楓荘日記

米女優サンドラ・ブロックの情報を中心に、洋画、日米ドラマ、本など、思いつくまま書いていきます。

EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE

2011-03-02 04:22:21 | サンドラ・ブロック

 BBSにも書きましたが、7月19日にオースティンのホテルで、サンドラ・ブロックがイギリス人監督スティーブン・ダルドリーとミーティングし、出演作に関して話し合ったようです。

 脚本らしきものを持ってホテルから出るサンディーとダルドリー氏。

  写真がデカかったな(汗)。すみません。しかも、あまりよく撮れてない。

  2人が話し合ったと思われるのは、ジョナサン・サフラン・フォア作"Extremely Loud and Incredibly Close"という原作の映画版。2001年9月11日の同時多発テロで父を亡くした9歳の子が、父が遺した謎の鍵を見つけ、それが何の鍵なのかを突き止めようとする話だそうで、サンディーは母親役。フォアは、2002年のデビュー小説「エブリシング・イズ・イルミネイティド」が話題になり、それは2005年にイライジャ・ウッド主演で「僕の大事なコレクション」という映画になっています。

 ダルドリーは、2000年に「リトル・ダンサー」で監督デビューを果たし、2002年に「めぐりあう時間たち」でニコール・キッドマンに、2008年の「愛を読むひと」でケイト・ウィンスレットに、それぞれオスカーをもたらし、ご本人も3作品すべてで監督賞候補になったという人。

 スティーブン・ダルドリーはこんな人。

 「リトル・ダンサー」 かなり好きな映画です。

 「めぐりあう時間たち」のジュリアン・ムーア ちょっと難しい映画だった記憶が。

 「愛を読むひと」の有名なシーン  未見ですが、近々観る予定です。

 さて、"Extremely Loud & Incredibly Close"ですが、IMDbによれば、

製作会社: パラマウント・ピクチャーズ/スコット・ルーディン・プロダクションズ/ワーナー・ブラザース映画

監督: スティーブン・ダルドリー

脚本: エリック・ロス(「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」)

製作: スコット・ルーディン

となっています。寡作ですが、ダルドリーの過去の作品、そして、脚本がエリック・ロスということで、スタジオも決まっていますし、あとは主役の男の子さえ選択を間違えなければ(これがかなり難しいかも)、かなり期待ができそうな気がします。私は、原作者フォアのデビュー作は原作も読み、映画も観ましたが、ちょっと癖のある作品ではあるものの、主人公の心情を大事にした作品だと思いました。ユーモアも爆笑タイプではなく、ひねりのあるユーモアだったなあ。

正直なところ、これまで、「めぐりあう時間たち」ではニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ、「愛を読むひと」ではケイト・ウィンスレット、という女優たちを起用してきたダルドリー氏とサンディーというのは、ちょっと不思議な組み合わせという気もしますが、わざわざ(かどうかはわかりませんけど)オースティンまで出向いているというところに熱意を感じたいです。

正式発表が待ち遠しいですね。

 UPDATE: 2010年8月23日

 米時間8月22日に一斉に報道されたようですが、本作の製作にゴーサインが出たもようです。共演はトム・ハンクス。撮影は来年1月でニューヨークで開始予定で、現在は少年役のキャスティング中とのこと。製作は上記のとおり、パラマウントとワーナーですが、米国内と国外の配給の分け合いはまだ決まってないそうです。

http://blogs.indiewire.com/thompsononhollywood/2010/08/22/extremely_loud_and_incredibly_close_greenlit_with_daldry_bullock_hanks/

 UPDATE 2: 2010年8月31日

 米時間8月29日におこなわれたエミー賞授賞式に出席したトム・ハンクスが、サンディーとの共演を楽しみにしている、とコメントしました。ビデオもあります。

http://www.mtv.com/news/articles/1646768/20100830/story.jhtml

 トム・ハンクスのコメント:「僕はサンドラにはボイスメールを残したんだ。(隣にいる奥さんのリタ・ウィルソンに)彼女をサンディーと呼んでいいかな? いいよね。彼女もオフィスにかけ直してくれたみたいだけど、とにかく、もうすぐにでも彼女と直接話したいよ。エリック・ロスの脚本がすばらしいんだ。読んだだけで、このストーリーに参加できるなら、それだけで光栄だと思えるような脚本なんだよ。(僕はサンドラ・ブロックの大ファンなんだ。彼女とは2~3回会ったことがあるだけだけど、ほんとうにすばらしい女優だよ。(リタとうなずきながら)僕たちは、『あなムコ』にせよ、『しあわせの~』にせよ、彼女の映画を観るたびに、共演できたら幸運だな、といつも思ってた」

 まだトム・ハンクスとサンディーの組み合わせはピンときませんが、こんなコメントを聞くと、俄然楽しみになってきました。あとは、早く主役の男の子を見つけてもらって、撮影開始のニュースを聞きたいですね。

