星尋山荘's blog

彗星発見で知られたアマチュア天文家、故・本田実の最晩年の観測所です。

倉敷天文台の礎

2013-03-10 11:54:28 | 日記
 全国初の民間天文台、倉敷天文台が改装工事中です。
 1926年に創立した当時は、口径32㌢は、国内最大級でした。


 望遠鏡を支え続けた基礎を3月8日、創立者・原澄治氏(1878~1968年)のひ孫にあたる原浩之さんとともに拝見しました。

 レンガ積みで箱形になっていました。わずかに台形です。内部は空洞でした。北側に開口部(写真右側)があります。
当時の望遠鏡の駆動方式は、まるで鳩時計のような仕組みでした。
重いおもりの力を利用して、星の動きに望遠鏡を合わせていましたから、おもりを下げるための空洞が必要でした。
 いまでは電気とモーターを使って、微妙な速度調整や位置合わせが自由にできるようになっています。

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