栃木県足利市で1990年に当時4歳の女児が殺害された「足利事件」。
その再審第5回公判が22日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)であった。
菅家利和さん(63)を取り調べた森川大司(だいじ)・元検事(62)が証人として出廷した。
当時の取調べの際、録音されたテープが証拠として法廷で再生されたという。
今、おりしも、民主党の小沢幹事長の元秘書の石川衆議院議員も逮捕され厳しい取調べを受けていると言う。
私はそんな経験はないけど、どう落とせばいいかのすべてを知り尽くした百戦錬磨の、しかも頭脳明晰な検事たちが入れ替わり立ち代り追求してくるのだから、ひとたまりもない。
そして、自白(完落ち、というのだそうだ)するまで、あらゆる角度からあの手この手で尋問してくる。
心理学の世界だ。
検事たちは、状況証拠から、ストーリーを作り上げ、それに矛盾することを1点ずつ排除する形で、尋問してくる。
だから、ストーリーは、直接的な、明白な証拠が出てこない限り、検事たちの描いたものに仕上がっていく。
こんなことを思うと、警察や検察庁から発表される事件捜査の記者会見とか、新聞に掲載された記事なんて、ほとんど都合よく整えられた「うそ」なんじゃないか、とすら思えてくる。
冤罪。
これは、恐怖だ。
先の、小沢幹事長の政治資金規正法違反の問題があるから、民主党は、今国会に「取調べの可視化法案」を出さないのだという。
それもおかしな話だ。
小沢幹事長は確かに有能な政治家だろう。
でも、だからといって、元秘書が2人も逮捕された事態は尋常ではない。
私たち国民は、またか、と思ってしまう。
鳩山総理は、いったん辞してください、と小沢さんに幹事長辞任を求めるべきだ。
無罪が証明されたのなら、またカムバックすればいいだけのこと。
そして、すみやかに、「可視化法案」を出して、菅谷さんのような被害者を二度と出さない決意を国民に、謝罪とともに語るのが、総理の責任だと私は思う。
でないと、なんだか、このまま政権交代の熱い火が消えてしまいそうな、そんな気がするんだけど。
その再審第5回公判が22日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)であった。
菅家利和さん(63)を取り調べた森川大司(だいじ)・元検事(62)が証人として出廷した。
当時の取調べの際、録音されたテープが証拠として法廷で再生されたという。
今、おりしも、民主党の小沢幹事長の元秘書の石川衆議院議員も逮捕され厳しい取調べを受けていると言う。
私はそんな経験はないけど、どう落とせばいいかのすべてを知り尽くした百戦錬磨の、しかも頭脳明晰な検事たちが入れ替わり立ち代り追求してくるのだから、ひとたまりもない。
そして、自白(完落ち、というのだそうだ)するまで、あらゆる角度からあの手この手で尋問してくる。
心理学の世界だ。
検事たちは、状況証拠から、ストーリーを作り上げ、それに矛盾することを1点ずつ排除する形で、尋問してくる。
だから、ストーリーは、直接的な、明白な証拠が出てこない限り、検事たちの描いたものに仕上がっていく。
こんなことを思うと、警察や検察庁から発表される事件捜査の記者会見とか、新聞に掲載された記事なんて、ほとんど都合よく整えられた「うそ」なんじゃないか、とすら思えてくる。
冤罪。
これは、恐怖だ。
先の、小沢幹事長の政治資金規正法違反の問題があるから、民主党は、今国会に「取調べの可視化法案」を出さないのだという。
それもおかしな話だ。
小沢幹事長は確かに有能な政治家だろう。
でも、だからといって、元秘書が2人も逮捕された事態は尋常ではない。
私たち国民は、またか、と思ってしまう。
鳩山総理は、いったん辞してください、と小沢さんに幹事長辞任を求めるべきだ。
無罪が証明されたのなら、またカムバックすればいいだけのこと。
そして、すみやかに、「可視化法案」を出して、菅谷さんのような被害者を二度と出さない決意を国民に、謝罪とともに語るのが、総理の責任だと私は思う。
でないと、なんだか、このまま政権交代の熱い火が消えてしまいそうな、そんな気がするんだけど。