晴嵐改の生存確認ブログ

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

涼宮ハルヒの憂鬱

2006年10月29日 | 読書
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とりあえず第一巻目の「憂鬱」を読んで、その後でヨウツベでアニメを見て、それが結構面白かったので、「溜息」以降の七巻も一気に読んだわけですが、やはり人気が出るだけのことはあるな、と。それが素直な感想ですね。
そりゃまぁ、どのお話も文句なしの面白さか?――と問われると、なかなか難しいわけですが。
ただ、凡人視点からの一人称であることと、学園ドラマという古典的とも言える舞台装置を基礎にしていることから、物語にスムーズに入っていけますし、これでもかと広げられた大風呂敷をどうやって畳むつもりなんだろう?とか、ハルヒや長門がどのような変化をしていくのだろう?とか、二年のクラス分けはどうなるんだろう?とか、将来へ向けての楽しみもいろいろ用意されていて、ついつい続きを読みたくなってしまうあたりは憎いなぁと思いますね。

ちなみに、既にあちこちで指摘されていることですが、この物語は兵庫県西宮市(阪急電鉄神戸線および甲陽線の沿線)を舞台としています。
少なくとも、甲陽園駅、西宮北口駅、夙川駅、芦屋川駅は、漢字表記を変更したり、名前を伏せたりして、作中に登場しています。
また、ハルヒたちが通っている県立北高は、兵庫県立西宮北高校がモデルになっているそうです。
その辺りを頭に入れておくと、例えば「憤慨」に登場する阪中は芦屋の高級住宅街に住んでいるらしいことがわかったりしますし、作中に登場する場所をロケハンして楽しんだりもできそうです。
あ、もしかしたら、そういうギミックも引っくるめて、このシリーズの面白さなのかもしれませんね。


■涼宮ハルヒの憂鬱 オフィシャルサイト
http://www.haruhi.tv/


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