 UPDATE 3: 2010年10月14日

 こちらのサイトでは、子役の募集をしており、サンドラ・ブロックとトム・ハンクスの息子役の9歳から10歳の男の子と、おそらくその友達などを演じる子供たちの応募を呼びかけています。
http://casting.backstage.com/JobSeekerX/SearchJobs.asp?SearchStartingPoint=MainSearchForm&txtaction=CREATE&ProfileID=&SubmitToSearch=Search&lctr=1&rvsd=-1&o1=2&p1=1&ipp=10&city=&fromsearchpage=True&kwrd=EXTREMELY+LOUD+%26+INCREDIBLY+CLOSE&kwdt=1&lcta=1&btnSearch=Run+Search+Now

 撮影は2011年1月にフロリダで開始、となっていますね。ストーリーの主な舞台はニューヨークのはずなので、フロリダは回想シーンでしょうか。映画の正式発表がありませんが、とにかく、この作品へのサンディーの出演は決定と考えてよさそうです。原作は入手したのですが、まだ読み始めていないので、そろそろ読まなくちゃ。

UPDATE 4: 2010年12月16日

 こちらのサイトによると、息子役に12歳の男の子が決定したそうです。

http://www.deadline.com/2010/12/jeopardy-wiz-kid-lands-lead-in-extremely-loud-and-incredibly-close/

 主役オスカー役に選ばれたのは、12歳のトーマス・ホーン君。9歳の役なので、小柄なんでしょうかね。この写真は、10月に人気クイズ番組「Jeopardy!」で1位になったときのものらしいです。

 あんまり…可愛くない? 演技経験については書かれていませんが、大手エージェンシーのICMとすでに契約しているそうです。11月にサンディーがニューヨークに行っていたのは、きっとトーマス君との顔合わせだったような気がします。とにかく、いよいよ本当に動きだしそうでうれしいですね!

UPDATE 5: 2011年1月4日

 キャストにベテラン俳優ジョン・グッドマンが決定したようです。

http://www.hollywoodreporter.com/news/john-goodman-joining-sandra-bullock-67800

 グッドマンが演じるのは、「主人公オスカーのアパートのドアマンで、オスカーの父の棺を掘り起こしに行く人」だそうです。この記事によれば、「冬に撮影を開始し、同時多発テロの10周年記念までに完成させたい」とあるのですが、10周年というのは今年ですよね。1月に撮影開始で9月に公開、というのはけっこう厳しいスケジュールのような気がしますが、『しあわせの隠れ場所』が4月ごろに撮入で11月公開だったことを考えると、視覚効果があまり必要ない作品なら可能なんでしょうかね。

 ジョン・グッドマンは1952年生まれ。日本で公開された最新作は『お買いもの中毒な私』、声の出演のアニメ『プリンセスと魔法のキス』、『スピード・レーサー』など。代表作はゴールデングローブ賞ノミネートの『バートン・フィンク』でしょうか。派手ではないけれど、こういうベテラン俳優が加わると重みが出ますね。

UPDATE 6: 2011年1月22日

http://blogs.indiewire.com/theplaylist/archives/2011/01/21/viola_davis_and_jeffrey_wright_join_extremely_loud_and_incredibly_close/

 また実力派の俳優さん2人が加わりました。『ダウト』でオスカーにノミネートされたヴィオラ・デイヴィスと、『シリアナ』などのジェフリー・ライト。どの役なのかは不明ですが、ますます楽しみになってきました。

ヴィオラ・デイヴィス

ジェフリー・ライト

UPDATE 7: 2011年1月25日 

 個性派性格俳優のジェームズ・ガンドルフィーニがこの映画の出演最終交渉中と報じられました。

http://www.deadline.com/2011/01/its-a-sopranos-big-screen-reunion-james-gandolfini-joins-david-chases-new-movie/

 演じる予定の役は、オスカーの母(サンディーの役)が、遺族会のような集まりで知り合う男友達だそうです。う~ん、この「男友達」が「新しい恋人」でないことをちょっと祈りたい気が。すみません。ガンドルフィーニおじさんは名優だと思いますけど、ロマンチックではないので。

 ガンドルフィーニは、人気TVシリーズ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」で有名ですが、いろいろな映画で渋いわき役をやっているようです。最近では、「サブウェイ123 激突!」。マフィアのような悪役もできるし、優しいおじさんも合う俳優さんですね。

ジェームズ・ガンドルフィーニ 1961年生まれの今年50歳。

 UPDATE 8: 撮影開始!

