力士寿命を予測するのは至難のわざ。
先場所限りで引退した振分親方(元小結高見盛)のように36歳まで頑張る力士もいれば、30歳前にあっさりマゲを切る者もいる。
3月11日は東日本大震災が発生した日。
横綱白鵬は誕生日で、2日目に満28歳になる。
「もう年ですから」と苦笑いするときもあれば、「まだ若いですよ」と胸を張るときもあるが、ひとつの節目であることは間違いない。
28歳を境に急速に衰える早期熟成型と、これから盛りを迎える大器晩成型の2つにくっきり分かれるからだ。
前者は北の湖や貴乃花らで、いずれも28歳を過ぎてから2度しか優勝していない。
後者の代表は千代の富士。
28歳までは優勝8度だが、以降は23度も賜杯を抱いている。
白鵬はどっちのタイプに属するのか判断は難しいが、千代の富士型を目指しているのは明らか。
先月25日、故横綱大鵬の納谷幸喜さんが国民栄誉賞を受賞した。
大相撲界からは千代の富士に次いで2人目。
白鵬は首相官邸で行われた授賞式に大阪から駆け付け、遺影を持ってニヤリとした。
「3人目は自分ですよ」
この予告を現実のものとするためには、これからバリバリ勝ちまくり、優勝回数も大鵬の32度を超えなければいけない。
23度くらいでもたついてはいられないのだ。
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