9月1日(土)夜
倉敷から星を見る会の会場は、再び水島小学校でした。
天気予報では、曇りか小雨でした。
絶望的かと思われた夕刻に、奇跡的に晴れ間が広がりました。
校庭では、少年野球の練習が終わった頃でした。
望遠鏡の鉄製架台に興味を示した少年に、「夜7時からだよ」と教えました。
薄暗くなると、野球のユニホームのまま、サッカーのユニホームのままの少年たちを中心に、家族連れが集まってきました。
約70人も。
東の空には十六夜(いざよい)の月。
大きな双眼鏡持参の岡田さんの案内に、子どもたちは引き込まれました。
すると西の空の雲間に、火星を発見した少年がいました。
口径30センチでのぞき、小さく赤く輝く火星を観望。つぎに、おりひめ、ひこぼしと見ましたが、西の雲が動かず、ついに土星を見ることはできませんでした。
月面のクレーターが大きく見えると、「穴でいっぱいだね」「なんで黒いところがあるの」など、声が上がりました。
午後8時30分すぎまで星も見え、みんなの笑顔も見えました。
おりひめ(こと座のベガ)を見る子どもたち=9月1日、水島小学校