1995年から1999年にかけて刊行された「幻の名著」の新装版です。アニメ企画と連動する形で再版されたことにより、こうして手に取ることができたわけですが、いや、面白かったです。
まぁ、マジメに考えたら、幾ら体重が軽くてペイロードを節約できるからといっても、女子高生を宇宙飛行士にはしないと思うんですよ。実際問題として、宇宙飛行士になるのは凄く大変なことですからね。
なので、細々としたことをあまりムキになってツッコんでも仕方ないというか、むしろ女子高生とロケットというあり得ない組み合わせから生まれる物語の妙を楽しむっつーのが正解なんじゃないかなぁと思ったりする次第です。
ぶっちゃけ、人命を軽々しく考えすぎなんじゃないのか?とか、幾ら何でもそれは無茶だろ?というシーンも結構あったりするわけですが、そこのところを引っくるめて、この作品の魅力なんじゃないかなと。
個人的には、第三巻「私と月につきあって」がお気に入りです。
実写でもアニメでもCGでも構わないので、劇場用作品として映像化されないかなと思っています。月への有人宇宙飛行というスケールの大きな話なので、劇場の大きなスクリーンで観てみたいですね。
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