日本キリスト教団 聖峰教会

苦しい心が少し楽になるために、聖書、詩、名言を紹介します。

共にいる

2015年01月07日 | 今月の御言葉・いのり・メッセージ
すこやかに過ごす日々も
病に苦しむ日々も
父なる神様の
変わらない愛のみての中
喜び唄う朝も
涙を流す夜も
父なる神様の
変わらない愛のみ手の中
おごり高ぶる時も
悔いくだける時も
父なる神様の
変わらないみ手の中

水野源三清選詩集「わが恵みに汝に足れり」より



聖 書

主よ、あなたはわたしを究め
わたしを知っておられる。
座るのも立つのも知り
遠くからわたしの計らいを悟っておられる。
歩くのも伏すのも見分け
わたしの道にことごとく通じておられる。
わたしの下がまだひとことも語らぬ先に
主よ、あなたはすべてを知っておられる。
前からも後ろからもわたしを囲み
み手をわたしの上に置いていてくださる。
詩篇139:1~5


水野源三さんは多くの詩を残されました。詩は文字として残された言葉です。その言葉を発すること自体ができなかった水野さん。水野さんの心の言葉をこの世界に生み出すために、水野さんのお母さんが五十音のシートを用いて、水野さんの瞬きを通して一文字ずつ聞き取られました。言葉を語ることも体を動かすこともできなかった水野さんの心の言葉の深さ、暖かさが伝わります。水野さんと共に生きた水野さんのお母さん、水野さんと共におられた神様。水野さんはその愛によって生き、その愛を伝えます。
 愛というのはどのような時も一緒にいる、共にいるということです。見放さないということです。自閉症の作家、東田直樹さんも、その著書や詩集で、ご両親がどんなに彼を愛し、共にいてくれたかということを書かれています。言葉を表現することや会話をスムーズにすることが困難な東田さんの言葉にも愛が溢れています。
 大事にしていきたいものはなんですか?大事にしたい人は誰ですか?たった一つのこと、たった一人の人を大事に、愛しぬいていく…共にいつづける…そこからまた愛が生まれます。

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