ほっとする お茶の惑星

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300文字小説

2007-05-29 | Weblog
悪 魔 顔

休日、ショピングセンターをぶらぶらしていたら、会社の同僚と会った。
最近、仕事で上司と、うまくいってなかった私は、しばし彼と愚痴をこぼしあった。
彼も、その上司のことは快く思っておらず、二人の話は盛り上がった。
ふと見ると、すごくいやらしい顔をした男が、こちらを見ている。悪魔とでも言おうか、悪役で時代劇に出てきて、ひとめで悪い奴とわかるような顔つきだ。
はっとした。
それは、ウィンドーに映る自分の顔だった。気づいた瞬間、その男は消え、
いつも鏡で見なれた自分の顔になった。
(悪口はやめよう)と、その時、心底思った。あんな顔になっているなんて。
                       竹内 祐司(愛知県刈谷市・会社員44歳)

これを読んで、自分の顔が浮かびました。私も悪魔の顔になっている。
いっつも愚痴ったり、怒ったり、悪口をはいたり、あ~嫌だ~。
これからは、言いたくなったら、鏡を見るようにしょうかしらね。


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