ぐうたらさせてよ!(安寝の日記)

日常/演劇/宝塚/SMAP

単調になったらお仕舞いだ。

大好き!宝塚。(語ってみるよ。)

2004年08月23日 18時00分00秒 | エンゲキバナシ。
思いついたので語ってみるよ。演劇ファンの戯言。
参考:宝塚歌劇団公式HP




ワタクシ、海藤 輝は宝塚をはじめとする演劇が大好きであります。
母も祖母も大好き。
幼い頃からミュージカルファン。
でも宝塚は長じてからのファンです。
元々、関西出身ってのもあったのでしょうが、はまっちゃいました、
この人のせいで。

そう真矢みきさん。

この人、今でこそ色っぽい女優さんですが、
トップオブトップだった頃は超リアルな男役だったんですよー。
最初に見たのは秋田弁バリバリの芝居だったけど。
「ザッツレビュー!」、ファーストインプレッション。
これが一番最初に生で見たタカラヅカ。
テレビでは一路真輝サンのベルばらを観てましたが。
みきさんは、今までの宝塚にあった目蓋真っ青化粧を
しなかったリアリズム男役だったんですよ。

女装(失礼)をショーの中でしたり、早変わりしたり、
目まぐるしく表情を変える姿に魅了されたんですよ…。

はまって何年経ったか。青春時代は宝塚とともにありました。
(今でも青春)

ちょっとここ等へんを語ると長くなるので本題へ。
(まだ入ってなかったのか)

さて、我々宝塚ファンは、「まだ宝塚を観たこと無い、でも興味あるな」って人に公演を見てもらう際、
ちょっと不安でドキドキしちゃいます。

不安の内訳:
「あの公演って面白かったっけ…。」
「リピーター向けの作品だから、意味わかるかしら、心配」
「あーーー!石田作品は下品だからダメーーー!」
「よりによって植田シンジ作品を!これが宝塚なんて思われたくないわよ!(でも確かに宝塚的だけど!)」
「●●ちゃん、歌が(踊りが)ダメなのよね…下手糞だと思われたらどうしよ」

一番最後が重要。
宝塚ファンは、親のように身内のようにタカラジェンヌを
観ていますから、下手な子が悪目立ちした上、
宝塚全体が、下手糞だと思われたらイヤなのです。

まぁ、普通の演劇じゃありえないよな。

恐らく宝塚ファンがこのような心境に陥る原因は、

「宝塚は、ある意味閉鎖的である」
「宝塚はアマチュアリズムを許容した空間である」


と言うところに尽きると思います。

宝塚が閉鎖的なのは昔から言われてることですが、
それは恐らく男性の宝塚ファンの減少によるところも大きいでしょう。
戦前までは確かに男性ファンが多かったのですが、
今では、少ない少ない。
そのせいで、
「女ばっかりで固まりやがって。気持ち悪いぞ。」
って言う悪感情を持たせているのかも。
食わず嫌いの人ほどはまる場合はあるのですが。

その閉鎖性を無くそうと
宝塚歌劇団は、対外活動に手を広げていますね。
例えば、横尾忠則氏や天野喜孝氏に
ポスター依頼したり。
ポップスの人に作曲依頼したり。
つまりヘビーユーザーより、浮遊層のライトユーザー獲得作戦ですね。


その前にヘビーユーザーを大事にしろよ、と言いたいですが。


そしてアマチュアリズムのこともそうですが、
金取っといて、アマチュアですからって言い訳は無いだろ、
の声もあるわけで。

宝塚の創設テーマ自体が「花嫁修行、劇団員ではなくあくまで生徒」
なので、ファンも観たことの無い人に見せるのが不安になるんですね。

今まで自分たちが許容してきた問題点(技術面、レベル)について
指摘されるのではないだろうか。
我々の愛しているもの(それは宝塚全体に至るまで)貶されるのでは
ないだろうか。

そう言う不安を抱えているわけです。
一時期「所詮女の学芸会」と言われた屈辱の歴史が、ファンの潜在意識に刷り込まれていることは確かです。

昔に比べると、現在は生徒(タカラジェンヌたちのこと)の
技術は格段にレベルアップし、
他の演劇と比較しても劣らない、むしろ勝ってるじゃん(言いすぎだ…)くらいに成長しました。

でも、まだ、「私宝塚ファンなの」って
職場や学校で言えない人も多いんだよなぁ。

恥ずかしいことじゃないんだけど、
未だに、「あんなの好きなの?」って偏見抱いてる人
いるみたいですねぇ。

(人の好きなものを否定する人って、その否定された人自身も
否定してるって分からないのかしら)
(じゃあおまえの趣味を教えろよって言いたい)

だって未だに、「宝塚ってレズなんでしょう?」って
聞いてくる「おバカさん」いますから。

だから言いにくい、勧めにくい。

本当、信頼できる人にしか、オフラインでお勧めできない。

面白いんですけどねぇ。

そして、信頼して薦めた人にも、あれやこれや
お節介なほど説明したくなるなる。
だって嫌いになって欲しくないから。
否定されたくないから。

母が少し前に、知人を連れて芝居を観に行ったとき、
ちょうどジェンヌの一人の声の調子が悪くて、
「今、●●さんは風邪を引いてて…」
と説明したそうです。
本来なら、風邪を引くのだってプロとしてはダメなんだけど、
いつもは上手い人だったので、説明せずにはいられなかったんでしょう。
多分、聞かされた人は何とも思ってなくても。

宝塚ファンみんながこんな風じゃないですが、
要素は持ってるはず。(笑)

そう考えると、ちょっとウザイですねぇ(苦笑)。
私は宝塚だけでなく他の演劇も観るので
特にそう思うのかもしれません。

gooブログにパッと見宝塚ファンが少なそうだから
言えるんですがね。
(だから逆に「オススメ」出来るともいう)

こんだけ言っておいてなんですが、
一度観て欲しいな…。

今の時代、ストレス解消になる演劇って少ないと思います。
その少ないうちの一つが宝塚だと。









ヨン様より格好良いし。(しっ!毒吐き過ぎ!)

報告!

2004年08月23日 16時33分26秒 | Weblog
単なる報告。

ドリームランドへようこそ!byエンジニア(「ミスサイゴン」観劇記)の、
人物に対するリンク直しました。

九月三日からの宝塚月組公演が楽しみだなぁ。

あ、しなたまさんに私信。

宝塚の公演は、大劇場と東京劇場同じ演目やりますから、
前のレポートでも大丈夫ですよ。

宝塚ファンが陥る「説明したい病」とは、
「下手だと思われたらいやだな…」と言う思いなんですね…。