早いもんです。

2月14日 ベルをつれて最後の山猟に出かけてきました。今年は雉との出会いがまったくないので

可能性のあるコジュケイ猟をすることに・・・


                         理想的なコジュケイ猟場

ここは本来 雉も生息しているような場所なのですが、まったく出会いはなしです。コジュケイは

写真の奥に写っている田んぼと山の境界線にボサ(草薮や小さな竹林)があるような場所に結構ついてます。

コジュケイ猟で気をつけることは、この鳥は あまり山奥でなく人家に近い田園地帯に多く生息し

その飛び立ちはきわめて低く、飛び立った場所からいちばん手近な暗い藪に一気に飛び込んでいくこと

それ故 昔からコジュケイ猟は事故の多い猟だと言われております。

だから必ずガッチリとポイントする猟犬を使うことはもちろん、猟場に犬を放す前に全体をぐるりと回って

人がいないか?矢先は大丈夫か?調べておくこと。このおかげで僕はこれまで事故はありません!

人間が歩き回ったからといって コジュケイは逃げたりしませんのでね・・・



さて、写真で見て頂くとお解かりいただけると思いますが、まず笹薮の手前でベルがガッチリポイント!

何故だか ベルが首を左右に振りポイントしている。水平二連に七半散弾を込めブッパで待機。

ベルが突っ込むと、普通は低く飛ぶはずのコジュケイが 必ず上に飛び出す事は今までの経験上確認済み

なので安心して撃てます。   「行けっ!」   ガガッとベルは2歩ぐらい前進。

すると藪のなかから  「ギョッギョッ!」という鳴き声とともに真っ赤な鳥が飛び出した。

ゆっくり銃を上げ初矢を発砲!すると・・・ ブワッと目の前に真っ赤な打ち上げ花火のように羽が散った

驚くほどの羽の量だ。お解かりの方はお解かりでしょう、パターンが開ききる前の しかもど真ん中で当たった

ようです。「ちょっと当たりすぎてしもた~」  その時ベルに目をやるとまだポイントしている「もう1羽か?」

チャンスはまだある。 ベルに号令をかけるともう1羽コジュケイが飛び出したが  こんどは失中・・・

ポイントを解いたベルが藪の中に入って、出てきた時にはボロボロのコジュケイ1羽を銜えてきました。

羽毛はほとんど無く、砂肝などの内臓は全て吹き飛んでいました。まぁ猟期の最後に命をくれたコジュケイ

なので持ってかえって捌いて見ることに。胸肉はなんとかとれそうです



あらかた無くなってますが、美味しい所はなんとか残っていました!撃ち落した時の写真はちょっと

お見せできない状態なので、捌ききったところの写真でご勘弁ください・・・


      今期の猟果は  マガモ     2
                カルガモ    1
                コガモ     3
                ヒドリガモ    1 
                コジュケイ   1


といったところでした。今年はホントに鴨撃ちが面白かった!来期はもう少し獲れるように頑張ろう!

そして今期も 僕もベルも共に無事故で終わる事ができました。やはりこれが最高の事でしょうね。 


       それと今回のコジュケイで    ベルの公認撃墜数   (4)