続・切腹ごっこ

~当ブログは更新を終了しました~

SEPPUKUシーン

2008-11-02 | ★レビュー(映像)
 前回の記事の通りすがりさんのコメントで紹介してもらった動画をうpする。

The Katana -  Soul of the Samurai Part 4 of 5


 2分40秒あたりから、死装束姿(裃は無し)の若いSAMURAIの切腹が見られる。血糊を使った演出はない。男らしいしっかりした顔立ちの、なかなかの男前だ。少し前のシーンでこの侍は激昂した主人から切腹を言い渡されている。彼を快く思わない者の罠にかかってしまったのかもしれない。
 切腹の場として選ばれたのはなぜか竹藪の中。竹の枯れ葉が積もる地面に直接正坐し、周囲には介錯人、見届け人などが窮屈そうに居並ぶ。身分はそれほど高くないのかもしれないが、野外ではなくせめて庭先で腹を切らせてやりたい。
 切腹人は勢いよく死装束の前を肌蹴‥、というより勢いよく乳首を見せる。そして三方の上の切腹刀をとる。短刀を分解し、刃だけに奉紙を巻き切腹短刀として設えたものではなく、脇差そのものに奉紙を巻いた感じだ。それを晒しが巻かれている腹に構え‥、気合いとともに腹に突き立てる。間を置かず介錯人が刀を振り下ろす。

The Samurai - pt2/10


 5分12秒あたりから、鎧の胴の部分を外した格好での切腹(たぶん十文字)が見られる。それに続いて死装束姿(少々黄ばんでいるようにも見えるが‥)の切腹も見られる。2つとも血糊の演出はない。

 残念ながら英語が得意ではないので、内容が分からない。
 通りすがりさんのコメントにあるように、SAMURAIやKATANAに関する海外のドキュメンタリーには、SEPPUKUの再現ドラマシーンが入ることがよくある。ところどころ小道具や衣装がなんとなくおかしかったりするが、これはこれで自分は好きだ。NIPPONらしく見せるにはどうすればいいか?と考えた結果の過剰な演出なんかも面白い。しかし最近は、物凄い勘違いをしているようなSEPPUKUシーンは少なくなってきているのかもしれない。

久しぶりに1週間更新が滞ってしまった。もう11月なんだな~ このところバタバタしてて精神的にも余裕がなくて、ゆっくりイラスト描くこともできない。もっとのんびりしたいな~‥

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