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汚染水の移送作業を継続…福島第一2号機

2011-04-20 23:23:14 | 日記

福島原発
 福島第一原子力発電所の事故で、東京電力は20日、遠隔操作ロボットを使って17、18日に撮影した1~3号機原子炉建屋1階の動画を公開した。がれきが散乱し、人が入って作業するのは難しいことが改めて確認された。
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 水素爆発で特に建物が大きく壊れた3号機では、吹き飛ばされたはしごや、ぬれている床などが映っていた。ロボットは散乱するがれきや金属の板を乗り越え、行く手をさえぎる扉をマジックハンドでどけながら通路を確保して内部に進入。機器などを納めた扉が飛ばされて落ちるなど、損傷は大きかった。
 また、2号機では内部の湿度が99~94%と高く、ロボットが中に入ったとたんにレンズが曇ったが、がれきなどは落ちておらず、機材の損傷は比較的少ないと東電はみている。
 1号機では、入り口の二重扉から約40メートル奥のエレベーター付近まで進入。毎時50ミリ・シーベルトを超える高い線量を表示している計測器が撮影されていた。
 また、原子炉建屋内でロボットが浴びた放射線量は、1号機では50分間で18・9ミリ・シーベルト、2号機では2時間で6・46ミリ・シーベルト、3号機は不明だった。松本純一・原子力立地本部長代理は「人が入るには線量が高い。人が入る前に、内部のがれき除去、除染などを考えたい」と話している。
 2号機タービン建屋につながる作業用トンネル(トレンチ)では20日、放射性物質を含む汚染水を集中廃棄物処理施設へ移送する作業を継続した。東電によると同日午後6時には、トレンチにつながる立て坑の水位が午前11時より1・3センチ低下したと発表した。
(2011年4月20日20時54分
読売新聞)


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