晴走雨読

歴史認識

橋元大阪市長が従軍慰安婦について発言し、四方八方からたたか
れています。

別に彼の意見に賛同するつもりはありませんが、現在の価値観や
人権意識を基準として戦前の事を論ずるのはちょっとおかしいと
思う。

まず当時は公娼制度があったという事。売春が法律で認められて
いたのです。(廃止されたのは昭和30年代)

売春が当たり前のビジネスとして社会に浸透していた。明治以降
日本がアジア各地へ進出していった時、軍隊であろうと民間であ
ろうと娼館もセットで進出していった歴史があります。

昭和20年に日本は無条件降伏し、いよいよ進駐軍が上陸してく
るとなったとき、当時の政府は一番先に何をしたかというと、
米軍人向けの娼館を設置したのです。

上陸してきた米兵に一般の婦女子が強姦されては大変だからです。

日本軍に限らず、戦争で占領された場合兵士に婦女子が強姦され
るのは当たり前でした。終戦直前、満州に攻め込んできたソ連軍
の兵士に多くの日本人女性が強姦された事実もあります。

いい悪いではなく当時の社会の価値観はこういったものだったし
戦争というものはそういうものだったという事です。

日本軍だけが「性的奴隷」を行っていた訳ではなく、世界中の
軍隊が多かれ少なかれ同じような事をやっていたはず。

橋元市長の事を人権意識に欠けるとか女性蔑視だと批判する人が
いるが、それは論点が少しずれてる気がする。

例えば戦国時代、大名の子女はほとんど例外なく血縁関係を作る
ための政略結婚だったが、それをもって女性蔑視だと批判する人
はいない。

たった70年前だが現在と全く違う価値観社会制度だったのだか
ら現在の価値観で批判するのは的外れだろう。
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