『一期一会』~こだわり工務店の社長ブログ~

地域密着工務店の二代目社長がお届けする、毎日の奔走日記。お客様の為にニシヘヒガシへ!!

手刻みの家

2015-03-15 14:53:53 | こだわり

こんにちは

今日は、地元の町内の集まりがありまして・・・・

そちらに参加してきました

今回のブログの題材は・・・「手刻み」についてです。

そう、これはうちの会社が創業以来ずっと継続して

家つくりをしているこだわりのポイント

 

今では、大工職人の減少、生産コストの削減などから

昔ながらの大工職人による、一本一本自分の手で墨付けをして

手で刻むってことがほとんどなくなりつつあります。

 

今の時代、間取りが決まり、工場で機械で加工する「プレカット」された

木材を金物で接合し補強するのが現代工法の主流です

 

しかしながら、うちの会社はその時代の流れには左右されず

家づくりの原点ともいえる職人の心、魂をしっかりと次代の若手にも

継承していき、そして日本建築の基本でもある、木と木をしっかり組む

伝統工法で家つくりをしていく考えがあります

 

木の性質を理解し、ひとつひとつ自分の手で考え、手刻みする家づくりって

素晴らしいことだとおもいませんか

「接合部を木の性質に合わせて強度を支える」といった技術的なことを考えると

「手刻み」技術の素晴らしさにはかなわない部分も多いのです。


柱と梁の接合部分には、金物を使用しない「長ほぞ込み栓打ち」という

伝統的接合方法を今も継続しています


プレカットの「短ほぞ」は、柱の位置決めやずれ止め程度の役割にしか過ぎませんので、

必ず、金物で緊結する必要があります。


この緊結する金物ですが、決して万能なものではなく、日本の高温多湿の環境により、

錆びて腐食が進む可能性があります。


また、場合によっては、金物が結露することで、構造材そのものを腐食させる結果となることもあります。

現在の釘や金物が健全な状態で50~100年以上持つことは、非常に考えにくいのです。


実際に、築100年にも大きく満たない建物を解体してみると、釘が脆くなっている状態で発見されるようで、

日本の伝統技術に熟達する大工さんが、「釘・金物を決して信用し過ぎてはならない」と言われる所以です。


また、構造材の接合部の至る所を金物で緊結し過ぎるにより、

木造の建物の特性として、本来備わっている、柳の木のような「しなやかさ」が無くなります

つまり、外力を上手に逃がすことが出来なくなるのです。

 

近代の木造建築に関わる材料や作業の合理化の中で、失われつつある日本の優れた職人技術と知識を

いかに残していくかが課題です。

 

弊社では、地場にある工務店として、今後も「手刻みの家」を推進していきます

 


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コメント (1)
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