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バベットの晩餐会
この映画「バベットの晩餐会」をご覧になった方は、どうしてこの映画とムパタ・サファリ・クラブと関係あるんだろう?と思われると思いますが、実は直接は関係ありません。この「バベットの晩餐会」と「アウト・オブ・アフリカ」の両方とも、前回取り上げた小説家のアイザック・ディネーセン(イサク・ディーネセン)の作品というだけです。
小生は「バベットの晩餐会」を以前に見ており、今回「愛と哀しみの果て」を見たのですが、不勉強なせいか?同じ原作者によるものとは気づきませんでした。気づくきっかけとなったのは伊集院静さんの小説「アフリカの絵本上・下」を読み返すために、同じ内容の文庫本版の「アフリカの王 上・下」を読んでいて、小説の本文の中に出て来る「アイザック・ディネーセン」と言う人名に引っかかったからです。確かどこかで目にした様な?・・・
と言う訳で調べてみると、なんとこの「バベットの晩餐会」を書いたのも「アイザック・ディネーセン」であることが判明し、結局「アウト・オブ・アフリカ」の作者とも同一人物である、という驚愕の事実(小生にとっては)があきらかになりました。今回「アフリカの王 上・下」を読み返さなかったら、いい加減な小生は永久に気がつくことがなかったものと思われます。
そういう意味でも、この気づきのきっかけとなった小黒一三さんと、伊集院静さんに感謝しております。また「バベットの晩餐会」についても、ネタバレになっては面白くないので内容については触れませんが、「アウト・オブ・アフリカ」とはまた違った大変素晴らしい映画で、小生のお気に入りです。
「バベットの晩餐会」のファンの方は、「愛と哀しみの果て」もご覧になっている方が多いと思いますが、もしまだケニアに出かけていらっしゃらない様でしたら、ぜひともムパタ・サファリ・クラブを訪れてみて下さい。マサイマラには「愛と哀しみの果て」で目にした光景が拡がっています。
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