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当たり前の顔して幸福になる

節約、運用などについて書きます。

【オススメ】映画を撮りながら考えたこと/是枝裕和

2016-09-27 13:09:14 | 
映画を撮りながら考えたこと

何本か映画を観たこともありますし、テレビで話しているのも観たことがあって興味があったので読んでみました。
作品自体は、正直、面白いのもあればどうかなというのもありましたが、これを読んで見ると味わいが違うと思います。

ドキュメンタリーについてはほとんど観たことはないのですが、作り手側の考え、特にやらせについてのところは興味深かったですし、説得力がありました。
平易な語り口ですが、書かれている内容は深いと思います。
未見の作品も観てみたくなりました。


(ハズレ本)吸血鬼/佐藤亜紀

2016-09-21 19:23:50 | 
吸血鬼



独立蜂起の火種が燻る、十九世紀ポーランド。その田舎村に赴任する新任役人のヘルマン・ゲスラーとその美しき妻・エルザ。赴任したばかりの村で次々に起こる、村人の怪死とその凶兆を祓うべく行われる陰惨な因習。怪異の霧に蠢くものとは―。


新聞の書評で評判が良かったなと思い、内容は忘れましたが、読んでみました。
ミステリーっぽいのを想像していたら肩透かしでしたし、その世界観を味わうには、文体が合いませんでした。
文体は洗練されていますし、教養がなくても理解できる内容でしたが、味わえるというはまた別物のようです。
この一冊だけで判断するのは早計だとは分かっていますが、多分、この作家の本はもう読まないでしょう。


呪文/星野智幸

2016-09-08 12:23:23 | 
呪文



寂れゆく松保商店街に現れた若きリーダー図領。悪意に満ちたクレーマーの撃退を手始めに、彼は商店街の大改革に着手した。廃業店へ若い働き手を斡旋し、融資制度を立ち上げ、さらには街の自警団「未来系」が組織される。ほのかに希望の光が差しはじめた商店街に、誰もが喜ばずにはいられなかったのだが…。雑誌掲載時より話題沸騰、著者最高傑作!!


よくある風景から、一瞬にして変貌する世界。
「俺俺」でも似たような感覚がありましたが、違う切り口で迫ってきます。
「迷いがないって、素晴らしい」という心境が危ういことに、自戒せねばと思いました。
価値観を揺さぶる作品だと思います。


ラ・ミッション ―軍事顧問ブリュネ―/佐藤賢一

2016-08-29 10:22:22 | 
ラ・ミッション ―軍事顧問ブリュネ―


時は明治維新、徳川幕府に軍事顧問として雇われたフランス陸軍士官、ジュール・ブリュネについて描いてます。
ブリュネについては興味はなかったのですが、佐藤賢一さんの本はよく読んでいますし、時代背景も知っていたので読んでみることにしました。
読後に知ったのですが、映画「ラストサムライ」主人公のモデルにもなった人なんですね。

幕府側のフランス人からの視点で描かれるというのは新鮮でした。
他国で軍属を離れ、戊辰戦争まで戦ったフランス人がいたというのは驚きでした。
司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んだ人には楽しく読めると思います。


ハーメルンの誘拐魔

2016-08-14 15:23:30 | 
ハーメルンの誘拐魔


子宮頸がんワクチンの副作用を題材にした社会派ミステリー。
久しぶりにミステリーを読みましたが、文章の密度が薄く、読みやすかったです。
社会派と書きましたが、子宮頚がんワクチンの記述が一面的で物足りなかったです。
ミステリーとしても面白みにかけますが、合わせ技でそこそこ楽しめると思います。

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