ねこじゃらし

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081012 ルドゥーテのバラ

2008-10-12 17:29:32 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
額装で使ったルドゥーテのバラの絵だけれど・・・
ルドゥーテの描くバラは、ポッテリとした花冠にくらべて、花茎がとても細く見える。いま、いけ花やアレンジで使うバラはもっと花茎が太くてしっかりしている。バラの世界は奥深かそうで、難しそうで、敬遠しているけれども、これらのバラが互いにちょっと違うなということはわたしにもわかる。

趣味の園芸テキストで調べてみた。

ルドゥーテのバラは「オールド・ローズ」という1867年以前に作られた系統。それ以後につくられたバラを「モダンローズ」と呼ぶ。モダンローズの中にもオールド・ローズのような花形の「イングリッシュローズ」がある。

「イングリッシュローズ」は花弁の数が多く、ぽってりした花形、やさしい印象、香りが良い品種が多い。樹形は、枝が少し横に広がる半つる性だが、木立性やつる性のものもある。2000年以後の品種はおおむね病気に強い。

いけ花で使うのは「ハイブリッド・ティー」。先のとがった花弁で中心の高い、シャープな花形。一輪咲きの切花用系統で豪華な花。品種によっては直径15cmにもなり、存在感がある。四季咲き性で、花色や香りの種類が多い。

バラにはもうひとつ、「フロリバンダ」という品種のグループもある。強い香りを持つ品種は少ないが、中輪の花が房状にたくさん咲く四季咲きで、一枝に次々と咲いて株全体を覆い、長く楽しめる。

バラは棘があるから苦手なんだけれども、近所できれいに黄色いつる性のバラを育てておられる家があり、そのバラには刺が無い。モッコウバラというのだそうだ。いけ花でバラがきたとき、シュシュシュッとはさみの背で、あるいポチポチっと親指で、刺を外し、折り取る。うまく取れると嬉しい。やっぱりバラは美しい。その存在感はすばらしい。


これは、オールド・ローズでもイングリッシュローズでもない、先月からベランダで育て始めたミニバラ。綺麗な時期は過ぎているけど載せておこう。ハウスの掃除を手伝ってもらってきた、矮化剤をつかってないもともとのミニバラ。花冠は2cmくらい。枯れるかと思ったけど、復活した。つぼみも付いている。狭いベランダにいはぴったりのバラだ。今朝は液体肥料をあげてみた。次の花を楽しみに花を摘んだ♪ こんなベランダでも咲いてくれてありがとう。


ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ (Pierre=Joseph Redoute)
1759年7月10日 - 1840年6月20日
ベルギーの画家。フランスで活躍した。
最高傑作といわれるバラ図譜(Les Rose)などで知られ、「バラの画家」と呼ばれている。銅版画による多色刷り印刷に手彩色を施した。ナポレオン1世の皇后ジョゼフィーヌがマルメゾン宮殿に営むバラ園でバラや他の植物の絵を描いた。

参考:1)フリー百科事典 ウィキペディア 「ルドゥーテ」
    2)NHK趣味の園芸 テキスト 2007年10月


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