ワーナーブラザースが、3月1日付けのニュースリリースで正式に撮影開始を発表しました。全世界配給はワーナーとのことで、2011年の公開を予定とのことです。配役についても触れていますので、あとでまた書きますね。

http://www.businesswire.com/news/home/20110301005743/en/Cameras-Roll-%E2%80%9CExtremely-Loud-Incredibly-Close%E2%80%9D-Heads


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9 コメント

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Unknown (アクア)
2010-07-24 21:42:53
これはちょっと楽しみですね。
実現する可能性も高いのでは?

ちょうど最近『愛を読むひと』を観たばかりなので、個人的にはタイムリーな話題でちょっと嬉しいです。
で、それに関連して『めぐりあう時間たち』も観直そうと思っていたので、
私も近々この2作品の感想をしますね。

でも、楓さんの仰る通り、
この2作品に出演している女優さんたちを考えると、
サンドラはちょっと違いますよね。
意外な選択というか・・・。

今後の展開に期待!
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母と祖母 (104)
2010-07-24 21:51:08
おー!
待ちに待った新作情報ですね。
あ、ライアンとの再共演作の話も出てましたが。。

それにしても今回の作品。
今までのサンディにはない感じで良いのでは?
オスカーを受賞するとこういった機会が増えるという意味でも素晴らしい。

作品的には少年が主役なのでほんの少しの出演ですかねー。
母の役もいいけれど祖父も重要な?役のようなので祖母役もいいかも。
まぁ原作を読んではないのですが祖父の若いころの話とかもでるのかなぁなんて想像。
そこに祖母役で出るとか。。。

何にしろ作品をじっくりしっかり作る監督のようなのでずいぶん先の公開になりそうですね

私も「めぐあう時間たち」しか見ていないですけど何とも言えない空気感のある作品でしたよ。音楽も印象に残ってます。

ちなみに個人的にはオスカーを受賞したニコールよりもジュリアン・ムーアの方が素晴らしかったなぁ。
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アクアさんへ ()
2010-07-24 23:35:29
私もちょうど「愛を読むひと」のDVDを買ったところだったので、勝手に縁を感じたりしてました。
アクアさんのレビュー、楽しみにしてますね。

ニューヨークが舞台というのもうれしい。
ぜひ実現してほしいです。
今後の情報が楽しみですね。

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104さんへ ()
2010-07-24 23:39:15
Wikiで原作を調べると、確かに母親よりも、父方の祖父母が重要な役どころみたいな感じですよね。
ドイツ人のようですし、ドイツ語が話せるサンディーには合うかもしれません。
それぐらいの時代の役は経験ないですしね。

でも、私の願いとしては、やはり現代のニューヨークに生きる女性の役のほうがいいかなあ。
出番が多いほうがいいのですが。

IMDbでは2012年公開予定になっていました。とにかく正式に決まってくれて、撮影に入ってほしいです。
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やっと! (104)
2010-08-23 11:12:17
決まりましたね!
正直予想よりも早くて嬉しい驚きです(*^□^*)

しかし。。
個人的に。。。トム・ハンクスって好きじゃないんです^ロ^;
とにかくいい映画になることを願ってます。
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あとは子役 ()
2010-08-23 17:46:37
サイトによっては、両親役か祖父母役かまだ不明、みたいにしているところもありますが、どちらにせよ、助演的な役回りでしょうかね。

トム・ハンクスは意外でした。
とくに好きでも嫌いでもありませんが、サンディーとの共演があまり想像できないというか。
サンディーより8歳年上。
相手役の実年齢が年上なのは久しぶりかも。

原作自体も好き嫌いのはっきりするような小説らしいです。
サンディーは911のときに現場近くにいたわけで、思い入れはかなりあるのではないかと思いますし、スムーズに撮影に入ってほしいですね。
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確かに可愛くは。。。 (104)
2010-12-16 11:10:10
ないですね(笑)

この画像だと女の子みたいな線の細い顔してるなぁ。
まぁオーディションで選ばれたのだから大丈夫ですよね。

来月から撮影開始でしょうか。
助演ですが久しぶりの映画、めちゃくちゃ楽しみです!

時に賞レースシーズンですが何だか全く興味がもてません(笑)
昨年までは色々情報収集したものですが、昨年のサンディ参戦で燃え尽きたのかなぁ^ロ^;
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104さんへ ()
2010-12-16 21:44:29
小生意気そうな子・・・ですね(笑)。

「しあわせの隠れ場所」の撮影が2009年の春~夏でしたから、1年半ぶりの撮影ですね。
公開はIMDbによれば2012年になっていますが、なんとか来年末ぐらいに公開してほしいものです。9-11に合わせるなら12年になってしまうのかもしれませんが。

賞レース、プレゼンターの発表だけ注目しています。
あとは、すごく俗っぽく、ライアン・ゴズリングが受賞したら・・・とか想像したり(苦笑)。
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2月25日撮影開始 ()
2011-02-28 22:51:29
オスカーのレッドカーペットのインタビューで言っていましたが、25日が撮影初日だったそうです。
今後の情報に注目!
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