星尋山荘's blog

彗星発見で知られたアマチュア天文家、故・本田実の最晩年の観測所です。

星尋山荘を掲載した『高梁川』70号

2012-12-27 00:07:06 | 日記
本田実先生の生誕100年を来年に迎えて、「星尋山荘」を再開して以降の15年のあゆみをまとめた原稿が
「高梁川流域連盟」の機関紙『高梁川』に掲載されました。


書き出しは------------
星にものを尋ねる…、星尋山荘。
生涯に彗星十二個、新星十一個を発見(別表)したアマチュア天文家、故・本田實先生(一九一三年二月二六日~一九九〇年八月二六日)の最晩年の大自然に向かう謙虚な気持ちがうかがえます。一二〇八回目の観測日の夜、観測ノートの一九八八年一〇月三日の部分に「今日、星尋山荘と名付ける」と記されました。観測所の建設当初は「星の階段」、または「山小屋」と呼び、「倉敷天文台賀陽分室」の表札を掲げてもいました。
星尋山荘は、岡山県加賀郡吉備中央町岨谷(すわだに)の黒岩山(標高三八一㍍)山頂からわずかに南よりに建っています。
観測室中央のピラー上端中央部の位置は、
標高 三八〇・二七㍍
北緯  三四度四七分一〇・四七秒
東経 一三三度四三分三五・七七秒
=秋山測量設計事務所(倉敷市・秋山欣也社長)の測量。
星尋山荘は、はるか南方に瀬戸内海も見通せて、野鳥がさえずる場所に建てられました。周囲を緑の稜線に囲まれ、約一㌔西に二〇ワットの蛍光灯が見えるだけという暗さです。夜には天の川をはじめ無数の星ぼしが満天を埋め尽くします。
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8ページばかりですが、本田先生が発見された星ぼしのリストも紹介しました。

 「高梁川流域連盟」は、岡山県の西よりの一級河川である高梁川の流域の市町村や個人、団体などで構成されています。
 事務局は倉敷市教育委員会の生涯学習課にあります。
 機関誌『高梁川』についてのお問い合せは、
 高梁川流域連盟事務局
 メール edulife@city.kurashiki.okayama.jp
 電話 086-426-3845 FAX 086-421-6018

星尋山荘 @ 2012.12.27 00:07:06